英語部

Connecting the Dots 英語落語家「喜餅」さん《天狼院英語部講師Kanami先生からのレポート》


天狼院書店の石坂です。
8月24日に開催した天狼院英語部。今回は英語落語家の喜餅さんをお招きして、「英語落語スペシャル」を行いました。

この記事は、天狼院英語部講師のKanami先生からのレポートです。

 

 

2014年8月24日(日)
天狼院英語部は、英語落語家の喜餅さんをお招きし、
英語落語を披露していただきました。

【8/24Sun】英語部×落語部コラボイベント!英語部で落語のフレーズ・単語を学び、「英語落語」を聞いてみよう!そして実際に「英語落語」を披露してみよう!《英語初心者・落語初心者大歓迎!》Facebookイベントページ

 

この記事では、
今回のこのイベントの実現に至った経緯と、
印象に残った喜餅さんのことばをご紹介したいとおもいます。



【今回のイベント実現の裏側】

喜餅さんとわたしは知り合って6年ほど経ちます。
お互い「一英語学習者」としてブログ上で知り合い、
英語力を上げるべく、ずっと切磋琢磨してきました。

数年前に、喜餅さんが英語落語を学び始めたと聞いたときには、
「喜餅さん、なんだか難しそうなことに挑戦しててすごいなー」
とぼんやりおもっていました。
そして、みるみる力を付けていった喜餅さんは、
2013年、英語落語家として活躍し始めます。

喜餅さんの Facebook ページ( https://www.facebook.com/kimochi2010)からの通知はもちろん、
メールでも公演のお知らせがちょくちょく届いていたのですが、
公演は、土曜日に名古屋で行われる場合がほとんどでした。
残念ながら土曜日は、わたしは夜まで仕事をしています。
名古屋まで足を伸ばしたくても、それができない状況でした。

それが、ある日、
「今度、東京で公演することになったんですよ!」とお聞きし、
「これでやっと行ける!」とおもったのも束の間、
公演日は、土曜日。
近くまで来ていただいてるのに、行けないなんて…
と悲しみながら、あることを思い付きました。

「土曜日に来るなら、喜餅さん、日曜日空いてませんか?」

なんともおこがましい話ですが、
わたしが行けないなら、喜餅さんを呼んでしまえ作戦です(笑)
しかも、天狼院はちょうど、
落語家さんをお招きして落語を披露していただく落語部が立ち上がるなど、
まさに落語ブーム。

喜餅さんと三浦さんに頼み込んで、
実現させることができました。
もう一度書きますが、6年前は、お互い一英語学習者。
予想もしなかった未来です。
ジョブズのことばを借りれば、
まさに点と点がつながった瞬間で、
いま改めて振り返ると、なんとも感慨深いです。



【喜餅の英語落語を自分の英語力のものさしにしてほしい】

落語に、上方落語と江戸落語があるように、
英語落語も、落語家さんによって全くスタイルが異なるそうです。
喜餅さんの英語落語では、日本語を一切使わず、
すべて英語で行われます。

そのために、喜餅さんが公演の際にとるアンケートには、
「英語がよくわからない」や、
「日本語を入れてほしい」という声が多くあるそうです。

また、実際に日本語を混ぜた英語落語を聴いたりする中で、
喜餅さんも、自分の英語落語のスタイルを変えるかどうか、
随分と悩んだというお話がありました。

それでも、今のスタイルを守ることに決めたのには、
「これから英語が分かる日本人がもっともっと増えるはずだ」
という確信があったからだそうです。

もちろん、日本語が入る英語落語がダメだということでもないですし、
それはそれのたのしみ方があり、おもしろいです。
ただ、いろんなスタイルがあっていいんじゃないかとおもうのです。

「英語がよくわからない」や、
「日本語を入れてほしい」という声があるのと同様に、
「全部英語がいい」という声も絶対あるはずなのです。

喜餅さんが、
悩んだ末に英語のみでの英語落語を続ける決断をされたこと、
本当に感謝しています。

 また、喜餅さんは、
「喜餅の英語落語を自分の英語力のものさしにしてほしい」
ともおっしゃいました。

自分の英語力を測るのに、
資格試験で正解を選ぶという形で確認するのも一つの手ですが、
英語落語を聴いて「笑えるようになる」ということで確認できるのも、
英語「学習者」としてというよりは、
英語「使用者」としてという色が濃く、おもしろいです。

英語でたのしむ場が増えるのは本当にうれしいです。
喜餅さんの今後ますますのご活躍に期待です。

 
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2014-08-26 | Posted in 英語部, 部活, 顧問の先生

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