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メディアグランプリ

後悔するのが怖いなら、天狼院書店には行くな!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:吉池優海(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
「なんだここは……」
 
入り口のドアを押して入った瞬間、圧倒された。
天狼院書店? ここが書店か?
 
この時の気持ちを今でも覚えている。
 
令和元年、11月24日。
私が、天狼院書店と出会った日。
 
天狼院書店は、書店である。
 
書店は本を買う場所。それ以上でも以下でもない。
 
……ここは本当に書店なのか?
今ではしばしばそう思う。
 
天狼院書店が開催しているゼミやイベントの種類は、本当に多岐にわたる。
私が参加しているライティング・ゼミをはじめ、ポートレートや、マーケティング、特殊なものだと時間術や演劇まで学ぶことができる。
 
書店で参加型の学びをできるところを、天狼院書店しか私は知らない。
 
母の薦めでライティング・ゼミの存在を知り、詳細を読んで面白そうだなと思った。
 
いや、思ってしまった。
 
勢いで母と東京天狼院に訪れ申し込みをしたのだが、その日はちょうど月に一度開かれている課題本読書会の日だった。
初めて目にする、書店にしては異質な空間に圧倒されながらも、読書会の動画配信を担っていた平野さんからいろいろなゼミを紹介され、興味を惹かれると共に嫌な予感がした。 
この時の私の予感が当たってしまうことを、当時の私は知らなかった。
 
こうして天狼院書店と関わりはじめた私だったが、この書店じゃなさそうな書店に置いてある書籍は、面白そうな、読みたくなる本ばかりなのだ。
 
もともと本を読むことが大好きなのだが、ここ最近は食指が動かされるものがなかなか見つからず、読書から遠退いていた。
しかし、この書店にある本は、本好きのスタッフの方々(以下、スタッフと呼ばせてもらう)が厳選したものばかり。
小説から自己啓発本、写真集まで取り揃えてある。
 
きっとどのスタッフも私の数倍、何十倍と本を読んでいるはず。
そんな読書家たちが選ぶ本がつまらない訳がなく、惹かれる本すべてが魅力的だった。
 
ゼミがある日以外にもちょこちょこ訪れていたし、いつもにこにこと雰囲気のいいスタッフは、私の長い話にいつも耳を傾けてくれていた。
それも相まって、人と話すのは好きなくせに友達が多くない私はすぐにこの書店が好きになった。
 
「行ったのまずかったなぁ、ほんとに。」
 
年が明けた2月16日。
22時の閉店時間を大幅に越えた23時を前に、東京天狼院を後にした私は、ポケットの中で自転車の鍵を探しながらそう思った。
 
「明日リニューアル記念パーティーを東京天狼院で行います! 明日はライティング・ゼミはお休みですが、ご都合いかがですか?」
 
リニューアルオープンと共に東京天狼院の店長になった平野さんからこんなDMが来たのは、15日の夜だった。
 
東京天狼院がリニューアルの為に定休日に加えて1日休みを多く取っているのはFacebookで見て知っていた。そして、15日にリニューアルオープンしていたことも。
 
やっべー。まずいなぁ。
 
そう思った。
なんかありそうだなぁ、とも。
 
そんな気持ちとは裏腹に、メッセージを確認してからすぐ平野さんに返事をしていた。
 
「明日予定がなくてどうしようと思っていたので是非参加させて頂きたいです!」
 
結果的に、決起会と称された2時間半程のこの会はめちゃくちゃ楽しいものだった。
 
めちゃくちゃ楽しかったのだが、その楽しさは、ディズニーランドに行くときの楽しさでも、友達と他愛ない話をしているときの楽しさでも、好きな映画を観ているときの楽しさでもなかった。
 
もっと真面目で高尚な、また、ひとつレベルの高い、楽しいだった。
 
この決起会に参加していたメンバーは、年齢も性別もバラバラ。
それぞれ何かしらのゼミや読書会に参加した経験があったが、全員が同じものに参加しているわけでもない。
それでも全員に共通しているのは、天狼院書店でなにかを学んでいる最中だったり、今までだけでなくこれからも、なにかを学ぼうとしていること。
そして、天狼院書店が大好きであること。
 
当たり前である。
大好きでもなければ書店の決起会なんていかないだろう。
 
大人になっても貪欲に学びたい、経験したいと思わせてくれる天狼院書店は、書店のふりをした学びのテーマパークだ。
そして、そのテーマパークの虜になってしまった人が、きっとここにいるメンバーの他にも、もっとたくさんいる。
 
ここまで人を虜にしてしまう天狼院書店が、末恐ろしい。
このテーマパーク、もとい書店の魅力に捕まった人たちと話すのが、こんなに楽しいなんて。
 
そんなレベルの高い楽しさを感じる決起会の最中、写真関係のゼミを担当している田岡さんから恐ろしいひとことが飛んできた。
 
「絶対楽しいですよ! 吉池さんには本当に参加してほしいです!」
 
ほら、まずいことになった。
 
ほら、嫌な予感、当たった。
 
田岡さんのキラキラした目が、私に訴えかけていた。
 
薦められたのは、最初に訪れたときにちらりと見かけて「これは流石に無理だな。」と思っていたイベント。
他のスタッフにも薦められたことがあり、「無理ですよ~」などと言いながらも私の中の好奇心が目を覚ましていたのは感じていた。
そして最終的に、散々迷った挙げ句、参加を決めた。
 
……もしかしたら、「迷ったフリ」だったかもしれない。
 
これがこの書店の憎いところである。
 
天狼院書店に並べてある書籍と同じように、本当にいいと思ったゼミをダイレクトに薦めてくれる、いや、薦めてくれてしまうこのフランクさ。
それでいて、心の底から面白いと思って薦めているのがひしひしと伝わってくる。
 
天狼院のスタッフは「面白そう」を「絶対面白いな」に変える魔法が使えるのだ。
目移りしてしまってしょうがない。
 
「それ、面白いですよ。」
 
天狼院書店で手に取ったものを見ているときに、こんな言葉が聞こえたら、覚悟しておいた方がいい。
本だろうがゼミだろうがイベントだろうが、確実に読みたくなるだろうし、参加したくなるだろう。
 
私が今回参加を決めたイベントのことを天狼院のスタッフ達は口を揃えてこう言っていた。
「参加して後悔している人を見たことがない」と。
だから私は申し込みに踏み切ったことを後悔していないし、不安な気持ちはあるが、わくわくもしている。
 
なんのイベントか気になったら、ぜひ東京天狼院の田岡さんに聞いてみてほしい。
そして、他に開催しているゼミの案内をちょっとだけ、ちらりとだけでいい。見てほしい。
 
天狼院書店を出る頃には、とんでもないところに来てしまったと後悔しているだろう。
 
興味が出なければ、天狼院書店という言葉自体を忘れてしまっても構わない。
その方が、好きなものを独り占めしたい性分の私にとっては都合がいい。
 
私が自信をもってお薦めできるとんでもないテーマパーク、それが天狼院書店だ。
 
令和元年11月24日。
私にとってこの日は、足を踏み入れてはいけない書店に、足を踏み入れてしまった記念日だ。
 
 
 
 
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2020-02-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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