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私は天狼院書店に呼ばれたのだと思う


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私は天狼院書店に呼ばれたのだと思う
 
記事:西田ひろ子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「あなた、鎧をかぶってる。 掴めるものも掴めないよ」
5年程前だったと思う。失恋直後、結婚に焦っていた私に占い師がこう言った。
 
家でおままごとをするよりは、木登りや鬼ごっこの好きな活発な子供時代を過ごした私であったが、それでも誰も見ていない隙に母親の鏡台をこっそり開けては自分の唇に赤い口紅を塗った。
 
鏡に映った自分の顔を見ては、将来、自分がどんな大人になるのだろうとワクワクしたのを覚えている。子供の私にとって、母親の鏡台は、まさに変身道具の宝石箱だった。
 
大人になった私は、社会人になってスーツを着るようになった。スーツに似合う靴やバッグを持つようになり、きちんとメイクをするようになった。誰の目を気にすることなく、堂々と変身できるようになった。
 
当時、「エビちゃん」こと海老原友里がトップモデルとして活躍していた雑誌、『CanCam』を購読しては、愛されOLのファッションやメイクを研究した。 もともとファッションやメイクに興味があったから、それに費やす時間はとても楽しかった。さらに褒められることも増えたので、単純に嬉しかった。だから、私はますますのめり込んだのだと思う。
 
流行りのファッションやメイクに身を包むことには、絶対的な安心感があった。みんなと一緒であるという安心感は私を心地よくさせた。自信のない自分を隠せているような気がしたし、自分を大きく見せてくれるような気がした。
 
だから、私はみんなと一緒に適齢期になれば結婚して出産する、そんな絵にかいた様な普通の幸せな人生を歩んでいけるだろうと信じて疑わなかった。
 
しかし、私は、今、どうにもこうにも人生が思うように進まないでいる。結婚どころか、仕事も体調を崩して辞めた。
 
だから、私は天狼院書店に呼ばれたのだと思う。「屋久島へは呼ばれた人しか行けない」という迷信があるけれど、そんな感覚だと思う。
 
ある日、たまたま、ぼんやりテレビの前に座っていたら、NHKのEテレで『人生デザインU-29』という番組が放送されていて、福岡天狼院店長の川代さんがライターとしても活躍されていることを知った。「そんなすごい人がいるんだ~! へぇ~、すごいな」と思った記憶はあるが、その時の私にとっては完全に他人事だった。もともと、「言葉」というものに興味はあったのでライターという仕事に興味が湧いたが、だからといって、「福岡天狼院へ行こう」とは思わなかった。強いていえば、「どこにあるのだろう?」というくらいの感覚だったと思う。
 
それなのに、後日、またぼんやりTVの前に座っていたら、テレビ西日本の『生放送てんじんNOW!』という番組で福岡のローカルタレント・中島浩二とテレビ西日本アナウンサー・津野瀬果絵が福岡天狼院を取材するものだから、簡単に福岡天狼院の所在地がわかってしまったのだ。
 
だから、私はなんとなく福岡天狼院に行かなければならない気がして、9月に初めて福岡天狼院を訪れた。
 
そこで、10月開講のライティング・ゼミの存在を知った。タイミングが良すぎだ。
あの時の占いが当たったかどうかはわからない。
だけど、着ぐるみのようにフワフワと温かく優しく私を守ってくれていたはずの変身がいつしか厳つい鎧に代わってしまっていた、とライティング・ゼミを始めた今、そう思わずにはいられない。

なぜなら、ライティング・ゼミで他人に見せる文章を書くことは本当の自分を見せることに他ならず、恥ずかしくもあるのだが、なんだか嬉しいのだ。

鎧は戦闘道具だ。鎧を身に着けた私は、戦場で戦うには、強くいなければならないと思うようになった。弱点をさらしてはいけないし、何よりも隙を見せてはならない。

いつでもどこでも鎧を身に着ける必要はないと思うのだが、そのうち、外すタイミングがわからなくなった。

しかも、タイミングどころか、重たいので外そうとするが、外れない。自分で身に着けたはずの鎧の外し方すら、わからなくなってしまっていた。

そのうちに私は自分で身に着けた鎧が重くて前に進めなくなった。

だから、今、私はあんなに必死にかぶっていた鎧を外す感覚を味わうことのできるライティング・ゼミに呼ばれたのだと思わずにはいられない。そんな機会に恵まれたことを偶然ではなく、必然だったと思わずにはいられないのだ。

また、私はここで新たな自分を発見するだろう。久しぶりにワクワクしている。第8講が終わる頃には、前に進めているといいな。

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2017-11-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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