メディアグランプリ

やっぱり無趣味はもったいない、趣味活の始め方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:大西 栄樹(ライティング・ゼミ平日コース)
 
子供の頃に熱中していたのは野球だった。
中学ではお菓子作り。高校では音楽で、大学ではフットサル。
 
でも、どんなきっかけでそれらを始めたのか?
あまり気にしたことはなかった。
こんなことを思い出したのは、50代の同僚の方との会話だった。
 
「最近、残業できないやろ? でもすぐに家帰ってもやることないし、どうしようか悩むわー」
「趣味に時間使えばいいんじゃいですか?」
「特に趣味ないんだよ」
 
趣味がない人は結構いるようだ。もちろん、趣味がないことが悪いことはない。
ただ楽しいと思える時間の使い方、やりたいと思うことができる方が思った。
そこから、趣味や、やりたいことが見つかるきっかけが何か見出したくなったのだ。
 
そして最近、とある出来事により、やりたいことができるきっかけの2つの法則に気づいた。
 
「カメラ最近始めたんですよ! ずっとやろうか悩んでいたんですが、ついに始めちゃいました!」
 
普段よりも声の一段高いトーン。
眩しいくらいにキラキラした目。
真っ直ぐに見つめる眼差し。
 
その彼女は、最近カメラを買って写真を始めたという。
 
「こんな風に撮れるんです。楽しくてもはや世界が変わろうとしています! 」
 
まるで小学生が新しいオモチャを買ってもらった時のような感じで、彼女は自分が撮った写真を私に見せながら話してくれる。
 
私もカメラには何となく興味はあったものの、特にやりたいという強い気持ちはなかった。
それなのに、彼女の言葉を聞くと自分の興味スイッチが押されていくのがわかった。
 
「あっ、これはヤバい。ハマってしまうやつだ」
 
私は、その場では自分の感情を少し抑制した。
というのも、写真やろうとするとお金がかかる。やろうとすると本気になってしまうことは自分自身が一番良く知っている。
 
彼女との会話を終えたて一人になると
 
「金銭的にも、時間的にも今すぐは厳しいよな」
 
そう自分に問いかけて興味にフタをする。
そのフタを彼女の満面の笑顔がすぐに開けてくる。興味が湧くとはよく言ったもので、興味は湧き水のように湧いてくることを実感した。しかも、その勢いが激しいとフタをしてもすぐに溢れる。というか、もはやフタができない。
 
完全に彼女に影響を受けた。
 
そういえば、野球を始めたのも野球を兄の影響で野球をやってみたことだった。音楽に興味を持ったのは音楽の先生がきっかけ。大学でのフットサルもたまたま入学式の隣に座った人と仲良くなり、やろうとなった。
 
すべては、「人」が関わっている。自分がやってきたことはすべて人から影響を受けたものだったことに気づいた。もちろん、続いていることと、辞めてしまったこととあるが、少なからずその最初に入り口には誰かがいる。
自分のやりたいことスイッチを押す一つのきっかけは「人」だということに気づいた。
 
でも、それだけだろうか?日々多くの人に会うし、話もする。
どうやら「人」だけではないような気がする。
 
もう一度、カメラの事を愛おしそうに語る彼女の様子を思い浮かべた。
 
「見てくださいこれがカメラです。初心者なのにこんな風に撮れるんです」
 
そう言ってカメラと写真を少し自慢げに見せてくれる彼女。
自分がそのカメラを手に取り、写真を見せてもらった。
この瞬間もう一つのきっかけに気づいた。
 
それは、「リアルな体験」
 
自分の手でカメラを触り、写真を自分の目で見た。その質感や写真の表情をリアルに感じた。これが興味をより本気のものにするのだ。
 
そういえば、野球は兄と一緒にボールを投げた。音楽も先生に誘ってもらって実際に一緒にて歌い始めた。
フットサルもとりあえずやってみた。
 
すべて、人をきっかけにして何かしら具体的な体験をしている。体験をした後にそれを本当にやるかどうか、どれだけ続けるかどうかはまた別問題だ。野球は今でも週一回続けているが、もうフットサルはあまりやっていない。
 
「人」と「体験」
 
この2つが何かに熱中するきっかけに大きく関わるようだ。
ということは、何か趣味が欲しいとい思う人はまず「人」と会って、話すことから始めてみるのが良いのだと思う。
 
そうしていると、人から影響を受ける時が必ず来る。
そのタイミングを逃さずに、ちょっとでも興味があれば「体験」をしてみる。
手に取るだけ。写真を見てみるだけでもいい。
 
その一歩があなたの興味の源泉となって、一気に吹き出すことに繋がる可能性がある。
私がまさに彼女との15分ほどのカメラ話での体験のように。小さなことでも自分にとっては大きな出来事になることがある。
 
そんなことを言っても、会う人を広げたりすることは難しいという人は、何か習い事を始めてみることをオススメしたい。
 
なぜなら、そのカメラの話をしてくれた彼女は、私がライティングを学びに行っている京都の天狼院書店のスタッフの方だ。習い事をしに行っている中での出会いだった。
 
なので、まずは同僚の50代の方への「趣味活」として、まずは天狼院を紹介しようと思う。
それから自分がカメラをいつ始めるか、楽しみながら考えよう。
 
 
 
 
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2020-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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