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ライティング・ゼミよ、ありがとう!


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:亀村佳都 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
鉛筆を握って、ピタッと止まった右手。
机の上には、何度も消しゴムで消して薄汚れた原稿用紙。
放課後の教室に、生徒は私一人。
 
「将来の夢」などをテーマに小学校の卒業文集で覚えているのは、何を書いたかではなく、夕陽に照らされたオレンジ色の教室の風景と、最後の一人になっても、まだ書き終わらずに焦った気持ち。
 
「作文なんて大嫌い!」
作文に対する苦手意識を抱いたまま、私は学生時代を過ごした。
 
ところが、社会人になると、広報誌や業務報告などを書く機会が否応なしにやってきた。プレゼンをするにも、企画書を作るにも、書くことから避けられなかった。なんとか書き上げるものの、子どもの頃の苦手意識は変わらないままで、「面倒くさいなあ」といつも思っていた。
 
昨年末、「天狼院書店」でライティング・ゼミが開講されるというfacebookの広告に目が留まった。インターネットから得た情報だけでは決められなかったが、京都にある店舗に行き、スタッフから説明を聞き、「やりがいがありますよ」と後押ししてもらったことで、「やってみよう」と、申込を決めた。
 
いざ、講座が始まった。
 
ライティング・ゼミでは、第三者に2,000字の文章を最後まで読んでもらえるようになることを目指している。そのため、受講者は、8回の講座を受ける。作文の書き方を習った記憶がない私には、講座の内容はとても新鮮だった。
座学だけでなく、2,000字の文章を週に一度提出することも課されていた。提出した課題文には、天狼院書店のスタッフからコメントが返ってきて、「面白かったです!」というメッセージとともに、最後まで読んでもらえるだろうと判断された文章は、天狼院書店のウェブサイトに掲載される。
掲載に値しない文章に対してもスタッフによるメッセージが添えられ、次の作文への学びとすることができる。
 
受講した日から、私の毎日は、作文を書いて提出することが最優先になった。
書くのに時間がかかるため、度々徹夜をした。20年ぶりに学生に戻ったようだった。
「自分の考えを言葉で記すことは難しいな」と感じながらも、課題文を取り組むうちに、だんだんと書くことが苦痛ではなくなってきた。これだけでも、私には受講した甲斐があった。
 
予想もしなかったのは、文章を書くことを生活の中心に据えたら、生活全体にメリハリができたことだ。講座を受けた4ヶ月間を振り返ると、作文以外にも、たくさんのことに取組んでいた。
 
まず、図書館で本を借りるようになった。詩や論語など言葉に関する本に興味を持ったほか、科学や経済にまつわる本も手にとるようになり、読書量が増えただけでなく、興味の幅も広がった。
 
また、週に5日、ジムのプールへ真面目に通うようになった。月に3回しか行かなかった昨年と比べると大違いだ。「運動しよう」と思ってもなかなか通えなかったのに、「仕事と作文の合間の休憩に」と気晴らしで通ううちに、ジムへ通うクセがついた。その結果、1ヶ月に1キロずつ、合計4キロ痩せた。
 
毎週やってくる課題文の提出に合わせて1週間の予定を立て、優先順位を決めて物事に取りかかるようになった。作文に集中して取り組むことで、「やりたいこと」「やるべきこと」をする時間を確保していると、必然的にネットサーフィンなど無駄に過ごす時間が減った。
 
受講したライティング・ゼミのキャッチコピーは「人生を変えるライティング・ゼミ」。受講する前は、「作文への苦手意識を少しでも減らせたらいいな」と思っていた。作文が書ける、書けないで「人生を変える」ことまで、期待していなかった。
 
受講し終えた今、フライパンにこびりついた焦げのように、30年以上私の心から離れなかった苦手意識を手放すことができた。定期的に運動して、ベルトの穴が二つ移動するというご褒美もあった。何より「一生懸命に、時間を割いて取り組むこと」の充実感を味わえた。
 
毎日の時間の過ごし方を変えるきっかけを与えてくれたライティング・ゼミは、本当に人生を変える力を持っていたのだ。
 
講座を終えて、「この秋こそ、イタリア語検定1級に合格する」という次の目標ができた。毎年、新年に掲げるだけの目標だったけれど、今の自分なら、達成できるような気がする。
 
やればできる、と前向きにさせてくれたライティング・ゼミ。
人生は変えられる、と伝えてくれたライティング・ゼミ。
この講座に出会えてよかったと心から思う。
ライティング・ゼミよ、どうもありがとう!
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 




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2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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