メディアグランプリ

目指せ、雰囲気美人!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:清水陽子(ライティング・ゼミ平日コース)

突然ですが、あなたは見た目で人を判断する?
それとも、中身で判断する?

大体の人は、割合の違いこそあっても、両方の要素を基準にしていると思う。
ということは、逆に考えると、自分もそうして他人から値踏みされているんだろう。

中身は、後天的に備わったものだと割り切れば、努力次第でなんとかなることも多いかもしれない。
でも、見た目はどうしたらいいのだろう。
清潔感、服のセンス、髪型、これくらいは自分の努力と、センスのいい友達にでも習えばどうにかなるかもしれない。体型の方は、ストイックに運動して、食事制限を適切に取り入れたダイエットを行えば、平均よりもナイスでスリムなボディは手に入るかもしれない。

そこで、最後に問題になってくるのが、「顔」だ。
こればっかりは、生まれもったものなので、もともとの素材が悪い人は、すごく不公平だ。
しかも、世の中には生まれながの「美男美女」という輩が存在する。
私は、残念ながら「美人」ではない。その証拠は、両親の顔だ。私には、突然変異は起きなかった。
例えば、「芸能人だったら、誰に似てる?」という質問でかえってきた答えで、周りが納得した答えは、「魚っぽい」という具合だ。
そんな私だって、整形するほどのお金と気力まではなくとも、少しだけでもキレイになりたいとは思い、日々メイクしたりして頑張ったりする訳だ。
ただ、世の中には美人ではないし、すごくかわいくなくても、好感度の高い女子というのが存在する。
私は、彼女たちを「雰囲気美人」と命名する。
彼女たちに、共通するものが「愛嬌」があること、である。
私にも、その「愛嬌」というものさえ、手に入ってしまえばいいのに。それにはどうしたらいいものか。
そもそも「愛嬌」の正体ってなんだろう?

そういえば、「平成」も残すところ、あとわずかになった。
新天皇の代替わりの儀式なんかで、今年はゴールデンウィークが10連休になる。
そこで合わせて有給も使えば、もっと長くすることもできるから、海外に行く計画を立てている人たちも、例年以上に多いらしい。
いくら、「多い、多い」と報道されて言っても、海外旅行なんて簡単にはいけないという人の方が多いと思う。かく言う、私もそうだ。大体、この時期はどこの旅行会社も儲けどきとばかり、全てがゴールデンウィーク価格に跳ね上がる。
気軽に海外旅行は、庶民にはなかなかハードルが高い。
でも、私だってせっかくの大型連休に非日常なこともしてみたい。
そこで、女友達3人で温泉旅行でも行こうか、という話がでた。だが、今から探したところで宿は取れないし、きっと道路も渋滞するし、ということで計画は消えかかっていた。
その時、友達の一人が「ラクーアで良くない?」と言った。
私たち二人は、「それ、アリ。むしろ、超いいじゃん、一日中まったりしたい!」と大賛成をし、ゴールデンウィーク計画は決定した。
ご存知の方もいるとは思うが、ラクーアとは、東京ドームの近くにある、入浴施設のことだ。簡単にいうと、ちょっとリッチなスーパー銭湯だと思ってもらえばいい。

私みたいな庶民の目からすると、海外旅行をする人たちは、言い方は悪いが「少しお高く止まったブルジョワ」だと思ってしまう。所詮、庶民からは手の届かない存在、嫉妬を込めていうと「高嶺の花」だ。
彼らに、ゴールデンウィーク明けにお土産を渡されながら。旅行話を聞かされても、心はときめかない。
お金持ちのリア充は、例えるなら「笑わなくとも美しいレベルの人たちの集まり」くらい、自分には縁遠い。

それに、比べ、旅行計画も頓挫し、結局ラクーアで妥協してしまう、アラサー女たちを周りはどうみるだろうか。
もしかしたら、かわいそうと同情されているかもしれない。
でも、少なくとも、私はすごく楽しみにしているし、本気でめちゃくちゃいい休日の過ごし方だと思っている。

銭湯なんて、いつでも行ける。でもなんだかんだで、何かないと行かない。行ってみると、家のお風呂より大浴場は気持ちよくて、汗だけじゃなく、心のモヤモヤも少し流せた気になったりすることもある。
近所の銭湯だと、お馴染みさん同士が会話をしながら、牛乳を飲む姿にほっこりさせられる。はっきり言って、そこに華はない。でも、都会の片隅である種の「心地よさ」が湯気のように充満している。

ラクーアは、近所の銭湯とは比べものにならないくらい、キレイで、サウナも何種類もあるし、浴場もタイプの
違ったお風呂が楽しめる。しかも、岩盤浴もできる。でも、やっぱり、私の中ではスーパー銭湯の位置付けである。
温泉旅館に泊まるような少し緊張した気持ちではなく、気軽に行って帰ってこられる、簡単に癒される場所なのだ。
それは、もしかしたら雰囲気美人の「愛嬌」と似ているかもしれない。
いつもより、少しだけ口角を上げてみること。
なんとか、手の届きそうな立ち位置。
ちょっとした清潔感。
キリキリしないで、余裕を持って行動すること。
こういう一見わかりきっているけど、なかなか実践できていないことを実行すると、「愛嬌」は生まれてくるような気がする。
それが、雰囲気に出るようになって、生粋の美人じゃなくても、「雰囲気美人」になれるはず。

まずは、今夜はちょっと良い入浴剤でも使って、綺麗さっぱりしよう。
そしたら、明日から私も「雰囲気美人」の仲間入りをしよう。

 
 
 
 

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2019-04-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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