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オシャレで服好きな人ほどファッションコンサルを受けるべき理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:廣田夏(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「毎年捨てる服の量、減ったな」
2年前から年末大掃除していてこんな風に思うことが増えた。
別に服が捨てられないわけではない。タンスやクローゼットが服で溢れかえっていて収納出来ていないわけでもない。なんなら収納スペースに多少余裕があるくらいだ。
 
これは友人に薦められて受けたコンサルのおかげだ。
どんなコンサルを受けたのか? それは片付けコンサルではなく「ファッションコンサル」だ。
 
僕は今から2年前、友達に薦められて初めてファッションコンサルを受けてみた。
友人からファッションコンサルを受けてみないかと提案された時、こう思った。
「男性がファッションのコンサルを受けるなんて、なんか恥ずかしいなぁ……」とか
「コンサルだけで5万円もするのか! これだったら新しいオシャレな服を買ったほうがいいんじゃないの?」
とか思いながらも、友達が「絶対に受けたほうがいい!」と言うので、その熱意に負けしぶしぶ受けてみた。
 
コンサルで会う場所に指定されたのは東京青山、そこに友人が紹介してくれたファッションコンサルタントのオフィスがある。
東京には何度も行っていたが、東京駅や品川駅周辺に仕事で行くぐらい。関西在住の僕の青山イメージは「とにかくオシャレ」というイメージしかなく馴染みがない。そんなオシャレな街にファッションコンサルを受けに行くことになるなんて当時は行く前から緊張した。
 
駅から徒歩10分くらいの場所にある外壁が白いオフィスのインターホンを鳴らすと、女性の声で「遠いところから、ようこそいらっしゃいました! 階段をお上がりください」と聞こえてきた。
階段を登りオフィスに入るとオシャレで背筋が良い女性が笑顔で出迎えてくれた。オフィスには北欧デザインの家具や雑貨が並び、壁端には大量の服が吊り下げられていた。今まであまり訪れたことが無い空間にとても緊張した。
 
挨拶もそこそこに今回コンサルをしてくれる首に赤いスカーフを巻いた女性からファッションコンサルの具体的な説明を受けた。
「まず本日はパーソナルカラー診断やコントラスト診断を行います。この診断であなたがどんな色が似合うのか、またどんな色の組み合わせが似合うのかを診断します。そして1ヶ月後、今日の診断結果を元に銀座でショッピングのお手伝いをさせていただきます」
 
説明を終えると早速診断してくれた。
「廣田さんの場合は青色のサマー系とウインター系の色の服が似合いますね!」
簡単に説明するとサマー系はお風呂の浴槽などに使われる薄い色、ウインター系はIKEAの家具に使われるようなハッキリとした赤や青色など原色に近い色のことだ。
診断結果を紙でもらって、その紙に沿って色々と説明を受けて2時間ほどのコンサルは終わった。
 
そして一ヶ月後、銀座でショッピングすることになった。そこで女性コンサルタントに薦められた服は今まで自分が絶対に選ばない服だった。その構成は
・ワインレッド色のジャケット
・花柄が散りばめられた白いドレスシャツ
・黒と真紅のセータ
・白に近いグレー色のズボン
だった。今まで黒とか紺の服をメインに購入してきたので、この構成を見た瞬間
「こんな派手なデザインの服、絶対に似合わない!」
と思った。
だが試着して鏡を見てみるとそんなに悪くない。いや自分で選んだ服より断然良い。
「ファッションコンサルすげ~~!」と感動した瞬間だった。
 
しかし感動はこれだけでは無かった。ファッションコンサルを受けた年の年末、いつものように大掃除でタンスやクローゼットを整理していると去年まで色々と理由を付けて捨てられなかった服をドンドン捨てられるようになったからだ。
「この服まだ1回しか着てないし……」とか「組み合わせ次第で似合う可能性もあるし……」と思って捨てられなかった服が、「この服は似合う」「この服は似合わない」でジャッジ出来るようになり躊躇なく捨てられるようになるのだ。
 
また今までは店員さんの「お似合いですよ~♪」の一言にノセられてついつい購入していた服も「この色の服は自分には似合わない」と判断出来るようになるので余計な出費が抑えられるようになる。
 
服を多く保有して収納に困っている女性は特に受けたほうが良い。オシャレで服が大好きな女性の知人はこのファッションコンサルを受けた後、服を半分以上処分出来たそうだ(10万円で買ったロングコートが自分に全く似合わないと分かり処分した時は流石に泣きそうになったらしいが……笑)
 
ファッションコンサルを受けることは適性テストを受けることに似ている。自分の長所と短所の傾向を知ることが出来るし、短所を知ることで無駄な服を買わない判断基準を得ることが出来るからだ。
しかも診断は一度受ければ基本的に生涯変わることは無いらしい。生涯無駄な服を買う確率が低くなることを考えてもコスパはかなり良いと思う。一度是非受けてみてほしい。
 
 
 
 
***
 
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2021-01-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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