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あなたの心、乱れていませんか?


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あなたの心、乱れていませんか?
 
記事:櫻木聖子(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
「教室の乱れは心の乱れ」
よく中学校の先生が言っていた。
机が縦横きれいに並んでいなかったり、通路に荷物が散らかっていたり、机の上に物がたくさん置いてあったりしたら、先生は綺麗になるまで授業を始めなかった。
そんなに綺麗にしても変わらないでしょ、と当時の私は内心思っていたけれど、少し大人になってから先生が何故あんなにも口酸っぱく言っていたのか理解できるようになった。
 
学生時代こんな経験はなかっただろうか。
私が高校生の時によくやってしまったのは、試験期間に限って勉強に手を付ける前に部屋の掃除をしてしまうことだ。
いざ机に向かって勉強を始めようとすると、色んなものが視界に入って集中できなかったのだ。
その結果仕舞い忘れた洋服や溜まりに溜まったプリントなどを整理しはじめ、だんだん夢中になって気が付けば家全体をクイックルワイパーで綺麗にしちゃうなんてことも。
それが一通り終わってから気持ちよく勉強がスタート。
大事な勉強時間を犠牲にして、勉強をするための環境づくりに時間を充ててしまっていたというわけだ。
勉強をするための環境が整っていないから、集中できないということ。
これは「教室の乱れは心の乱れ」の典型的な例だと思う。
 
大学生になってから、「教室の乱れは心の乱れ」がいかに正しいのかを知った。
高校生までとは違って、大学生になると大学の講義やアルバイト、遊びなど必然的に自分でスケジュール管理をすることになる。
大学の講義を中心に自分のスケジュールを組み、生活をしていくわけだが、私はそれが上手くいくときと上手くいかないときの差が激しかった。
同じスケジュールでも何故か調子がよくなかったり、気分が上がらなかったり。
全部がどうでもよくなってしまったり、何をするにも脱力感が強く、やる気が全くでなかったり。非常にだらしない生活を送ってしまうことがあった。
 
さて、そんなの私の部屋はいったいどうなっていただろうか。
 
まあ、当然の如くそれは物の見事に散らかっていたのだ。脱ぎっぱなしの洋服に、あちこちに置かれた教科書たち。ベットシーツもぐちゃぐちゃで、物は出しっぱなし、棚は開きっぱなし状態。
 
そんな自分にやっと嫌気がさし、このままではまずい、と私は起き上がる。
ではまず初めにすることは何だろうか?
 
散歩に行く? 何かを食べる? シャワーを浴びる?
 
もうお分かりかもしれないが、やはりまずすることは部屋を綺麗にすることだった。
洋服や教科書は元の場所に仕舞い、ベットシーツは綺麗に整え、最後にクイックルワイパー。
窓を開けてきれいな空気を流し込み、日光を浴びる。
 
それだけでネガティブな気持ちは一気に晴れた。
 
しかし、これではネガティブな状態になって初めて掃除に取り掛かっているように思える。
正直これでは手遅れだ。
 
そこで、私は自分の部屋の状態を心の指標にするようになった。
指標にするためにまずは部屋を自分史上最強の空間にすることから始めた。
家具の配置やら、物の置き場所やら、ありとあらゆるもののベストポジションを探し、満点のお部屋を作るのだ。
1年以上着ていない洋服はすぐに売りに出したり、いらないと思ったものは容赦なく捨てて、極力物を置かないようにした。
それができたら、そのベストな部屋の状態を保つように意識をした。
例えば、いつも置きっぱなしにしていた洗濯物は後で仕舞おうではなくてすぐにタンスに仕舞ったり、外から帰ってきたら荷物をポイっておかないで決めたところに置いたり、夜寝る前には毎日クイックルワイパー(これが大事で、スッキリしますよ)をかけたり。
 
しかし、やっぱりめんどくさいなと後回しにしてしまうこともある。
めんどくさいからいいや、って思った日には当然部屋は乱れ、自分の心も乱れ始めていた。そんな時こそこの指標で客観的に自分を見ることで、今の自分はこういう状態なんだなと認識し、悪化することを防ぐことができる。
 
「教室の乱れは心の乱れ」ならぬ「部屋の乱れは心の乱れ」を意識するようになってから、大きく変わったことがある。
それは、自分の感情のコントロールがしやすくなったこと、そして1日の生活の質が上がったことだ。
綺麗な部屋で朝目覚め、日光を浴び、着替えて、パジャマをたたみ、ベットメイキングする。それだけで、ポジティブに1日のスタートを切ることができる。
 
良く聞く言葉だったかもしれないが、ぜひ自分のお部屋を、そして自分の心の状態を見つめ返してはいかがだろうか。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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