「心理学を黒魔術的に使うと恋がうまく回りだす」
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記事：匿名(ライティング・ゼミ特講)
「人の心を自由自在に操れたらどんなに素晴らしいだろう」と思ったことはないですか。
私はあります。その思いが強すぎるせいか行動経済学や社会心理学が大好きでその手の本をよみあさっては実践してみるということを繰り返しています。
そもそも人は9割を直感で判断しているといわれています。いちいちじっくり考えていたのでは、時間がかかり過ぎて生きていけないですから、当然といえば当然でしょう。
この9割部分の直感はどこからきているのかというと無意識部分から。なのでこの無意識に働きかけてあげることで人を動かすことができるわけですね。
私は副業で復縁専門の恋愛コンサルをしているのですが、この無意識に働きかける黒魔術的心理学が恋の炎を燃え上がらせるのにとてもよい働きをしてくれるので、うまく使えるよう指導しています。
たとえばノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが発表した「プロスペクト理論」は恋愛で大活躍です。
これは得られる喜びよりも失う痛みを大きく感じるというもの。なんと得られるよりも失うことの痛みは２．５倍大きいのだとか。
これは凄い。この理論を使わない手はないとなるわけです。
お客様で、以前お付き合いしていた男性と曖昧な関係になっていたある女性はどうしても復縁したいと彼に夢中でした。
けれども彼はそのことを見透かしていて、手のひらでコロコロと彼女を上手く転がし蛇の生殺し状態。
頻繁に連絡が来るかと思えばピタッと止まる。立て続けけに会える時があると思えばずっと放置されることもある。優しかったり冷たかったり、ハラハラどきどき彼の反応に振り回されていました。
彼のアンビバレンツな言動に嫌気がさすどころか、ドンドンはまり込んでいく始末。
実はこの彼の行動にはまる彼女の心理についても心理学で説明できるんです。なんと、ギャンブルにはまる人の心理と同じなんですね。
いつも決まったパターンで喜びが与えられるのではなく、いつその喜びが与えられるかわからない。ここがポイントでして、たまにもらえる至福の時間が忘れられず、執着しはまり込んでしまうわけです。
この心理がわかっていると彼が特別に素晴らしい男性だから、彼にはまっているのではなく、心理の罠の仕業であると理解できるんですね。このことを知っているだけでも、冷静に自分のことが見ることができるようになりますし、無駄に執着しなくてすみます。
そして逆に落としたい男性がいた場合にうまく利用できるので一石二鳥といえるでしょう。
復縁したい彼女に話を戻しましょう。執着が半端なく、にっちもさっちもいかない状態だったため、他の男性に目を向けつつ復縁を目指すことにしてもらったところ、余裕が生まれ気持ちも安定してきました。
そこである提案をしたんです。復縁したい彼との関係に期限を決めること。期限までに頑張ってダメなら諦めること。今から期限までの間は徹底的に彼にとって居心地のいい状態をつくること。この３つを約束してもらいました。
何故この３つを約束してもらったかというと「プロスペクト理論」つまりは失う痛みの大きさを彼に味わってもらうためです。
期限を決めて徹底的に居心地の良さを与え続け、ある日突然関係を断ち切る。そうするとまず予定調和を崩されます。自分にぞっこんで、絶対に離れていかないと思っていた彼女が目の前から消えていなくなることで、何が起こったかわからなくなり錯乱状態に陥ることは間違いありません。
当然のように受け取っていた愛情がもらえなくなり、失くした愛の大きさに気づき追いかけてくるという戦略です。
ただしこれは大きなかけでして、１００％うまくいくわけではなく少しでも可能性を上げるための最後の手段。
関係を断ち切ったあと、追いかけてこない彼のところにまた戻るなんてことをしてしまうと足元をみられてしまうので、そんなことにならない様に心の強さを鍛えることも必要かもしれません。
さて、彼女はどうなったでしょうか。なんと関係を断ってから半年後、彼から連絡があり正式にお付き合いすることになりました。
ここで注意があります。連絡があっても待ってましたとばかりくいついては元も子もありません。突き放さずさりとて未練をみせずの微妙な駆け引きが大切になってきます。
なぜなら直ぐ手に入るものに興味はわかないからです。彼が諦めないくらいにもったいぶりつつ、自分の価値ができるだけ高くなるようにふるまうといいかもしれません。
復縁希望の彼女の例でわかるように、心を操る心理学を複数併せて使うとより効果的です。
心理学を知っているかどうかで行動に大きな違いがでます。
心理学は恋の駆け引きだけでなく、パートナーシップを良好に使うためにも役立ちます。
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