メディアグランプリ

わたし、今発展途上にいます


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:yuko(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「決める」ことで世界が見える。
「行動する」ことで世界が広がる。
 
私が最近、強く実感したことだ。
 
私は現在、事務スタッフとして組織の中で働いている。約10年になる。
どちらかと言うと、安定した、残業もほぼない仕事だ。とりあえず人員としてそこに居るだけで、
「私」を感じられない仕事。「事務さん達」とひとくくりにされてしまう。
そんな中に10年も居座ると、だんだんモヤモヤしてくる。実際には、何年も前からあったモヤモヤだ。
「私がやりたいことはこんなことじゃない」
「何かもっと他にやれることがあるはず」
私の価値はどこにあるのか。
キャリアもない、資格もない、自信もない私が、じわじわと悲鳴をあげてくる。
 
それでも、保守的な私は、なかなか行動に移せない。というより、何を「行動」すれば良いのかさえも分からない。
周りのみんなは輝いて見える。それなのに私は……。
そして、時だけが経つ……という、なかなか負のオーラ満載の日々を過ごしていた。
 
何がきっかけという訳でもないが、このままでは自分が嫌いになってしまう! 時間も勿体ない!という焦りから、とりあえず、興味を持ったことは何でもやってみよう! と決めた。
私の場合、チャイルドマインダーという、子供に関する資格を取ったり、食の安全に関する勉強をしたり、ストレスケアや体質改善などの単発セミナーに参加したり……。
このライティング・ゼミも、その一環だ。
 
色んな世界が見え始めた。
知らなかったことを学ぶことはもちろん、今まで出会わなかった人達の存在を知った。
すると、そこから派生して、不思議とさらにやりたいことが見えてくる。
食に関する知識をアウトプットしたいと、専用アカウントでインスタを始めた。
何かビジネスになるかもしれないと、オンラインビジネスのクラスを受講してみた。
すべて、「決めて」「行動する」、を繰り返してきた。
 
そんな訓練に近いことを進めて、私の中で、本当に少しずつだが、自信が付いてきた。
少し前の私なら、「自分には何もない」「価値がない」とひっそり生きていたのに、今、グループ内だけだが、Facebookライブで動画配信できるまでになっている。
考えられない。そんな世界に生きていなかったはずなのに。家族や私をよく知る友人は驚くに違いない。私自身ですら驚いている。
 
行動することで、世界が広がった。
色々な情報が入ってくるようになったし、それにより、コミュニティーも大きくなった。
サポートしてくれる仲間もできた。
 
もちろん、長年の悩みである、自信のなさや自己承認の低さが、すぐに払拭される訳ではない。
今でも、まだ発展途上中なので、ネガティブのループに引き戻される時も多くある。
ただ、決めて行動してこなければ、いつまで経っても現状から抜け出せなかった。
そこだけでも、自分を認めてあげられる。
 
実を言うと、4ヵ月前まで、PCすら持っていなかった。ネットショッピングやたまにYouTubeを観るくらいで、スマホで充分と考えていたからだ。特に必要性を感じていなかったし、画面が小さいくらいで、不便は無かった。
PCを買うきっかけも、「興味あること、とりあえずやってみる」の時期にある。
食に関するある講座で、「次回、PCがある人は持ってきてください」と言われたからだ。
1回きりの講座の為に、授業が終わったその足で買いに行った。
私は買うきっかけを探していたのかもしれない。
その決断も、情報という世界を私に広めた。
 
「何もない」と思っていた私。
周りを羨ましく思っていた私。
何かやれる人は、特別な人だと思っていた私。
 
「いや……、ひょっとして、私にも何かできるんじゃない?」
そう思えるようにまでなったのは、「決めて」「行動した」ご褒美だ。
何か大きな結果を残した訳ではないので、あまり胸を張っては言えないが、以前より少しだけ顔を上げて言うことはできる。
 
「決める」ことで世界が見える。
「行動する」ことで世界が広がる。
 
今、私は、学んできことを活かし、「子育てを頑張るお母さん達を助けたい!」という想いがある。
チャイルドマインダーや食に関することが役立てば良いと思う。
まだ芽生え始めたばかり。
周りの輝きに目が眩みそうにもなる。
 
今までの人生の中で、私には大きな挫折というものがなかったように思う。
それはある意味、幸せなことかもしれない。
ただ、貪欲な私は、それが「つまらない私」を作り出していると思っていた。
「挫折から這い上がって輝く人」に美学のようなものを感じていたからだ。
 
ある人に言われた。
「挫折がない人生こそ、挫折だ」と。
そうだ。何も行動してこなかったのだから、挫折のしようもない。
安定の中だけでもがき、何もチャレンジしてこなかっただけだ。
とても合点のいく言葉だった。
 
今、気付けただけ良かった。挫折したっていい。
これから何をしよう。何がしたい? 何ができる?
 
小さなことからでいい。
まずは、子育てを頑張る友人から、悩みを聞くことから始めてみよう。
 
 
 
 
***
 
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2020-02-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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