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アラフォー女子、初めて日傘を買う


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記事:板井さやか(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
猛暑を通り越して酷暑と言われる今年の夏、初めて手にしたアイテムがある。
日傘だ。
アラフォー女子としては恥ずかしい話だが、これが私にとっての初の日傘だ。
 
生まれ育った北海道は近年こそエアコンが必要なほどの暑さになったが、私が住んでいた頃は1年のうち気温が30℃を超える日は数日で、痛いと感じるほどの日差しもなかった。
子供の頃は真っ黒に日焼けしていたが、外で遊ばなくなってからは日に焼けることもなくなった。
さらに学生時代の留学先のヨーロッパでは、日焼けしていることが良いとされ、みんなこぞって日に当たり、積極的に日焼けをしていたので、その考えに影響され目指せ小麦色の日焼け肌女子になった私は日傘とは無縁の人生を送ってきた。
 
そのため、日焼け推奨派である私は母や先輩、友人が「くもりの日でも紫外線は降り注いでいて日焼けはする」、「日焼けをしたところにシミがでてくる」と教えてくれていたのに、頑なに日焼け対策をしていなかった。
ベトベトした感じが嫌で日焼け止めも塗らず、眩しさ対策としてサングラスをするのみ、
心の中で「日傘は美白信仰の表れ」とひとりアンチ日傘を気取っていた。
デザインの多くがレースやフリフリなどかわいすぎることも、私が日傘に見向きもしなかった理由だ。
 
しかし、そうともしていられない状況になった。
以前はオフィスに出社するときは朝早く、また帰宅も夜になってからと日中の日差しの強い時間に外に出ることはなく、たまにランチで外に出て暑いなと思ったり、夜のニュースで日中の映像を見て今日も暑かったんだなと思うくらいだった。
だが、コロナ禍になってからは、時差出勤や、午前あるいは午後のみ出社という、これまでとは違った時間帯、特に日差しの強い時間に外に出る機会が増えた。
炎天下では駅まで歩く5分が本当に辛い。
まず、部屋を出た時にもう体が汗ばみ始め、外に出たら歩く前から汗が止まらなくなる。
日陰を歩こうとも、暑さはあまり変わらず、途中で遭遇するエアコンの室外機や工事現場はまるで修行ポイントのようだ。
直射日光の当たる頭や腕には痛みを感じ、さらにマスクをしているので、顔は真っ赤。
熱中症の危機だ。
この苦行を何度か経験し日焼け大好きの私も流石にこのままでは危ないと思い、これまで絶対に持たないと決めていた日傘を買うことにした。
 
この決断を後押ししたのは、年齢の問題もある。
今年、本格的な夏が始まる前の5月に鶴ヶ島市にある知人の農園にて1日Tシャツで過ごしたら、二の腕から手首まで真っ赤になるほど日に焼けた。
1週間程度で皮がむけたが、年齢のせいかその後色むらやシミが出てきて、乾燥が目立つようになった。
これまで経験したことのない状況、今が変化のときだ。
 
覚悟を決めてデパートの日傘売り場に行ってみると、お値段はピンからキリまで、デザインも豊富にあった。
種類も長傘や折り畳みと持ち運び方法に合わせて選べる。
以前は日傘といえば、黒もしくは紺色というイメージだったが、今はピンクや黄色、きれいなパステルカラーのものも多くあった。
私は悩んだ末、星の刺繍のついた紺色のものを選んだ。
持ち運びが便利な軽量で小さく畳めるものだ。
 
さて、初めて日傘を使ってみた感想だが、「とてもいい!」である。
本当にいいのだ、これが。
どうしてもっと早く買わなかったのかと後悔したくらいだ。
体に当たる空気の温度は変わらないはずだが、直射日光に照らされないだけで、随分と暑さを感じる度合いが違う。
日傘なしの時に感じていた頭や腕の痛みもないし、熱中症対策もできている実感がある。
モノによっては体感気温が未使用の場合と比べてマイナス10℃というものもあるようだが、それもあながち嘘ではないと思う。
また、UVカット効果もあり日焼けを防ぐこともできるという。
瞬く間に日傘推奨派に転向した。
 
早速2本目も注文してしまった。
デパートの売り場での相場は5,000円から10,000円程度だが、インターネットや店舗によっては1,000円台から見つけることができ、アクセサリーのようにその日の気分にあわせてチョイスできるので、これからも手持ちが増えていく予感!
アンチの頃の私が見たら「日和ったか、この裏切り者!」と言うに違いない。
 
そんな日傘は女性専用アイテムと思いがちだが、先日、スーツを着た男性が日傘をさしているのを見かけた。
調べてみると男性用の日傘も多く販売されているようだ。
デザインもスーツに合わせられるものや、カジュアルなTシャツとも相性が良さそうなものまでいろいろとある。
デパートや雑誌には「男性にも日傘をキャンペーン」をぜひ実施してほしい。
男性にとってもおしゃれアイテムになる可能性が高いし、もし私がオフィスで日傘を持った男性を見かけたら、先進的な人だと一目置くようになると思う。
 
もし、女性でも男性でも日傘を買おうか迷っている方がいれば、買うことをオススメする。
日傘はあなたを守ってくれる。
炎天下からだけでなく、急な雨からも。
晴雨兼用のものでなくても、私ように雨がしのげる場合もあるから。
 
 
 
 
***
 
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2022-08-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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