天狼院の『ライティング・ゼミ』が私にくれたもの
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:赤羽かなえ(ライティング・ゼミ4月コース)
天狼院の『ライティング・ゼミ』が私にくれたものって何だったんだろうか?
私がライティング・ゼミを始めたのは2020年8月。
今2023年7月末だからもうすぐ4年目を迎えようとしている。これが大学受験だとしたら、浪人のプロみたいなものだ。
ライティング・ゼミは4か月間で、2000字レベルの文章を読んでもらえるようにする、というのが目標で、8回の講義のほかに毎週1回計16回の2000字課題を提出するというカリキュラムだ。これをこなせば、自転車を乗るように文章は簡単に書けるらしい。
けれど、ライティング・ゼミを終わった時、私は正直、まだ補助輪が外れたばかりでグラグラしている状態だな、と思った。
16回の課題提出も自分としては不本意な結果だった。最初の4回の課題はずっと不合格で、もう二度と課題なんて出したくない、と思った。結局、最後の時点で、合格したのは半分くらい。その後、ライティングの上級クラスであるライターズ倶楽部に進んだけれど、最初の期に合格をもらえたのは、たったの3回だった。もともと、書くことが好きで、SNSで書いた記事もたくさんの共感をもらえていた私は、正直かなり凹んだ。
それだけではない。合格した課題が掲載されている『メディアグランプリ』のランキングの常連さんたちは、めちゃめちゃ文章が読みやすく、面白かった。自分の文章が上手いと思っていたこと自体が恥ずかしいし、悔しかった。自分の文章はまだまだだ……。
もっとうまくなりたい……私は、ライティングを続けようと決めた。
ライティング・ゼミを受講した後は、ライターズ倶楽部だけでなく色々なライティング系の講座を受講した。新しいライティングの講座がリリースされるたびに飛びついた。『天狼院ホイホイ』が存在するならばすぐ入って抜けられてない奴。今でも、ライティング系の講座だけで3つ受講している。
始めた頃の私が今の私を見たら腰を抜かすに違いない。受講する時には、4か月間のコースで終わり、と思っていたからだ。けれど、ライティングを続けたことで「継続は力なり」を実感することができた。この3年間、締め切りがある限りはほぼ毎週、課題を提出した。ライターズ俱楽部の5000字の課題以外に取り組む「企画」にも沢山トライし、挫折も味わってきた。
頑張ってきたからこそ、少しずつライティングという自転車がこげるようになる手ごたえをつかめたんだと思う。
自転車に乗れたら、もう少し難しい走り方や技に挑戦したくなるように、そこから少し欲が出て、目標を持つようになってきた。
課題の合格率を上げる。
メディアグランプリで週間1位を取る。
READING LIFE編集部公認ライターに認定される。
メディアグランプリで優勝する。
講座内で主席を狙う。
天狼院公認ライターに認定される。
ひとつひとつ目標を立て、この3年間で決めた目標を全て達成することができた。
その他にもライティングを3年やってきてよかったことは沢山ある。締め切りを守るということ、目標を立てて一つずつクリアしていくということ……。文章に書くことによって自分自身の心を整理できるようになったこと、一喜一憂していた事件でも、「これは話のネタになるかも」と思えば、少し気持ちが軽くなったこと。
そして沢山のライティング仲間に出会うことができた。毎週の締め切りを一緒に乗り超えているという同志のような気持ちが生まれるし、文章の中に彩られている仲間の人生や、生活、悩みなどを読むと、なんだか自分事のように身近に感じてしまう。直接会えた時には、初めましてなのに、同窓会のように話が盛り上がるのが楽しい。
何よりも、自分が書いた文章を、胸を張って「読んで」と言えるようになったという自信がついたことが大きい。
この3年間浪人生のように同じことを繰り返してきたようで、螺旋階段のように少しずつ少しずつ上に上がってきたんだな、と実感している。
そして、ライティング4年目が始まるにあたり、新しい目標を定めた。それは、天狼院以外のプロの方に文章を読んでもらう機会を作る、ということだ。
この3年間、沢山の人に文章を読んでもらうことはできたけれど、私のメンタルはそれで精一杯だった。でも、さらに上達していくために傷つくのを覚悟で新しい所へ進んでみたい。
そんな勇気をくれたのも、この3年間の天狼院のライティング講座のおかげ。
私が書籍を出版する機会に恵まれたら、天狼院ライティング・ゼミへの謝辞は絶対に忘れない、と決めている。
***
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