READING LIFE

純度の高い情報を手に入れる17の掟《READING LIFE》


 

 

Time is Money.

 

「時は金なり」と古来いわれているように、成功者して巨万の富を得る人は、時間を大切にします。

そして、それと同じくらいに重要視するのが、「情報」です。

NHKドラマ『ハゲタカ』の鷲津政彦も、映画『ゴッドファーザー』のマイケル・コルレオーネも、『アメリカン・ギャンスター』の暗黒街の覇者フランク・ルーカスも、「情報」を支配することによってその地位と富を築きあげてきました。

以前、総務省が発表したデータでは、今現在、「情報格差」というものが日に日に拡大しており、情報を持っているものとそうでないものとでは、情報量において500倍ほどの差があるということです。また、情報の保有量と収入は比例関係にあるとしました。この格差は次第に広がっていくだろうとのことです。これは数年前のデータなので、おそらく、今では500倍以上の差が広がっているでしょう。

それでは、莫大な富や成功をもたらす「情報」とは、いったい、どういうものなのでしょうか?

「情報の本質」を見事なまでに言い表した、ひとつのリストがあります。

このリストを作ったのは、雑誌Hanakoの特集担当編集者として数々のトレンドを作ってきた、島田始さんです。その著書『僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。』から引用させていただきます。

僕は、雑誌や書籍の編集者として長年、夥しい数の情報に触れ、時に情報を操り、あるいは情報に支配され、翻弄されてきました。その中で、僕が知るに至った情報の掟を、以下に列挙してみます。

1.情報は、多く持つ人の元に集まる。

2.情報は、時がたつと陳腐化、経年劣化する。

3.情報は、それが情報となり得るか、感性で決まる。

4.情報は、情報と認識されない限り情報ではない。

5.情報は、持っているだけでは意味がない。

6.情報は、自分からはやってこない。能動的にゲットする。

7.情報は、嘘をつく。

8.情報は、ひとつで役に立たないものもある。

9.情報は、時には立体でみる必要がある。

10.情報は、時にはお金を出して買うことも必要である。

11.情報は、時にはすべてを捨てる必要がある。

12.情報は、与えて、もらう。

13.情報は、思わぬところから漏れる。

14.情報は、秘密なものほど罠がある。

15.情報は、共有できるものとできないものがある。

16.情報は、瞬時に消えていくものである。

17.情報は、距離が大きくなると歪む。

*『僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。』(アスコム)本文p204より

そして、本文にこうもあります。

情報は、結局は持ってきた人のレベルでしかない。

この「17プラス1」の掟を常に念頭においておけば、もしかして、成功がより近いものになるかも知れません。

 

*ぜひ、お近くの書店でお買い求めください。


2012-09-06 | Posted in READING LIFE

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