プロフェッショナル・ゼミ

iPad Proを思い切って買ったのに《プロフェッショナル・ゼミ》


*この記事は、「ライティング・ゼミ プロフェッショナル」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:安光伸江(プロフェショナル・ゼミ)

「いや~、iPad Pro いいよ~。生産性が格段にあがったよ」

ある日のライティングゼミの開始前、講師の三浦さんがふとつぶやいた言葉が私の心にささった。

iPad Pro。憧れの響き。
iPad ProとApple Pencilの組み合わせが、それはそれは素晴らしいのだそうだ。

むむむむ。欲しいかもしれない。ちょっと(いや、だいぶ)高いけど。

実は以前からずっとApple Pencilにあこがれていた。手書きメモが精緻に書けるという。しかも、当時まだApple PencilはiPad Proでしか使えなかったのだ。

しばし逡巡したのち

えいやっ!

Apple online Store で大枚はたいてポチってしまった。

あああああああ買ってしまったよ。どうしよう。使えるだろうか。
宝の持ち腐れにならないだろうか。

そして数日後に届いたiPad Proは、それはそれはでかかった。
思っていたよりさらにでかかった。MacBook Proとほとんど変わらない。
持ち運ぶにはちょっと重い感じだ。

そしてApple Pencilは高いだけのことはあって、さすがに洗練された美しさだった。白くて綺麗で持ちやすい。iPad Proに書くのも気持ちいい。今まで触ったことのあるスタイラスペンではこんなに書けることはなかったように思う。

三浦さんはiPad Proを買ったおかげで仕事がめちゃくちゃはかどるようになったという。今まではゲラ刷りをすべてスキャンしていたのが、その必要もなく、データに直接書き込めるようになったらしい。PDFファイルに直接書くのかな? 詳しいことはよくわからないが、格段に仕事が速くなって、天狼院のスタッフがそのスピードに追いつけないほどだという。

むむむ

私はまだライティングゼミの2期め+プロフェッショナルゼミの1期めの受講生で、2000字と5000字の原稿をやっとこさっとこ書いている段階である。まだ本を出せる身分ではないし、ゲラ刷りをiPad Proで校正するなんてことは夢のまた夢。しかも絵心もないので、お絵かきアプリを使うのもままならない。

でも手書きしたかったんだよ。Apple Pencilが欲しかったんだよ。使ってみたかったんだよ。

所期の目的を果たすため、解説書などを見て手書きで書けるアプリをいろいろ探してみたが、有料のアプリを買うより、標準のメモアプリを使うのが私にはちょうどいいことがわかった。
つるつるスクロールしていくらでも書き足せるのがよい。
ライティングゼミなどで、たまに手書きでが~~~っと書いて写メ撮ってコメント欄に投稿する、というワークをすることがあるが、それを iPad Pro でやるとかっこいいんじゃないかな。メモアプリに手書きした画像は、写真として iPad Pro に保存できるから、そこから Facebook グループのコメント欄にアップすればいい! やったぜ!

というわけでひとつ用途ができた。

あと、電子書籍でAERAなどの雑誌やラジオ講座のテキストを見る時は、12.9インチというiPad Proの画面の大きさがなんとも誇らしい。そろそろ老眼も入ってきているから、このでかい画面は重宝する。それだけでも買ってよかった。

……と喜んでいたのだが

あろうことか、3月末に発表された廉価版の新しいiPadでも、Apple Pencilが使えるようになったというのである!

画面の大きさはともかく、もともと Apple Pencil が使いたい一心で大枚はたいてiPad Proを買った私は涙目である。

もちろん雑誌を大画面で見られるのはよかった。よかったけれども

いちばんの目的は「Apple Pencilを使うこと」だったから

く、悔しい!!!!!!!!

もう数週間待っていれば新しいiPadにしてお安くすんだかもしれないのに。
大画面で雑誌を見ることより、Apple Pencilで手書きするのが目的だったのに。
iPad Proはゲラ刷りの校正などほんとに大画面が必要な仕事が入ってから買えばよかったかもしれないのに。
その頃なら大枚はたいて買う感じじゃなくて、必要経費で「ぽん」と買えたかもしれないのに。

悔しい。悔しいぞ。

でも、もうiPad Proを買っちゃったんだから活用するしかないか。

気を取り直して、メモアプリでライティングゼミやプロフェッショナルゼミのノートをとってみることにした。6色のペン・鉛筆・マーカーが使い分けられるのが楽しい。一本のApple Pencilで書き分けられるのが嬉しい。

そして書き込んだメモは

なんと

メモアプリから Evernote に直接送れるようになっている!

なかなか便利じゃないか! さすがiPad! さすがメモアプリ!

ああでも新しいiPadで十分だったかもしれないなぁ。Evernoteに送るのはたぶんメモアプリの標準機能だから、iPad Proじゃなくても十分使えるだろうに。iPad Proと新しいiPadでは、お値段がだいぶ違うもんなぁ。iPad Proを買っちゃったのはもったいなかったかなぁ。早まったかなぁ。

そういえば先日、「スマートスピーカーやタブレットは高齢化社会の救世主になるか」という記事をWeb天狼院に掲載してもらった。
一人暮らしの私には、話しかけると答えてくれるスマートスピーカーは心の癒しになるし、叔母が興味を示していたタブレット(うちに来たときに音楽をかけていた)もお年寄りにいいんじゃないかと思ったのだ。Apple Pencilでお絵かきをするのにiPad Proもいいんじゃないかと思って記事にもそう書いた。

その時にはまだ Amazon Echo を買うのに招待メールが必要ですぐには買えなかったし、新しいiPadも発表されていなかったのだが、今は違う。
Amazon Echo も一般発売されたのでいつでも買える。Apple Pencilが使える新しいiPadも発表された。これならiPad Proほどは高くないから、年金暮らしのお年寄りでも無理せずに買えるんじゃないかと思う。

叔母や近所のおばさまたちがもしタブレットに興味を示したら、「新しいiPadとApple Pencilを持つと楽しいですよ」とオススメしたい。

私はちょっと背伸びしすぎて無駄遣いしちゃった気分だけど、これからの人は、新しいiPad+Apple Pencilも選択肢に入れられるから、よかったね、と喜んであげよう。

……でもまだちょっと悔しいんだけどね。

せっかくだからiPad Proならではの使い道を考えたいところだが、大画面であるということ以外は特に思い当たらない。

ああ。

待てばよかったかな。

機能の違いを比べるために、新しいiPadも買っちゃおうかな。
どうせならセルラーモデルにして持ち歩いちゃおうかな。

……そんな無駄遣いは、やめときましょうかね。

それよりiPad Proの使い道を本気で考えよう! 絶対にモトをとってやるぞ!
天狼院で、「ライターのためのiPad活用講座」なんてやってくれないかな。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ プロフェッショナル」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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