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紙ヒコーキの作り方


紙ヒコーキ

記事:西山明宏さま(ライティングゼミ)

「それ作り方違うよ」
「それじゃ紙ヒコーキできないよ!」
「そんな作り方じゃ飛ばんよ!」

みんな笑っていた。私の紙ヒコーキの作り方が間違っていると言うのだ。
バカにされた。笑われた。それは、4歳の私には初めての体験だった。
悔しくて、その言葉たちを無視したのを覚えている。

紙ヒコーキを飛ばす方法なんて、今となっては簡単なのだ。
誰でも飛ばせるのだ。

そう、イチローがヒットを当たり前のように打てるのと同じように。

6月16日、アメリカのメジャーリーグの記録が塗り替えられた。
マーリンズのイチローが、敵地のパドレス戦で日米通算4257安打を記録し、
ピートローズの歴代最多安打記録を抜き去ったのだ。
この知らせに、日本中が注目し、現地アメリカでも大きな話題となった。
しかし、当のイチロー本人はと言うと意外と冷静だったのだ。

「僕はここにゴールを設定をしたことがないので、実はそんなに大きなことという感じは全くしてないんです」
このイチロー選手の言葉、流石です。
もはや、記録だけでなく立ち振る舞いや考え方にさえ、彼から偉大さを感じる。

では、なぜイチロー選手はここまで記録を伸ばせたのか
なぜ、ここまで野球にストイックになれるのか。

イチロー選手は、人から天才と呼ばれることが嫌いと言う。
自分が今までやってきた血のにじむような努力を誰よりもし続けてきたことを
たった一言で片付けられてしまうことに違和感があったのだ。

日米通算最多安打記録を達成したとき、イチロー選手は堂々と言っていた。
「僕はずっと笑われてきました。小学生の頃、毎日野球の練習をしていたら近所のおばちゃんたちに、あいつはプロ野球選手にでもなるつもりか?と笑われてました。でもなれた。僕はプロ野球選手になれると信じていたし、そのための努力をしてきたという自負もあった」

彼をここまでストイックにさせていたのは、自分の意志だったのだ。

では、彼がやってきたことの中に無駄なことは全くなかったのか?

決して、そうではないだろう。
たくさんの失敗の中で積み上げられた成功なのだ。

それはイチロー選手の口から語られていた。
「最初から大きな成功することは、まずないです。必ず経験や失敗を経て成功が積み上げられて、それが大きな功績になるんです。不可能ですけど、もし、最初から大きな成功をしたところで、次できるかと言われたらできないと思うし、何よりその成功は、物凄く軽いんですよ。重みがないんですね」

そう言えば三浦さんもこれと同じことを言っていた。
トライ&エラーの繰り返しだと。

飛ばない紙ヒコーキを何十個と作っては笑われて、
やっとできた渾身の紙ヒコーキは、
他の誰の紙ヒコーキよりも遠くに飛んで行った。

おそらく、子供の頃はみんなイチロー選手だったのかもしれない。
紙ヒコーキを作っても作っても、どうしても飛ばない。
笑われながらも作り、他の人の作り方を真似して、工夫して、失敗を積み上げる
でも、それが突然飛ぶようになるのだ。
それは失敗を繰り返したからこそ、紙ヒコーキは飛ぶようになったのだろう。

なんだ、最初からできないって思っちゃえば、失敗は当たり前って思っちゃえば、
失敗は失敗でなくなるのだ。

そう思えると、なんだかなんでもできるようになってくる。

4歳のときの私のように、偉大なる記録を樹立したイチロー選手のように、
失敗をできる勇気を、私は今から身に付けようと思う。

もう一度、イチロー選手になろう。

 

***
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