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メディアグランプリ

心に正直に動く時、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:野村 光恵(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「あー、行きたくない。」
 
義姉へ仕事をお願いするため、夕方に兄の家にお邪魔していた。
ちょうど帰宅していた高校3年生の姪っ子の制服姿を見ることができて嬉しい反面、バイトへ行く前にウダウダしている姿にちょっぴりイメージダウン。
 
「行きたくない。化粧を直すのも面倒。あー、行きたくない。」
 
ずっと、そんな風にずっとごねていた。
 
実は最近の密かな楽しみが、姪っ子がYouTubeにアップする歌や、twitterで見られるJKっぽい投稿。それらとはかけ離れた家で見る彼女の姿に、なんだか見てはいけない裏の顔を見てしまった気分だった。
 
ようやく、身支度を済ませてバイトに出かけていった。
 
彼女がバイトに行っている間に、義姉に高校3年でこれからどうするのかを聞くと、
真剣に歌手を目指していると、高校生活最後の「後夜祭」で歌う映像を見せてもらった。
 
大きなステージで1人。友達が盛り上がっている声がすごい!
撮影してくれていた子が盛り上がりすぎて、映像が揺れてステージ上の彼女がよく見えない。
会場にいる他の人たちが映ると、いつの間にか知らない人たちもみんなが盛り上がっている……。
 
彼女は小さな頃から、歌手になると言っていた。
だけど、中学に入る前ぐらいには、友達と同じようなものに憧れを持ち、なんとなく本気を出さないようになっていた。
 
それから、ちょっとした挫折を体験し、うまくいかない日常の中で「変わりたい!」と、心に変化が訪れて『前向きに、夢に向かって生きると決めた!』と話してくれた時、ものすごく感動した。
 
当時のことも思い出しつつ「後夜祭」の映像は、我慢しようと思ったけど自然と涙が溢れていた。
 
バイトから帰ってきた姪っ子に
「後夜祭の映像を観せてもらっちゃった! 感動して涙が出た。」
と伝えたら、
「え? 感動するような曲あったっけ?」と驚いていた。
 
好きなことに向かい、しっかりと生きる姿はとても輝いて見えた。
明確にやりたいことが見つかっていて、楽しみながら進めるなんて、とても幸せなことだと思う。
だからこそ、気持ちが伴わないバイトを続けることが勿体ないように感じられた。
バイト先を選んでいる理由も、家から近いこと。
その分、移動に時間をかけず歌に時間を使える。
 
夕飯後に、義姉にホームページ更新方法の説明をしていたら、
それを覗き込みながら、姪っ子が言う。
 
「いいな。私もそういうのがやりたい」
 
数時間前、バイトへ行くのをごねる姿をみているから、頼むのも心配。
とはいえ、彼女だからこそできる「なにか」がないのか……。
夕飯の時に観た映像から、ずっと考えていた。
 
『そうだ! 声を使う仕事なら頼めるかもしれない』
 
ちょうど、数日前のこと。
クライアントさまから「YouTubeの動画を増やしていきたい」と相談を受けていた。
お客様が子育て中のママが多いため、音声なら両手が空いているので、家事や育児をしながら学ぶことができるし、メルマガやブログのように文章を読むよりも、喜んでくれる人たちが沢山いる!
 
早速、姪っ子に聞いてみた。
 
「ブログ記事を読み上げて動画を作ってもらえる?」
 
目の色が変わっていた。
すごく真剣に話を聞いてくれた。
 
「1本試しに動画を作ってみて!」と、お願いして帰宅する。
 
驚くことに、ほんの1時間後ぐらいで
「動画、作りました!」と、LINEが届いた。
 
再生すると、爽やかな声は聞いている側の気分を明るくし、
雰囲気に合う音楽が使われているのも、さすがだった!
 
心に正直に動く時、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる。
あれほど、バイトに行くのが嫌だと言っていた時とは、まるで別人。
 
クオリティーが高く、私の想像を軽く越えていた。
 
5G時代の到来により、さらに加速する動画活用。
これから更に動画が求められる時代になっていく。
きっと必要とされると思って、クライアントさまにその動画を送る。
 
即返信があり、とても喜ばれた。
 
「凄くいい! ぜひ、バイトお願いします」
 
彼女の才能を活かせる仕事が作り出せることが、とにかく嬉しかった!
 
それから数日後、クライアントさまに彼女を紹介させていただく。
 
「なんでも、好きなようにやってみてね。
一緒に研究しながら、やっていこう。
自分のこれからの仕事にも、活かしていってね。」
と、ありがたいお言葉。
 
思う存分、ポテンシャルを発揮していってもらいたい。
 
クライアントさまの3冊の書籍は、ベストセラーとなっていて3冊目は10刷の重版。
メルマガ読者数も2万人を超えている人気の先生の文章をお届けする「声」の仕事。
 
姪っ子の優しくて明るい「声」が、家庭の中心であるママ達の心に響いていく……。
そして、ママから子供や旦那さまや、周りの人たちへと波紋のように届いていく……。
 
こうして、チームメンバーに女子高生で歌手を目指している彼女が加わった。
新しい視点で世界を見る存在が、どんな風に楽しみながら、好奇心を持って進めていってくれるのか、どんな化学反応が起きるか、楽しみで仕方がない。
 
既にYouTubeを使いこなし、マイクなどの機材もしっかりしているし、編集も得意とする。
 
いつか、彼女が自分のやりたいことを思う存分できるようになる時まで。
「すべての才能に輝きを!」といった理念の素晴らしい仲間に囲まれて、もっと才能を発揮して、人の役に立つことで、感謝される豊かさをどんどん経験していって欲しい。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-10-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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