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習慣化できないことが習慣化?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:akko(ライティング・ゼミ書塾)
 
 
「解放されたー!」
「苦しい10日間と、やっとお別れだ!」
 
平成から令和になる、時代の転換期。
世間は10連休。
楽しいはずの10連休。
私もそうなるはずだった。
あのFBの告知さえ読まなければ……
 
私の10連休とはお構いなく、FBはリア充写真のオンパレードだった。
友だちは渋滞にはまろうが、空港が混もうが関係ない。
休みは海外で! をモットーに生きている。
御多分に漏れず、今年も平成のうちにタイに向かい、令和になって帰国した。
 
「パクチーは食べ物じゃない」
 
そう豪語するのに、なぜわざわざタイに行くのだろうか。
 
「休みだから?」
 
質問が疑問文になって戻って来た。
海外旅行に行き過ぎているのだ。
なぜ休みの度に海外に行くのか、もはや本人すらわからなくなっていた。
 
恐るべき、習慣化!
 
「歯を磨くのと一緒」という定義らしい。
習慣化してしまえば、葛藤を生むことなく行動が繰り返される。
何て簡単なのだろう。
 
いや、そもそも習慣化はそんなに簡単なのだろうか?
 
「三日坊主」
 
そっちの方が断然、馴染みがある。
 
挙げてみる。
 
姉が弾いていたピアノ。
姉が書いていた書道。
姉がやっていたこどもちゃれんじ。
 
やりたくてウズウズして、絶対に続ける! と固い約束を結んでから習わせてもらった。
でも、始める前の私は知らなかったのだ。
うまくなるまでに時間がかかることを。
 
ピアノに通って驚いた。
指が姉のようには動かないのだ。
私の指は脳からの指令を忘れたかのように、1本ずつぎこちない動きをした。
書道もそうだった。
何度やっても墨汁をたっぷり吸い込んだ筆が言うことを聞かず、半紙が破れた。
作品どころか、筆を家の洗面所で洗って怒られるだけだった。
 
早々に諦めた。
やってはみるものの、撤退を繰り返した。
 
習慣化できないことが習慣化!
 
大人になるまで、きっちりと守って来た。
習慣化できないことが習慣化! を。
 
それにも関わらず、私は天狼院書店の「ライティング・ゼミGW特講」に申し込んでしまったのだ。
平日コースが6月から始まるらしい。でも、ページのかなり下の方にひっそり書かれている文字に気付く人はいるのだろうか。
 
「週1回のペースで投稿チャレンジ」
 
これがどんなことを引き起こすかは、通ってみた人にしかわからない。
わかるつもりがないのに入ってしまった場合、三日坊主でリタイアすればいい。
習慣化できないことが習慣化だと分かることはできる。
 
ところで天狼院書店の「ライティング・ゼミ」の案内文。
曲実に者なのだ。
読むなら時間があるときがいい。
何しろ、とにかく長い。
 
「リーダビリティ」
 
何度ライティング・ゼミで聞いたことか。何度投稿へのコメントで書かれたことか。
読者を飽きさせず、読んでもらえることを意識することらしい。
ところがだ。
この案内文の長さに、何度も読むのを止めようと思ったではないか。
 
通販のサイトでも、やたら文章が長いものがある。
でも、たいていは途中で何か所か申し込みボタンに飛べるような仕組みになっている。
だから、全部読まなくても、さっさと申し込める。
 
ところが、天狼院書店。
申し込みボタンが一向に現れないのだ。
 
「申し込んでほしくないのか?」
 
疑念すら浮かぶ。
 
ページの1番最後に、申し訳程度の小さな申し込みボタンが現れる。
 
「リーダビリティ」
 
最後まで読まない人は、申し込めないことになっている。
入るつもりがない人は、最後まで読み進めない方がいい。
最後まで読んでしまうと、申し込みボタンがあるから危険なのだ。
 
10日間とは言え、毎日2000字の課題提出は苦しかった。
 
「ネタがない」
「もう無理だ」
 
夢見も悪かったし、朝起きた瞬間から書くことがないと頭を抱えた。
天気の良い日もパソコンとにらめっこする羽目になった。
 
ところが、ついにやって来たのだ!
 
習慣化できないことが習慣化だった私にもかかわらず、
書くことが習慣化になったのだ。
毎日毎日書き続けたことで、自然とネタが生まれて来るようになった。
書くことが楽しくすらなった。
 
10日が終わったとき、解放感と達成感で満たされた。
それで終わりで良かったのだ。
 
「もっと書き続けたい」
 
習慣化は恐ろしい。
 
書くことが苦手でそれを克服するためにゼミに入ったのに、習慣化した弾みで、もっと書きたいと思ってしまったのだ。
 
「書塾があります」
 
再び立ち現れた申し込みボタン。
 
きっと書ける! 大きな勘違いが生じた。
 
つい申し込みボタンを押したものの、その後書かない生活が数日経過した。
これがありふれた日常なのだ。
しかし、ありふれた日常の世界には書く自分が見当たらない。
 
習慣化できないことが習慣化
 
戻りつつあった。
1日でもサボると習慣化は姿を消すらしい。
 
でも私は覚えている。
23時59分が近づいたときの恐怖。
投稿しても投稿しても「弱い」との惨いコメントの嵐で凹むこと。
にもかかわらず、「つぎこそは!」と思う自分が出現すること。
 
習慣化と習慣化できないことが習慣化との闘いが始まった。
 
今日も気付くと天狼院書店のことを考えている自分がいる。
天狼院書店が私の習慣化に加わった。

 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-05-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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