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旅支度をするように仕事を楽しむコツ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:空飛ぶぺんぎん(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
旅行が好きだ。
現地を堪能しているときだけでなく、旅行に行く前の準備をしているときのわくわく感が好きだ。
 
ガイドブックやネットで行きたい場所やお店を調べる。
現地にたどり着いた自分を想像しながら、洋服を選んだり持ち物リストを作って、準備をする。
誰に頼まれるわけでもなく何時間でもその土地について調べたり考えることができてしまうし、最終、スーツケースに放り込んだ荷物とにらめっこしながら、どうやって荷物を減らすのかを考える工程でさえも、楽しい。
現地を思う存分楽しむため、トラブル対応だって万全にする。
万が一盗難にあったとき、災害にあったときどうするか、事前にちゃんと考えるし、調べもする。
 
このように、目的地を決め、行った時の状況を想像してわくわくしながら、念入りに準備をする。でも、思いっきり楽しむために、困ったときのことも想定する。
 
そんな旅支度は、最高によい仕事ができるときの条件にも通じる。
仕事だって旅支度のように前向きに準備ができたなら、わたしたちはきっと最強によい仕事ができる。
 
しかし、残念なことに、わたしたちは、仕事では「やらなくてはいけない」ことたちに囲まれていて、いつでも前向きに、わくわくしながらなんていられない。
 
「やらなくてはいけない」ことは、「やりたいこと」と違って、なかなか力はわかないものだ。想定が甘くなってしまうとか、先送りにしてしまうとかいったことがよくある。
 
わたしたちは、「やらなくてはいけない」ことを前にして、「やる気」をみなぎらせて取り掛かることは難しい。そして、「やらなくてはいけない」と思えば思うほど、わたしたちの「やる気」はそがれていく。
「やる気」と「やらなくてはいけない」は反比例の関係にある。
 
どうして、「やる気」は出さなくてはいけないときほど出てきてくれないのか。
それは、わたしたちの思考方法に原因がある。
わたしたちは、つい「現在」をどうにかしようとする。
今、こんな課題があるからなんとかしよう、そろそろ怒られるから手をつけよう、といったように対処療法で行動してしまいがちだ。
 
そんな「現在」を起点に行動を考える思考方法を「フォアキャスティング」というが、わたしたちは、日々、「フォアキャスティング」を使っていることが多い。
目の前に課題があるのだから当然のことではあるが、課題をなんとかしようとするとき、わたしたちは義務感にかられる。
 
「『したい』からする」のではなく「『やらなくていはいけない』からする」になってしまうのだ。わくわくなんてするわけない。
 
そんな取り扱いが難しいわたしたちの「やる気」だが、どうせならやるなら「やらなくてはいけない」ことにも、わくわくしながら取り組みたい。
 
そんなときには「バックキャスティング」で考えてみるといい。
「バックキャスティング」は、ありたい未来を想像して、それを起点に現在の行動を考える思考方法だ。
旅支度のときのように、旅する自分を想像して現在の行動を考えるのだ。
「バックキャスティング」で考えると、「やらなくてはいけない」ことだって、「やる気」を持って行動できる可能性がある。
 
例えば、わたしは自営業なので、経費を自分で月ごとにシステムに入力している。
毎月入力した方がよいのだが、優先順位が低く、毎月ちゃんと入力することができていない。こまめに入力してくださいね、と税理士さんに会うたびに言われる始末だ。
 
経費入力できない問題。
これはわたしにとって、やらなくてはいけないけれど、やる気が出ない最たるものである。
 
経費入力できない問題をバックキャスティングで考えてみる。
 
ありたい未来は、「毎月経費を入力できている」状態だ。
入力できている状況を想像すると、やるべきことをしっかりできる自分に肯定感があがるし、さくさく仕事を進められていることに達成感さえ感じられる。
入力できている状態を想像していると、不思議なもので、よし、やってみようかと前向きな気持ちになってくる。
毎月の経費の入力をするにはどうしたらよいだろうか?
 
入力する日を決めてしまえばいい。
そうすれば、まだ入力していないことに焦ったりしなくてもよいし、ああ、やれていないわたし、ダメな子、なんて気持ちにならなくて済む。他の仕事にも集中できそうだ。うん、悪くない。
 
このように、やる気のでないことに対してもわたしたちは思考方法を変えるだけで、前向きに取り組むことができる。
 
ステップは次のとおりだ。
 
1 バックキャスティングで、理想の状態を想像する
2 理想の状態にあるときの気持ちになってみる
3 理想の状態に近づくための必要な行動を考える
 
コツは、理想の状態にあるときの気持ちを十分味わうことだ。旅に出た自分を想像するように、理想の状態に浸ってみる。
それがステップ3の行動へとつながる原動力になる。
 
「経費を入力する日を決めてしまう」我ながらよいアイデアだ。
 
旅支度をするように仕事を楽しむコツ、ぜひお試しあれ。
 
 
 
 
***
 
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2021-03-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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