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多重人格もどきの私


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記事:のんさん さま(ライティング・ゼミ)

春ですね~、新学期も始まり、大学内は学生であふれかえっていて活気があります。私はそんな様子を見ながら、残り一年の大学生活がどうなっていくのかワクワクしています! おっと、申し遅れました。はじめましての方も、お久しぶりの方も、こんにちは。
大学4年生の私です。それでは自己紹介を勝手に始めますね(笑)

大学4年生の私は多重人格です。辞書によると多重人格とは、解離性同一性障害と言われ、解離性障害の一つです。解離性障害とは本人にとって耐えられない状況を自分のことではないと感じてしまうことやその時期の感情や記憶を切り離し、思い出せなくすることで、心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害ですが、解離性同一性障害はその中でも最も重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れる症状だそうです……すみません、私は多重人格ではないです。嘘ついてしまいました。多重人格というものをよく知らずに使っちゃいました。私のイメージでは、いろんな自分を持つ人だと思っていたのです。ということで、私は、多重人格もどきということにします(笑)重要なのはなぜそう思ったのかということですよね? 理由は今の私は、就活にバイト(かけもちです)に授業に遊びに天狼院に、そして卒論も本格的にスタート、というように、いろいろなことをしているからです。いろいろなことをするということは、いろいろな人に会うということです。一つのバイト先はもうすぐ二年目であるため先輩としての私ですが、もう片方のバイトは始めたばっかりで、下っ端です。悠々と働く私とあっぷあっぷで働く私。また、先生に気を使いながら話す私と、友達とがはがは笑って話す私。全部私だけど全部違う。たくさんの面を持っているから、多重人格もどきだと思ったのです。

そう考えると、私だけではありませんよね? みんなこんな感じで生きているのではないでしょうか?社長にペコペコしているかと思えば、家では亭主関白な夫だとか。それでもいろんな自分の中にお気に入りの自分だとか、私らしいと思える自分だとかが一つはあると思います。私はワクワクするものに出会ったときがそう。テンション上がってよく、目がキラキラしてるね、とか素直だねとか言われます。あと、いろーーんな人からもらった刺激をもとに、いろーーーんなことを一人で考えてるとき。自分だけの世界のときは、何も気にしないでいられるから。それを言葉にしたのなら、その自分もお気に入りで、私らしいといえます。

では、本当の自分ってどれなの? 自分を見失ってしまうのでは? と思われる方がいるかもしれません。みんながいろんな一面を持っている、それ自体が本当の自分だと私は思います。いろんな面を持っている私。その中でもお気に入りの私が見つかれば、そのわたしを軸にして生きればいい。自分を見失っているのは、いろんな自分が葛藤している証拠。その中で決着をつけていくのが決断であり、どんな自分でいくのかを選択する自然な現象だと思うのです。だから人は、多重人格もどきの「人格」の面をどんどん増やしていったほうがいいのではないかと思います。なぜならそれは新しい自分の発見であり、自分らしさとなるかもしれないからです。私は、天狼院書店との出会いによって新しいお気に入りの自分を発見しました。その私は、表現者として人に夢や感動を届けたいという夢に具体的な方法と勇気をもって向かっている私です。さらに、自分の好きなことで生きていくという覚悟をも決めさせてくれました。私が大学4年生という社会人へと飛び込んでいく分岐点でこのような自分に出会えたことは、最高に幸せなことだと思います。今まで演劇も文章を書くことも、ましてや起業なんて全く考えもなかった私が演じる時の私や言葉で思いを伝える私、何かを生み出そうとする私の面を持つことができたのです。

ほら、多重人格もどきがものすごい力を持っているかもしれないことに気付いてきたのではありませんか? 自信のない自分も大雑把な自分も私にとっては大切な一面です。このような新しい自分探しの冒険を多重人格もどきへの旅と呼ぶことにします。この旅は、自分でも想像しなかった自分にであえるかもしれません。そしてその自分がお気に入りの自分となり、人生の一部となり、一生付き合っていく一面かもしれないのです。従って、まだまだわたしの多重人格度は未熟なのかも知れません。だからこそ多重人格もどきへの旅は続きますし、ガンガン多重人格度をレベルアップさせたいと思うのです。少しネガティブな印象の言葉がこんなにも可能性のある言葉へと早変わりですね! 

この「多重人格もどき」というキャッチフレーズで大学4年生の私について少しでも理解していただいて、関わる機会ができれば本当に素敵だなと思います。次はどんな私が待っているのでしょうか。

 

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2016-04-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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