メディアグランプリ

新宿23:30発の夜行バス


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:豊中真見(ライティング・ゼミ日曜コース)

寒い夜の新宿。大きなリュックを背負い、ホットドリンク片手に携帯の時間を気にしている。わたしは23:30になるのをただ待っていた。

現在、職なし。といっても派遣の仕事が無事に決まり仕事の開始日待ちのわたしは、ここぞとばかりに旅に出ようとしている。
本当は海外に一週間とか行き、世界遺産やバカンスを満喫するような華々しい旅立ちが出来ればいいのだけれど、懐がさみしいアラサーのわたしは夜行バスを駆使して旅に出ることが多い。
今回の旅のお目当ては、猫好きのわたしにとって天国のような島「田代島」と「網地島」である。そのため宮城県石巻行きの夜行バスに乗りこうもうとしているところだ。
「夜行バスってしんどくない?」と聞かれることが圧倒的に多い。「よく眠れないでしょ?」と心配されることもあるが、どこでも眠れることが わたしの特技であるため余裕である。ただし、首が痛くなることもあるけれどネックピローがあるおかげで結構平気なものである。
10代の頃から夜行バスをよく利用していた。当時は関西に住んでいたため「大阪→東京」への移動は夜行バスばかりだった。理由は新幹線よりも安いから。けれども年を重ねるごとに夜行バスの回数も減り新幹線でビューんと移動する生活になるのだろうな……と勝手に期待していたが、残念ながら わたしは今も夜行バス愛用者である。
しかししかし、そんな悲しい気持ちにならなくてもいい情報を見つけた。
国土交通省が発表している数字を見ても高速バスの利用者数は概ね右肩上がりを続けている。そして昨年の「バスタ新宿」という新宿にある高速バスターミナルの2017年のお盆時期の高速バス利用者数と便数が国土交通省より発表されているが、見て驚いてしまった。8月13日(日)は過去最大となる41,140人の人たちが利用していたというのだ。なんと、その日はバスが1,695便という本数という。そんなにバスに乗る人がいる=わたしのようなバス好きがいることに興奮してしまったのだけど、わたしのバス好きは世間の流れに乗っているのだと思い気分もよくなる。よくよく調べてみると夜行バスや高速バスって最近すごく便利だと思うことがある。
目的地に早朝着きたい場合は東京を6時台に出発しないといけないということが想定される。そう考えると4時半には起きないといけないと考えると、わたしは夜行バスのほうが思う存分眠れるので楽だと考えてしまう。その上お得だし。他にも温泉街やアウトレットまでの高速バスの直行便があったりするので電車のような乗り換えがないから楽チンだし、免許のないわたしにとっては目的地まで一本で行けるのが本当に有り難い。
「夜行バス」の存在は、わたしにとっての「ユニクロ」と同じかもしれない。
「ユニクロ」は大好きで結構愛用している。ヒートテックだったりレギンスなどのインナーはよく使っているしボトムスもシンプルだから買うことも多い。お値段の割に洗濯しても結構しっかりしているからコスパが高い。
全身ユニクロを着用してお洒落に着こなせるようなビジュアルは持ち合わせていないけど、ちゃんと機能を発揮してくれるから優秀なのでクローゼットには必須のアイテムとなっている。夜行バスもわたしにとっては旅に必須なものとなっている。
「ユニクロ」と同様に「夜行バス」は意外とバリエーションが多いのも嬉しい点である。乗車したことがない方はご存知ないかもしれないけれど夜行バスには4列シート、3列シート、2列シートと選べるようになっている。4列シートはいわゆる路線バスと同じようなタイプで隣の席とくっついているので あまりリラックスできない。3列シートや2列シートになると独立したシートのため気兼ねすることなく肘掛けを利用して過ごすことができるようになっている。最近は4列シートでの移動は辛いので3列シートを専ら選んでいる。3列シートであっても新幹線や特急列車よりお値段が安いので、やっぱり優秀である。そう考えると安いからといって決して質が悪いというわけではないと確信する。
現に今回の旅も、石巻港から田代島行きの一番早いフェリーを利用しようとすると東京を始発で出ても間に合わない。夜行バスで早朝に着くからこそ効率よく旅することができることになるのだ。
よし。これからも夜行バス、高速バスのずっとずっと愛用者でいたい。
いつかは2列シートや個室タイプの夜行バスを利用して優雅に移動して早朝目的地に到着する、そんな旅のスタイルがわたしにはピッタリで、わたしらしいと感じた。
そんなわけで今夜も夜行バスでわたしスタイルの旅に出る。
早く猫たちに会って戯れたいっ。
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2018-01-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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