メディアグランプリ

好きなことで生きていくのに必要なのは


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:西嶋祐子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「止めたら意志は変わるか、それとも、もう決定か?」
「変わりません」
「わかった」
 
突然、会社を辞めるという意志を告げると、
上司は、びっくりした顔で納得してくれた。
 
それはそうだろう。
この不景気で、40歳目前の私が、
なんのあてもなく会社を辞めると、突然、言い出したのだから。
 
頭の中は、お花畑だったなと思う。
会社を辞めて、個人で、心理カウンセラーになるというこことだけは決めていた。
 
だけど、その道が、どんなに大変な道なのか、
想像もつかなかった。
ただ、やるしかない。
私は、自分の意志で退路を断ったのだから。
 
「人生一度きりだから、あなたのやりたいようにやりなさいよ」
 
不思議と相談する方、相談する方、
私の意志を応援してくださる方にだけ、相談していたようで、
前向きな返事しか返ってこなかった。
それが私を安心させた。
何の根拠もなく、大丈夫なのだろうと思えていた。
 
父をはじめ、反対しそうな人には、
はなから相談せず、すべて、事後報告にしていた。
 
そうでもしなければ、
私は、決断できなかっただろう。
 
会社にまもってもらって生きるという
生き方しか知らなかった私。
 
今の私は、
周りの人からみたら、
好きなことで生きている、という風に見えているのかもしれない。
 
どんなに起業の継続率が低いといわれても
全然ぴんとこなかった。
 
それを確認する余裕すらなかった。
現実を知らないということは、
それは、ある意味幸せだったと思う。
 
まだまだ駆け出しのヒヨコ個人事業主の私ではあるが、
好きなことで生きていくのに必要だと、
痛感していることが、いくつかある。
 
1つは、私は、何が起きたとしても、それでも大丈夫なんだという、
根拠のない自信を持つということ。
 
私は、なんとなく、
仕事がうまく回り出すまでには、
5年くらいかかるのではないかと思っていた。
 
その間は、たとえ収入がゼロでも、
なんとか、
会社員時代に貯金しておいたお金でしのごうと思っていたのだが、
たった2年で使いきってしまった。
 
どうしよう、まだ、何の収入の基盤もできていないのに。
あんなに何年も、節約して、節約して、我慢して貯めたお金なのに。
もうなくなってしまった。
 
私は、罪悪感と、情けなさで、いっぱいになった。
 
落ち込むだけ、落ち込んだら、
私が、今、恐れていることは、なんだろうと考えてみた。
 
自分で勝手に会社を辞めたのに、
何の手柄も残せず、
ほらやっぱりダメだったんだね。
 
そう言われそうな気がして、嫌だった。
他の人から、どう思われるかを気にしていたのだった。
 
いや、ホントに、そう言われるのだろうか。
 
もしそうだとしても胸をはって、言えばいいだけじゃないか。
失敗しちゃった、私が甘かった、そう言えばいいだけ。
 
そう思えたら、気がラクになった。
何の根拠もないけど、ここが受け止められたら、
大丈夫な気がしてきたのだ。
 
私は、また、1つ1つチャレンジしていった。
企画したイベントが、全く、お申し込みがなく、開催できなかったこともある。
声をかけてもらえて、大喜びで出かけていったら、交通費で、赤字になったこともある。
 
どんなに失敗しても、ただやるということ。
 
それでも、1つ1つ経験させてもらえることが嬉しくて、
目の前の一人一人に、全力で関わり続けた。
 
もしこれが本当に私の道ならば、必ず、開けるはずだ。
もしそれでダメなら、今の私には、必要な道ではないだけ。
そう思っていた。
 
その頃友達が
「もしあなたが、起業がうまくいかなくて、ご飯が食べられなくなったら、
うちで、ご飯食べさせてもいいかって、だんなに聞いたんよ」
と、言ってくれた。
 
涙が出るかと思った。
ああ、こんな風に、応援してくれてる人がいるんだな。
 
私は、目の前の、うまくいかない現実ばかりを見ていたけれど、
応援してもらえているというパワーと安心感をたくさんもらっていた。
 
私は、ひとりだけど、ひとりじゃないんだな。
 
そのことに気が付くと、少しずつ、流れが変わってきたのだ。
 
応援してくださっているのは
身近な人だけではなかった。
 
好きなことで生きていくということは、
私は、こういう人で、こういう考え方で、
こんな想いで仕事をしているということを知り、
表現することが必要だと考えている。
 
そのツールの1つとして、
私は、仕事のことも、プライベートなことも
等身大のまま
ブログに書いている。
 
そのブログを読んでくださっていた
お逢いしたことがない方々が、
逢いに来てくださるようになったのだ。
 
そして、あなたなら、変なことをしないだろうと、
仕事を紹介してくださる方も出てきた。
 
身近な人や、ブログを通じて出会えた遠くの方まで、
応援してくださって、信頼していただいて、
やっと私は私らしい仕事ができる基盤ができていった。
 
私が、どうしたいのか?
何のために、これをするのか?
 
それらを、表現しながら、
そんな私の好きを好きになってもらいながら
これからも、私の好きなことで生きていくにチャレンジし続けていく。
 
 
***

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2018-04-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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