メディアグランプリ

40歳を過ぎたら、バイキングは、ほどほどに……。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:延原恒平(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
「あぁ、疲れた……」
その一言に尽きる。
昔からの性分で、何事にも全力投球で一生懸命。
今月は、本当に、しんどかった……。
 
そんな時に、友人からのお誘いが。
「めちゃくちゃ、美味しいバイキングがあるんだけど、一緒に行かない?」
 
「(英気を養う上で)いいかも」と思い、スケジュール表を見ると、偶然、空いていた。
即答で、「喜んで!」
 
そこは、高原のレストラン。ロッジの中には、たくさんの美味しそうな食材がずらりと立ち並び、どれも目移りするほど、美味しそうなものばかり。
 
「さぁ、どれから、食べようかなぁ」と、心を弾ませていた時に、真っ先に、目についたのが、豊後牛のステーキだ! シェフがその場で、出来立てを切り分けてくれる。
「これだ!」と思い、勢いよく飛びついて、ここぞとばかりに、たくさん頬張った。
それだけでは終わらない。せっかくのバイキングだからこそ、元を取ろうと、レストラン内を一通りパトロールし、出会う食材を次々に拾い上げていき、平らげていった。
 
「もう、食べられない……」
その一言に尽きる。
悪いことに、だんだん、気分が優れなくなってきた。
 
「こんなはずじゃない。もっと食べられるはず」と思った気持ちとは裏腹に、体は正直だ。
20代の時に比べて、40代の自分はそんなに食べられなくなっている。それなのに、気持ちが20代の時と同じで、ガンガン攻めていたので、当然の結果と言えば当然だが、そこには激しい後悔があった。
「なんで、こんなことをしたんだろう……」と。
 
「待てよ。このパターンって、どこかであったような気がする……」
 
「そう、今月の私だ!」
気持ちは、20代の時と変わらずに、ガンガン攻めていった。
目に留まる興味があることに、どんどんチャレンジしていった。空いているスケジュールがあれば、それを少しでも埋めるかのように、どんどん衝動的に行動していった。
でも、やっぱり、体はついてこれなかった。
 
バイキングと同じように、今は、情報が飽食の時代。
SNSをはじめ、いろんなところから、イベントのお誘いや興味のあることが、次々に、自分を目がけて飛んでくる。それに対して、20代のような気持ちで対応していると、体力が衰えはじめる40代にとっては、許容範囲を超えて、オーバーフローするのは必然である。
 
「はてさてどうしたものか……」と悩み、恩師に相談してみると、こう言われた。
 
「立ち止まる勇気を持ちなさい」
「衝動による反射ではなく、選択をしなさい」と。
 
どういう意味なんだろうと、恩師に詳しく聞いてみた。
 
「人間は、楽をしたい動物なので、放っておくと、毎日の行動をパターン化し、考えずに、同じ行動を繰り返してしまう。その結果、衝動をそのままにすると、一番自分に馴染んだ行動が出やすくなってしまうんだよ!」
 
「確かに、そうだ。自分の好きなことや興味のあることに対して、ここ最近、何も考えず、反射的に行動していた気がする……」 私には、その言葉に思い当たる節が多々あった。
 
恩師は続けて、こう言った。
「自分が取ろうとする行動が、本当に、自分の望む行動なのか、しっかりと認識した上で、選択し、行動してください。そうすれば、きっと、今の状態から抜け出せますよ!」
 
「具体的には、どうすればいいのでしょうか?」と返した。
 
すると、恩師は、「一呼吸置きなさい。衝動が湧いた時に、一瞬でもいい、立ち止まり、深呼吸をしなさい」と、私を諭すように告げた。
 
「たった、それだけ?」
と思ったが、恩師が言うことを信じて、まずは、やってみることにした。
 
28日間、実践して気づいたことはこうだ。
 
まず、どれだけ、何も考えず、衝動的に、反射行動していることが多いことか……。
放っておくと、慣れ親しんだ行動パターンに陥ることがとても多いことがわかった。
 
例えば、偶然、興味のあるイベントを目にした時、以前なら、スケジュールが空いていれば、間髪入れずに申し込んでいた。
今では、
そこで、立ち止まって、一呼吸。
「それって、そもそも、本当に行きたいのかなぁ?」と自問するようになった。
そうすると、心の中から湧き上がってくることは、それよりもしたいことが出てくるようになってきた。
 
そう、一呼吸置くことで、衝動に支配されることなく、自分の心の軸で、行動が選択できるようになってきたのである。
限れた、体力や時間の中で、本当に、大切なものを大切にするようになってきた。
立ち止まることで、自分の中で、行動の優先順位を選択する力が芽生えたのである!
 
そして、何よりも変わったのは、何もしない日を良しとすることができるようになったのである。今までは、針の穴を縫うように入れていた行動予定も、何もしない日を持つことによって、ゆっくりと立ち止まって、今の自分を見られるようになり、結果、心に豊かさが生まれ、より充実した毎日を過ごせるようになったのである。
 
定食屋でもこうだ!
「ご飯お代わり無料!」という、POPに対しても、一呼吸置くことで、惑わされない。
「自分の体は、本当にお腹が空いているのか?」と、衝動ではなく、選択をする。
結果、満腹では無く、満足がいく食生活へと変わった。強いては、自分が満足いく毎日が過ごせるようになったのである。
 
皆さんにも、是非おすすめしたい!
「立ち止まって、一瞬でも、深呼吸を!」
 
 
 
 
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2019-07-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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