メディアグランプリ

40代はカメレオン

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:リンダダ(ライティング・ゼミ12月コース)
 
 
気づいたら、40代半ばになっていた。
就職活動をしていた、あの頃20年前の自分に
「40代っていうとどんなイメージを浮かべるか?」
とインタビューしたならば、
 
「仕事ではすでに何かを成し遂げているのだろう」
「部下が数名いて立派な上司役を果たしているでしょ」
「もしかしたら起業でもして、最前線で充実した日々を送っているでは」
 
きっとこんな答えが返ってくるはずだ。
 
「20年後、何も制約がなかったとしてなんでも叶うとしたら、どんなことを実現させたいか?」
と聞いたら、こうも答えるだろう。
 
「ホリエモンみたいに、起業でもしてそこそこのお金を稼いでいたいな」
 
20年経った今、果たしていくつの夢を叶えただろう?
 
20年後の今……?
普通の会社員だ。いつかはホリエモン、と心に秘めていたわたしの今。
まぎれもなく普通の会社員だ。管理職となり部下だって数人抱えている。立派かどうかわからないけれど、上司役はなんとか演じることができている。
あの頃うっすらと思い描いていた華々しいキャリアには程遠いけれど、「世間の普通」からすれば、及第点。といったところだろうか。何か成し遂げることができたのか、と問われれば答えに窮してしまうけれど、家族だってできたし、年に数回旅行だってできているし。
 
最悪でもないが最高でもない。まあまあ。
 
いまから20年後の理想の姿を思い浮かべてみる。
「雇われのまま終わりたくない」
「経済的自由を手に入れる」
「自立して自由で堂々とした生き方」
 
今までの20年を振り返り、今後の20年をイメージしてみる。
何者になれなかった自分に、果たして何者かになれることができるのだろうか。
いくつになっても遅くはないと言われるけれど、果たして本当にそうなのだろうか。
 
結論を先に言うと、「40代だって何者にでもなれる」
そう、40代はカメレオンだ。何色にも変化することができる。何者にでもなれるのだ。
なぜって、多くの挫折、失敗の経験のたびに立ち上がる「筋肉」を身につけてきたからだ。
 
 
今までの20年を振り返ってみると、いくつかの転機があった。
転職4回。転勤6回。
 
キャリアアップのつもりがアップダウン。まるでジェットコースター。
初めての転職は27歳のとき。根拠なき自信がことごとく瞬時に砕かれた。社会人になって挫折というものを初めて味わった。
2回目の転職は、がむしゃらに必死に努力した日々が続いた。ボッコボコにやられた1度目の経験がそうさせたのもしれない。根拠なき自信が粉々に砕かれ、崖っぷちに追い込まれた状況がそうさせたのかのもしれない。
 
就職してからの人生のアップダウンを描いてみると、20代後半の、その挫折があったから体幹を鍛え、基礎体力が高まったのだと実感している。
それまでまったく使っていない筋肉が徐々についていく。ボディビルダーのような見せかけの筋肉ではなくて、体幹の筋肉が強くなったような感覚。
 
今までの20年は筋トレ期間だったのだ。
 
挫折と小さな失敗のたび、転んで立ち上がる筋肉をつけ、経験という資産を手に入れた。経験という資産を武器に、これからの未来は自分の選択で自由な歩みができるのだ。
 
大切なことは、経験という資産をどの道で運用していくのか。
どんな道のりを歩んでいきたいか。
道のりの先にある目的地をどこに設定するのか。
 
行きたい未来の見つけ方。
いきなり行きたい未来の答えを見つけ出すなんて至難の業だから、まずは自分の欲望を書き出してみる。制限がすべて外れて望んだものがすべて叶うとしたら何をしたいか。ギラギラした欲望からはじめたい。社会に貢献とか、誰かの役に立ちたいだなんて、一切考えないで。
 
そして、一歩ずつやってみる。やってみてから振り返り、修正していく。すぐに結果は求めない。だからとにかく続けてみる。続けている間の「気づき」を大事に拾っていく。気づきから次の行動へ。行動ベースで変えていく。行動していくうちにわかることがたくさんある。頭のなかぐるぐる考えている時間を、行動していると勘違いはしてはいけない。行動だけが現実を変えるのだ。
 
1日は24時間。時間は命。その時間を自分の命をどう費やしていくのか。
 
ギラギラした欲望からスタートしてみる。一歩踏み出したあと少しずつ自分の台本を書き足していく。自分が主人公となって自分の時間を創っていく。自分に忠実な時間が増えていけば、あなたらしさが人生に反映されていく。欲望したスタートしたあなたの一歩から物語第二章が紡いでいく。その物語の主役はいうまでもなくあなた、だ。
もう誰かが描いた台本なんかじゃない。あなたが描いた現在進行形の台本がはじまる。
何かになりたいのであれば、何にでもなれる。あのとき就活の自分も安堵するだろう。
これからの20年がおもろくてたまらない。
経験という資産を手に入れた40代は、何者にでもなれると信じている。
40代はカメレオンだ。
 
 
 
 
***
 
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2022-12-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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