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洋服を選ぶのが苦手なら、ファッションコンサルを受けるべし


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:岡田ゆかこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「何その恰好?」
「もっと違う色を着たら?」
「似合っていない」
 
これらは、私が服を着たときに言われた言葉だ。
昔から自分のファッションセンスには自信がなかった。
ファッション雑誌は読んでいたのだが、何をどうすれば良いのか全く分からない。
 
出来れば言いたくないのだが、最近まで母親に服を選んでもらう事が多かった。
母親の選ぶ服なら失敗がないと思っていた。母親は、同級生のお母さんたちの中ではオシャレで、それを小さい頃から側でずっと見てきたからだ。
 
実際に「似合わない」と言われたのは、私が自分で服を選んだ時だった。
だから、一人で服を買いに行くことは私にとってはプレッシャーだった。
また誰かにダメ出しをされないかと不安な気持ちになる。
特に母親にダメ出しをされるのが怖かった。
自分の事を認めてもらえない否定されたような気持ちになるし、傷つくからだ。
 
でも、もう、さすがに40代だし、自分一人で服を選びたい。
自分で洋服を選べないことが、まだ親離れできていない未熟さを突き付けられるようで嫌だった。
 
これを解消するには、やはりオシャレな人に手取り足取り教えてもらうのが良いのだろう。
できれば、理論的に似合うものを教えて欲しい。
そう思い、ファッションコンサルタントを探すことにした。
 
ネットで検索して色々探すも、なかなか自分がピンと来る方が見つからず。どうしようか、と思っていた矢先にFacebookでファッションコンサルを受けた感想を目にした。
 
その方の投稿は以前から見ていたのだが、どんどんオシャレに可愛くなっていると思っていた。私も、同じところでファッションコンサルを受けたい!と思い、早速どこのサロンでコンサルを受けたのか聞いて申し込むことにした。
 
メニューはいくつか種類があり、代表的なものは3種類だった。
パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断だ。
パーソナルカラー診断とはその人の生まれ持った肌に調和する色は何色なのか知ること。
骨格診断とは生まれ持った身体のラインや質感を知り、どのような形の服や素材を選べば良いのか知ること。そして、顔タイプ診断とは顔のパーツのバランスや輪郭などの特徴から似合うテイスト(カジュアル、きれいめ等)の服を知ることだ。
 
パーソナルカラー診断は過去にやったことがあるし、骨格診断はネットや雑誌で目にしたことがあるので、まずは自分にとっては目新しい顔タイプ診断をお願いすることにした。
 
3カ月待って、予約当日。
 
サロンに着いて、最初に「自分のなりたいイメージ」や「どのように見られたいか」、「芸能人は誰が好きか」などお話をした。
 
その後、顔写真を撮影して、パーツの大きさやバランスを計測してもらった。
 
顔タイプ診断は、「子供顔か大人顔か」、「輪郭が曲線的・直線的なのか」によって8つのタイプに分かれる。私は、「大人顔」で「曲線的と直線的の間」である「ソフトエレガント」と診断された。
 
ソフトエレガントタイプは、柄は無地(大柄は苦手)でカジュアルよりもキレイめでシンプルな服が似合うとアドバイスされた。
 
私はそれを聞いて納得した。
 
会社を結婚退職してから約10年、私はカジュアルな服ばかり着ていた。それは専業主婦となり、出産をして子供と行くのは公園や森の散策、児童館で、汚れても良いカジュアルな服を着ようと思っていたからだ。
 
でも、カジュアルな服はどれを買っても自分に似合う感じがしなかった。
どれも野暮ったく見えるのだ。
周りは「似合わない」と言うし、自分のセンスがずっとおかしいと思っていた。
だが、私の顔のタイプから判断してカジュアルな服は似合わなかったのだ。
ずっと感じていた違和感が解消されて気持ちがスッキリした。
やっと前に進める気がした。
 
顔タイプ診断を受けてファッションの方向性が分かったので、より自分に似合うものを知りたくなり後日パーソナルカラー診断や骨格診断も受けた。
 
15年程前にパーソナルカラー診断を受けたことはあるのだが、ずっと上手く活かすことができなかった。今回3種類の診断を受けてみて、それぞれ違った角度から自分の似合うものを知ることができた。情報は多いほうが、より上手く活用することができると感じた。
 
自分に似合う色(パーソナルカラー)、似合うテイスト(顔タイプ診断)、似合う形や素材(骨格診断)、この3種類を満たすものを探せばよいので、洋服選びに失敗がなくなった。
 
さらに、先日1年半ぶりにお会いした方に
「雰囲気が変わりましたね。どなたか分からなかったです!」
と言われたりもした。
 
一番嬉しいと感じたのは、自分が服を選ぶことに“楽しさ”を感じられるようになったことだ。
 
そろそろ秋冬物の服が店頭に並びはじめる。
次はどんな服を買おうか。それを考えるのが楽しみだ。
 
もし、私のようにどんな服を選んだら良いのか全く分からない方がいたら、どんなものが似合うのか知るために診断を受けてみたらいかがだろうか。
きっと、今は服を選ぶのが苦手でも、診断後は“楽しみ”に変わるに違いない。
 
 
 
 
***
 
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2021-08-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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