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無印良品とあの有名なプロ野球選手の共通点とは?

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小島雄也(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「なんであなたはこんなにゴミを溜めるのですか?近隣の方の迷惑を考えたことありますか?」
アナウンサーがそう質問すると、60代ぐらいの男性が「うるせぇ!ゴミじゃねぇ。おめぇに関係ねぇだろ!」とかなり怒った様子で答えていた。
昼間から暇でワイドショーを見ているとゴミ屋敷の特集をしていた。
 
変な人だなぁとテレビを見てぼやいていたが、自分の部屋を見たらそんなこと人に言えないと思った。部屋の床は雑誌、ゲームだらけで、足の踏み場が殆どない。頻繁に友達が出入りして家飲みするため、机にはタバコでパンパンの灰皿、ビールの空き缶、ペットボトルが山のように無造作に置かれていた。何日前のものなのか分からないカップ麺の残りなども置いてあった。これは僕の専門学校時代の話しである。
 
そんな準ゴミ屋敷のようだった生活も15年が経ち、今ではキチンと整理整頓され髪の毛1本落ちていないような部屋に住んでいる。家では整理整頓係になっている。
 
こうなったのにはあるキッカケがある。21歳のときに専門学校で国家試験対策をしていたときのことである。友達と4人ぐらいで図書館のテーブルに座って、問題をだしあっていた。その中の1人の友達がメモを取るためペンケースからボールペンを取り出した。そのペンケースの形があまりに綺麗だったので友達に「それどこのケース?」と食い気味に聞いた。そこでその商品が無印良品のものだと知った。そのケースは半透明の長方形でシンプルな作りのごく普通のものだったが、とても惹かれた。
その彼はペンから鞄、ノート、服も無印良品を使っている、いわゆる「ムジラー」だった。その当時はそんな名前はなかったのだが。
 
ある日、ひょんなことから彼の家で鍋パーティーをすることになった。みんなでワイワイ買い出しをして彼の家に到着して部屋を見たとき、「部屋めちゃくちゃ綺麗やな。僕の部屋と全然違うわ」と彼に言った。僕は予想していなかった。精々、文房具ぐらいだろうと思った。ところが、棚、冷蔵庫、洗濯機、テーブルなど何から何まで無印の商品だった。統一感があってあまりに綺麗だったので僕はとても感動してしまった。それから無印良品が好きになり度々、お店に行くようになった。
 
なぜこんなに惹かれるのかずっと考えていた。何かを見た時と近い感覚があったのは分かっていたのだが思い出せずにいた。
 
ある日テレビを見ていた時「これだ!」と思ったことがあった。それはWBC(ワールドベースボールクラシック)でイチローが決勝打を打って日本代表が優勝したときに思い出した。小さい頃から野球部に入っていたのでイチローは野球少年にとって憧れの存在だった。メジャーでは数々の大記録を打ち立てている。通算2000本安打でも偉業とされる中、通算4000本を打つなど本当に信じられないことばかりである。僕はプレースタイルだけでなくその所作がとても美しいと思っている。とにかく「無駄がない」のだ。ベンチからバッターボックスに入るまでに同じように歩き同じストレッチをして、あの弓を弾くようなイチローポーズをするまで一切の無駄がなくとても綺麗だ。驚くことに試合だけでなく生活でもルーティンがあり一切の無駄がないと聞いたことがある。昼ごはんは10年以上もカレーを食べている。家から球場に入るまでのスケジュールも、やることも全て決まっている。あまりの正確性からチームメイトが時計代わりにイチローの動きを見ていたという逸話まである。
 
このイチローの正確で無駄がない所作が無印良品の一切の無駄がない製品作りとバチッと重なったのだった。例を挙げると沢山あるが必要最低限の無駄の無いデザインというのはどこか惹かれてしまう。
 
数年前に他社の炊飯器を買ったのだが、早炊きをするのにボタンを5〜6回も押さなければならない。炊き方も硬めか普通か、柔らかめかいちいち選択しなければならない。微妙な違いがわかる人なら素晴らしい機能と言えるが、馬鹿舌の僕にとっては面倒でしかない作業だ。無印の炊飯器なんて全然無駄がない。ボタンを1つ押せば炊飯が開始される。それでいいのだ。そして、どんな内装の家にも合うシンプルなデザイン性がある。そして、日本の家のサイズに合うように作られているので、気持ち良いぐらいにピッタリ収まる。
 
例の友達のペンケースから始まった僕の無印好きは、今ではテーブル、大きな棚、収納ケースなど殆どが無印商品で埋め尽くされている。今では立派な「ムジラー」の仲間入りをしたと自負している。家では整理整頓係として年に数回ある無印良品週間を楽しみにしている。
 
こんなに絶賛すると無印の広報だと疑われるかもしれないが、部屋が片付けられなくて困っている方は無印良品の収納用品を使ってみてはいかがだろうか?
 
 
 
 
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2021-02-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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