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店長へ 受講生から提案が有り申す!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:verde(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
 天狼院書店のライティング・ゼミの4月期が終わろうとしている。
 7月23日の最終回に、私は重い足を引きずるようにして足を運んだ。正直に言うと行きづらかったのである。私は「文章を書く仕事」につく事、プロになる事を志しながら、毎週の課題文をろくに提出できていなかった。
理由は様々だ。別に書く仕事を抱えてそちらにエネルギーを向けていた事もあったし、題材を見つけられなかったというのもある。結局今までの15回のチャンスのうち3回しか出せていない。ひどすぎる。
だが、8回目となる講義に出て、先生役である店長の話を聞いているうちに、少しだけ心が軽くなるのを感じた。ライティング・ゼミの根幹ともいえるテクニック「ABCユニット」、それを何気ない言葉のそこかしこに見つける事ができたのである。
まさに呼吸をするように使いこなしている。その生きた例を前に、私は感動した。私はその境地にはまだまだ及びもしない、例えるならば修行を始めたばかりで迷いや煩悩を抱えた小僧の段階である。それでも、微かでも自分の中で何かが変わったのを発見できた。
そして、たとえ一歩分でも先に進むために、私はここで一つの試みを実行に移そうと思っている。
最近発売された歴史小説のタイトルにならって、言ってみようか。

店長へ、不出来な一受講生より、提案が有り申す!

 「シルク・ド・ソレイユ」のような様々な魅力の詰まった書店の店長、ライター、そして写真家。様々な方面で活動する貴方に、更に一つ新たな方向への進出を提案したい。
 舞台はもちろん天狼院書店。
 そこに道場を開設してはいかがだろうか?
 
 道場。
 この単語に貴方はどのようなイメージを抱かれるだろう。
 空手、柔道、弓道などの武道の修練をする姿だろうか。
 実際に辞書で「道場」の語を引くと、「武芸の修練を行う場所」と説明されている。そして、その後にこのような文が続く。「広く心身の鍛錬などを行う場所」。
 以前、通っているテコンドー教室の先生が次のような事を語ったことがある。
「跆拳道(テコンドー)も含めた武道など、『道』と名のつくものは多くあるが、どんなものにせよ、その根底に共通するのは、礼を守り心身を鍛える事」である、と。
 心身を鍛える。具体的にはどのような事か。
 私自身は、自分自身と向き合っていく、という事もその一つであると解釈している。
 武道の修練というと、しばしば決められた型を繰り返す事がイメージされるだろう。一見、退屈かもしれないが、そこには攻撃への対処法や、そこからの反撃方法などのエッセンスが詰め込まれている。ただ漫然と繰り返すのではなく、相手の動きもイメージし、動作の意味を考えていくべきだと、言われた事がある。
 何が自分に足りてないか。どのように動いていくべきか。できないものをできるようにするには、どうすれば良いか。それらの疑問を一つ一つすくい上げ、解決する。そうする事で波紋が広がるように、何か別の場所にも影響を与え、自分自身の変化へとつながっていくのかもしれない。
「人生を変えるライティング教室」
 そのような呼び名も持つライティング・ゼミとは、私にとってまさに文章道のエッセンスに触れていく場でもあったと思う。どうすれば読みやすくなるか、面白くできるか、を常に考えるようになった。記事の中には、ゼミで教わったこと、考えたことを活かした事で、「化けた!」と実感できたものもあった。
 学んだ内容を定着させるには、やはり「書く」という形で実践することである。
 しかし、大変恥ずかしい話だが、私は一週間に一度の自由テーマでの作文という課題すらクリアするのが難しかった。悔しさを抱えたまま、こうして最後の月曜日を迎え、落ち着かない想いが胸の中にとぐろを巻いている。
 どうすれば私は書く事ができたのだろう。多忙や題材探しの困難さを言い訳にせずに。
 その問題を考え続け、出した答えがある。
 私はそれをどうしても店長に伝えなければならない。
 文章道の道場を作ってください、と。
 具体的に言うならば、隔週かあるいは月に一度かで良いので、制限時間の中で参加者が即興で書く、そんなイベントを行って欲しい。そして、即興で書く、トレーニングメニューとして私は「三題噺」を提案したい。
 三題噺とは、元は落語の一つである。客からランダムに出された三つのキーワードを入れて、即興で話を組み立てて落語にしてしまうのだ。
話を作る側が感じるに違いないプレッシャーは、想像するに余りある。高座の上で自分は一人きりだ。前にひしめく客からどのような言葉が出てくるかは予想がつかない。それに対してどのように応じるか。また、ノートもメモも無いし、口に出した言葉は取り消す事ができない。そのような状況の中でどのように切り抜けるか。
まさに、言葉によるチャンバラを演じている、と言っても良いのではないだろうか。それも自分は一人、攻撃を直接仕掛けてくるのは多くて三人。しかし、周囲にはぐるりと自分の戦いを見つめる人々がひしめいている。彼らは、どのように攻撃を受け止め、そして返していくかを見届けようとしている。
成功すれば、人は笑い賞賛してくれよう。語り終えた自分の胸も、暖かくなろう。それを皆で共有するのはいかがだろうか。
お題は、書店のスタッフが用意するのでも、参加者から募ってくじで決めるという形をとっても良い。同じキーワードを与えられても、一人一人使い方も、味付け方法も異なるはずだ。制限時間は20~30分。終わったら、書きあがった文を読み上げ、一番面白かった話を決めるのである。
 その場でストーリーのある話を作り出すのは、最初は難しいかもしれない。鍵となるのは、自分の中に蓄えられたストック。噺家なら、覚えた古典作品がそれに当たるだろう。そして自分の中にある物について考え、活かすという習慣が自分の中にできていること。これは実際に書く、語るなどの積み重ねによって経験値を積んでいくしかない。
 何かを書く事だけなら、一人でもできるかもしれない。ブログを作って発表するのも自由だ。だが、書くことを共有できる人がいる事、そして何より読んでくれる人、楽しんでくれる人が必ずいると実感できる事は、モチベーションアップにも繋がる。
 そして、そこで経験した事は、いつか人生のどこかで何かを起こすかもしれない。
 そして終了後、参加者たちの中に灯った笑いと達成感の温もりは、波となって外へと広がっていくだろう。
 
 店長へ。不出来な受講生からの提案をお聞きください。
 文章道の道場を、三題噺のトレーニング場を作ってください。
 三題噺を落語の一形態だけにとどめないでください。是非、天狼院を発信源にして流行させていくべきではないでしょうか。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-08-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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