メディアグランプリ

僕にとって、ブログ記事を投稿することはリハビリである。


【8月開講/東京・福岡・全国通信対応】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《初回振替講座有》
【東京・福岡・全国通信対応】《日曜コース》
【関西・通信コース】

【東京/通信】未来を変えるマーケティング教室「天狼院マーケティング・ゼミ」開講!「通信販売」も「集客」も「自社メディア構築」も「PR」も、たったひとつの法則「ABCユニット」で極める!《全国通信受講対応》

 

記事:Yoshi (ライティング・ゼミ)

僕は自己開示が苦手な人間です。
自分のことじゃないことについては、人と違う意見も臆せず言える方だけど
自分のことや自分が大事に思っていることになると、途端に閉口してしまう。

特に自分の身近な人と違う価値観については
絶対に言ってはいけない!
とまで思っています。

こんな自分を出すと疎外される。
周りの人とうまくやっていけない。
だから、ずっと言わないでおこう。

とにかく、自分のことに関して人の目を気にしているのです。

こんなことを言うと
「馬鹿じゃないの?」
「誰もお前のことなんて気にしていないよ!」
って言われそうですが、
とにかく自分がそう思い込んでいるのです。

「みんな他人のことなんか全然興味がない。だから、自分が好きなように、何を言っても何をしてもいいんだ!」
ってよく言いますよね。

でも、そう言われてもできないのです。

Facebookのアカウントを作ってしばらくの間、友達の投稿を見ているだけでした。
みんながいろんな自分を開示しているのを眺めて、憧れている自分がいました。

自己開示に何の抵抗もない人には、
「何がすごいの?」と言われるでしょう。

でも、僕にとって、Facebookに自分のことを投稿するということは
大それたことなのです。

僕は、自己否定という病にかかっています。

自分で
自分を抑圧して
自分の首を絞めて苦しんでいるのです。

最近になって僕はようやく気付きました。

僕は幼い頃、ずっと祖父を怖れていました。
僕の家庭では、祖父が絶対権力者で
家族の誰かが自分が望んでいないことをすると怒鳴りつけ、暴れ出すような人でした。
食事の時は祖父が喋っているのを、ただ黙って聞いていました。
僕は、食事の時間が苦痛でたまりませんでした。
祖父は幼い僕にとって、自分の言いたいことを何も言えない存在でした。

僕の家は父が養子で、祖父にとって母は実の娘でしたが
祖父は特に母のことを否定していて、手を上げることもありました。
大好きだった母のことを否定されることが、辛くて仕方がありませんでした。

小学1年生くらいのときでしょうか。
あるとき、どうしても我慢できず、一度だけ祖父に意見をしました。

そうは言っても、真っ向から祖父を否定することはできず、

「そんなことないんじゃないかな?」
程度の言い方だったと思います。

それでも自分の中にある勇気を振り絞ってやっと出た言葉でした。

そうしたら、祖父に

「なんだ?︎お前は母親の肩を持つのか?」

と言われたのです。

祖父にとっては、何気ない一言だったのでしょう。

しかし、それは僕にとっては大きな出来事でした。

僕は言いたいことを言ってはいけない!

そう強く激しく思わせる出来事だったのです。

それ以来、僕は自分のことや自分が大事に思っていることを
人に言わない、言えない人間になっていきました。

僕は少し前まで、文章を書くということをしたことがありませんでした。
自分の思い、考えていることを文字にするということです。

仕事で社内の人、社外の取引先へ向けて連絡事項を書くことはあるけれど
自分の思考、感情を文章化する作業をしたことがありませんでした。

読むことは好きだけど、書くことに何の興味もない人間でした。

そんな僕がどういうわけか、今ブログを書いている。
明確な理由があったわけじゃない。

ずっと
今のままではダメだ。
人生を変えたい。
そんな漠然とした思いがありました。

ちょうど、そんなことを思っていた時に
ブログ開設のお手伝いを仕事にされている人と出会って
ブログを書くことを勧められて
何となく始めていました。

始めておいてなんだけど
まったく書きたいとも思っていませんでした。

自分が何か読者にとって価値のあるものを書けるのか?

そもそも僕が書いた記事なんて誰か読んでくれる人いるのか?

正直、誰のために書いているのか?

なんて思っていました。

しかし、最近自分の考えていることを書くようになって気づいたのです。

僕はブログを書くことで

自己開示ができない自分を克服するプロセスを辿っている!

自らの人生を変革していける!

セルフブランディングをしていける!

ということに。

「過去の自分はダメだったけど、あることがきっかけで人生が劇的に変わった!」

と言われている成功者は、たくさんいますよね。

だから、本来は「ダメじゃない自分」になってから自己開示をしていくことが、
ブランディングとしては正しいのでしょう。

でも僕にとって、ブログ投稿が「ダメじゃない自分」へと変革していくツールとなるんです!

日記を書くことがセルフカウンセリングになる
とよく言われます。

僕は、このリハビリの過程を日記ではできないんですよね。
今まで日記を書きたいと思って書き始めたことは何度もあります。
そして、そのたびに挫折をしてきました。

それは、自己開示ができないことと矛盾しているようですが、
人に見られているという気持ちがないと僕は深く考えないんです。
そして、続かないんです。

日記だと軽すぎるけど、SNSにこんなことを投稿できる段階までには、まだ回復していない。だから、自分があるべき状態になるまでブログに投稿することは、本当に今の自分にとって丁度よく、そして必要な過程なんです。

そして
ブログ記事にして、投稿することで、もしかしたら同じように悩んでいる人、生きづらさを感じている人が読んで何か感じてくれるかもしれない。一緒に人生を変革しようと思ってくれる人がいるかもしれない。

そして、近い将来、このリハビリが終わった後に、まだ同じように苦しんでいる人の励みになれるかもしれない。

そう信じて、僕は今日も未熟で稚拙な記事を書いています。

 

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

【8月開講/東京・福岡・全国通信対応】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《初回振替講座有》
【東京・福岡・全国通信対応】《日曜コース》
【関西・通信コース】

【東京/通信】未来を変えるマーケティング教室「天狼院マーケティング・ゼミ」開講!「通信販売」も「集客」も「自社メディア構築」も「PR」も、たったひとつの法則「ABCユニット」で極める!《全国通信受講対応》

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。

【天狼院のメルマガのご登録はこちらから】

メルマガ購読・解除

【有料メルマガのご登録はこちらから】

バーナーをクリックしてください。

天狼院への行き方詳細はこちら


2016-07-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事