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メディアグランプリ

天狼院書店と川代さんと魔界。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:河内 直美(ライティング・ゼミ特講)

 
 
申し込んでしまった。勢いで。
天狼院書店というよくわからないところが主催するライティングの講座に。
 
私が天狼院書店なるものを知ったのは、Facebookのタイムライン。
広告だったのか、誰かのシェアだったのかは忘れたけれど。
 
そもそも本が好きで、本屋さんが大好きな私は「書店」というワードに惹かれてうっかり見に行っちゃったのだ。
「本屋さんなんだろう?」って。
 
友達には驚かれるのだけれど、私は本屋さんにいつまででも居られる。
それどころか「ちょっとだけ」と思って寄ったのに、あちこち見て回っていたら2時間経過してたなんてことはザラにある。大型書店さんは私にとっては魔界のようなところだ。
一度入るといつ下界に降りられるのかわからないヤバイ場所だ。
友達は言う。「立ち読みしてたら疲れるじゃない」って。
3時間でも平気な私はおかしい人らしい。
それくらい本屋さんが好きだというだけなんだけど。
 
厳密に言えば「本」だけではなく「文章」「言葉」が好きなんだと思う。
子供の頃からやたらなんでも読んでた。
絵本、小説、漫画、チラシ、看板、道路標識……。
 
そんな私の目にとまった「天狼院書店」という本屋さんは、なぜかいろんな講座やイベントを開催してる。それも本についてのイベントだけではない。
その告知文を読むと「面白い」のでついうっかり行きたくなってしまう。
結構なボリュームの文章なのだけれど。
これ、文字を読むことが苦手な人にとっては苦痛な分量だと思う。
 
私はこの文章を書いているのは天狼院書店をオープンさせた三浦さんご本人なんだろうなと思った。そしてこの人にものすごく興味が湧いたのだ。
「本屋がなくなるかもしれない」と言われる今にそれを作り、活躍の場を広げている人。
その本屋がいろんなことをやっている。その首謀者は一体どんな人物なんだろう? って。
 
天狼院書店のフォロワーになり、いろんや講座の告知文を読み、ついうっかり申し込みしそうになり、手を止める。
それをしばらく繰り返したていた。
 
ある時、「1DAYライティングゼミ」というものが私の目にとまった。
日付と場所を確認する。
「行けるかもしれない!」とワクワクしてしまう。
でも、よくよく告知文を読んでみると講師は三浦さんではない。
川代さんという方だ。
どうやら天狼院書店のメインキャストの方なんだろうなということはわかった。
 
迷った。申し込みするかどうか。
「月末日だよ?仕事終われる?大丈夫ワタシ?」
「それに講師は三浦さんじゃないよ?」
何度も自問自答する。
Facebookを開けてタイムラインを見るたびに出てくる告知。
 
講座前日のこと。
勢いで申し込んでしまった。
仕事はなんとかなりそうな段取りがつき、開始時刻には間に合わせられそうだった。
講師は川代さんだけど、きっと天狼院書店のエッセンスはわかるんじゃないかと。
 
そしてライティングゼミへ向かった。
想像していたよりも沢山の受講生さんたちが、すでに会場に座っていて。
受付を済ませて、部屋を見渡して空いてる席を探した。
私は後ろの方の席が好きだ。なので視線は自然とそちらの方へ。
空いてる席発見。
隣にいる女の子に声を掛ける。
「ここ空いてますか?」って。
彼女はPCを触りながら大丈夫であることを伝えてくれる。
そして、私に話しかけてくれる。
「初めてですか?」って。
 
その彼女こそ、この講座の講師をつとめる「川代さん」だった。
 
物怖じしない感じ。
フランクな感じ。
若いのにしっかりしてるなーって感じ。
そんな第一印象。
 
でもね、正直期待はしてなかった。
今だから言えるけれど。
川代さん、ごめんなさい。
アナタはいい意味で私の期待を裏切ってくれました。
 
講座が始まって彼女が喋り出す。
失礼ながら、手練れのプロフェッショナル感はない。
のに。
上手いのだ。
話の持って行き方、人の巻き込み方。
一時、あちこちのセミナーに行ってた私にとっては上級者だなぁと感じさせてくれる「いい講師」だった。
 
川代さんはアタマいい人なんだな。
回転も早いし、センスもいい。
 
「あれ? これって今回の講座で言ってる話と被るよね?」と思った。
ライティングだろうが、講師だろうが。
受け手に「それで?」とか「だから?」とか思わせられることは重要なポイントだと思う。
興味を持ってもらうこと。
それでなければ最後まで付き合うなんてことは受け手側の苦痛でしかなくなる。
面白くなければ飽きちゃうし、眠くなってしまう。
 
80分を2コマという長丁場。
彼女の話はワタシを惹きつけることこそあれ、眠りに誘うことはなかった。
これ、同じ内容を喋るのであっても、人が変われば「面白くない」かもしれないのだ。
それは経験上知っている。
台本やマニュアルがあったとしても、伝え方でそこの生死は別れちゃうものだ。
 
ワタシは川代さんのファンになってしまった。
彼女が普段ライターとしてどんな文章を書いているのかは知らない。
だけど「人をひきつける」ということの方法なり、ネタなりを持っている人。
そしてそれを知ってるのと使えるのとは雲泥の差なことも知ってる。
 
そもそもは、三浦さんの話が聞いてみたかった。
だけど川代さんはワタシにすごくヒットした。
 
川代さんって人もまた、魔界の住人なんだ。私が大好きな本屋さんという魔界。
しかも、天狼院書店という相当摩訶不思議な魔界の。
そう思うとなおのこと、気になる。気になる人が増えてしまった。
また逢ってみたいがゆえに、うっかりセミナーに申し込んでしまうのかもしれない。
 
 
***

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2018-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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