「READING LIFE」の可能性《天狼院通信》
2011年3月10日。
これが「新入生のためのREADING LIFE」が発刊された日付でございます。
何の宿命か知りませんが、あの日の前日に、最初の「READING LIFE」は産声を上げました。
震災の影響で、営業時間は制限され、本来メインの配布の対象だった、早稲田大学の学生たちは、授業の開始が遅れて皆地方に戻りました。
閑散とした店内に、「READING LIFE」が山のように積まれ、それに載せられた本を中心として、コーナーができていました。
その困難にもかかわらず、「READING LIFE」は飛ぶようになくなっていった。そして、業界に対するインパクトも予想以上に大きかった。
発行部数5000部。
実に、5000部が瞬く間になくなり、掲載作品も順調に売れて、3ヶ月ほどで印刷代も回収しました。
今、新しい「READING LIFE」を制作しております。
とりあえずは「働き方」のテーマを作っていて、実は一週間前に、一度ほとんどできたのですが、それを一度すべて白紙に戻しました。質、内容ともに、圧倒的でなければ作る意味がない。少なくとも、前回を超えなければならないからです。
前回の良かった部分を踏襲し、新たな要素をふんだんに加えて、リリースしたいと思っております。
とりあえずは、「働き方」のテーマと「スキルの秋」のテーマで作り、展開して実績を積みながら、徐々にテーマを増やして、最終的にはまた冊子の形にまとめようと思っています。
最初から冊子にすることのメリットが少ないことがわかり、最初はリーフレットの形でテーマごとに作ることにします。
おそらく、書店を訪れるお客様にとって、これは有意なツールになるだろうと思います。また、そうなることが目標です。
制作の進行が遅れていますが、明日にはデータ上でかたちになるのではないかと思います。
展開したい書店さんを広く募集いたします。
「READING LIFE」制作中の画面