メディアグランプリ

福岡へ観光に来たならば焼き鳥を食べて欲しい


原谷さん 焼き鳥

 

記事:原谷誠(ライティング・ゼミ)

 

福岡に行ってみたいと考えているそこのあなたへ。
みなさんは、福岡の名物料理といったら何を浮かべますか?
もつ鍋・水炊き・豚骨ラーメン・明太子などなど、浮かべるものはたくさんあると思います。それくらい福岡は食べ物が豊富にあり、何を食べても美味しいです。観光や仕事で福岡に来たらこれらのメニューは食べておきたいところです。

しかしながら、僕はあえて焼き鳥を食べて欲しいのです。

テレビなどの紹介もあり、福岡の焼き鳥の知名度は上がってきています。しかし全国のどこへ行っても食べることができる、しかもサラリーマンが仕事終わりに酒を飲みながら食べているイメージにはいかにも出てきそうな食べ物です。正直おっさん臭くてわざわざ食べに行こうとは思いませんよね。
そう僕も考えていました。
実際に福岡に住むまえに、仕事帰りに上司のグチや説教を聞いていた場所は焼き鳥屋でした。そこは昭和の居酒屋丸出しでテープルは汚いし、ビールもちょっとぬるいような気がするし、接客もおばちゃんが気だるそうにやっているしであまり良い思い出がありません。こんな場所では面白い話なんて出るわけもありません。

でも福岡の焼き鳥は違うんです! 楽しいんです!

まずそもそもとして、焼き鳥の定義が少し違います。福岡の焼き鳥の定義は「串に刺さった具材を焼いたもの」です。鳥じゃなくても良いんです。豚だって牛だって魚だって串に刺さって焼いてあれば焼き鳥なんです。だから注文をする時は、「鳥もも・豚バラ・牛サガリ」なんて注文も出来ちゃいます。
また肝心の鳥肉もほかと比べると部位のメニューが多いです。そういうところを売りにしている店が多いのでしょう。こちらに来て初めて聞くような種類もありました。ホテルのバイキングでいっぱいある料理を目の前にしてお皿についつい食べ物をのせすぎちゃうように、ついつい注文を多くしてしまうのです。

いざ注文が終わるとテーブルの上に現れるのはキャベツです。しかもただ単に生のキャベツをおおざっぱに切ったものが大きなお皿に載せられているだけです。これがお通しになります。これに酢醤油のようなタレをかけて食べるのです。注文した料理が来るのを待っている間はこれを食べて待つことになります。もちろん枝豆などのすぐに出るメニューを頼んで待つこともありますが、キャベツだけで待つこともしばしばです。
しかし、このキャベツが必要になるタイミングがきます。それは出来上がった焼き鳥が出てくる時です。
福岡の焼き鳥は、お皿に盛られた状態ではなく店員さんが焼きあがったものを直接の手に持ってやって来て、焼き鳥をキャベツの上にどさっと置いていくのです。数が多い時は指と指の間に串をさしてもってくることもあります。もともとテーブルの上にあったキャベツのお皿が急に焼き鳥が乗ったお皿に変わるわけです。何もなかったところから鳩が出てくるマジックのように、お皿の上が焼き鳥でいっぱいになります。この一瞬の変わる様子は、初めて見るときはとにかく驚きます。
また焼き鳥の下に敷かれて、すっかり脇役となったキャベツですが、これがまた良いアクセントを加えてくれます。焼き鳥から出てきた肉汁や油をうけたキャベツは新たなうまさを得て先ほどとは違う味になります。しかもサッパリとしたタレとあいまって口の中をさっぱりとさせてくれます。

そして、福岡の焼き鳥の中で一番忘れてはいけないのは「かわ」です。最近ではテレビや雑誌の紹介などがありだいぶ有名になってきているようですが、まだまだ知らない方もいるかと思いますので改めてご説明します。
普段イメージする鶏皮ですと、串に刺さった生の皮をそのまま焼いて提供されます。とり皮独特のクニュクニュとした食感で噛んでいると油がでてくるやつですね。
しかし福岡の焼き鳥は、まったく違う食感・味付けになっています。仕込みに数日間がかかっており、何度も火を通して油を落としています。さらに串への刺し方も串に対して皮をグルグルと巻きつけており、見た目的にも普段から目にするとり皮と違います。食べてみると外側はカリッとしており、中はふんわりモチモチの食感です。外側のカリッとしている部分がポテトチップのように食べ出すと止まらなくなり、福岡の人は10本20本と当たり前のように注文します。焼き鳥で同じものをいっぱい食べることなんてありますか? それくらい美味しいし何度でも食べたくなるのです。

いかがでしたか?

福岡の焼き鳥屋さん事情の大まかな部分を取り上げてみました。みなさんの想像する焼き鳥とイメージが違っていたかと思います。誰もが知っている焼き鳥という料理なのに、種類の豊富さや、キャベツと焼き鳥の出し方・特徴的なとり皮などちょっとした工夫ですが、料理を食べる人が楽しくなるような工夫をしています。こんな焼き鳥屋が東京にあったならば、あの時の上司との話はもっと楽しい話ができていたかもしれませんし、もっと楽しい思い出なっていたかとおもいます。

福岡に旅行に行きたいと思っているあなた!
せっかく旅行に来たらならば、楽しい思い出を作りたいと考えていますよね?
もちろんもつ鍋などの美味しいものを食べたって話は盛り上がります。しかしせっかくだからもっと楽しい思い出をつくってみませんか? それが福岡の焼き鳥ならばできます!

ぜひ試してみてください!

 

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-01-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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