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新型コロナウィルスはチャンスか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ただくま みほ(ライティング・ゼミ 日曜コース)
 
 
新型コロナウィルスの影響が広がっています。
亡くなった方や、今まさに苦しんでいらっしゃる方のことを思うととても胸が痛いです。
 
学校も全国的に一斉休校となり、そのために仕事を休まざるを得なくなった親御さんも多くいらっしゃることでしょう。
 
マスクが手に入りにくかったり、トイレットペーパーが売り切れたりして一部で不安に押し潰されそうな人々もいらっしゃるのでしょう。
 
講師業をしている私も、3月の講座は軒並み延期となり、主催していたイベントも中止となりました。
 
最初は「チャレンジングな状況!」と思いましたが、今は「いかにこの状況をチャンスに変えるか」という点から考えて行動しています。
 
今日はこの状況の中で、できる限りゴキゲンさんで過ごそうと思って実践していることをご紹介したいと思います。
 
具体的には3つあります。
1つ目は「映像」、2つ目は「笑顔」、3つ目は「未来から」です。
 
1つ目の「映像」についてですが、私は極力映像でこのことについて情報を得ることをしないようにしています。映像や音、特にニュースはセンセーショナルに伝わってくるので不安な気持ちを増幅させるように思います。だから私は情報は基本的には文字情報から仕入れるようにして、気持ちが不安になりすぎないようにしています。
 
2つ目は「笑顔」です。「病は気から」とは有名なことわざですよね。笑うことによって免疫が高まるという説もあります。いつも笑顔で楽しく過ごすようにしているのですが、ここのところはよりいっそう意識しています。家族と一緒に笑える会話をして掛け合いをするのも楽しいし、ちょっとオカシな奴ですが、鏡に向かって一人変顔大会するの、何気に楽しいですよ!
 
3つ目は「未来から」です。何が未来からか? 時間の流れが、です。時間は一般的には今から未来に向かって流れていると考えられていますよね。でも、もしも本当は時間が未来から流れているとしたら? 変な話に聞こえるかもしれませんが、こんな考え方もあるそうなんです。
 
例えば、オリンピックで金メダルを取る選手が「自分は当然金メダルを取る」と決めて、携帯の待ち受けに金メダルの画像をセットしている、というような話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
 
それって、「取れるかな? 取れなかったらどうしよう」という気持ちと全く違う感覚で、金メダルを取るための時間を生きていると思いませんか? 「金メダル取れるかな? 取れなかったらどうしよう?」という感覚が「時間は今から未来に流れていき、どんな現実が起きるかわからない」であるとするならば、「当然金メダルを取る」としている意識は、金メダルを取る(取った)という未来から今を見ているような感覚で、それって、時間が未来から今に流れているようにも感じませんか?
 
今回の新型コロナウィルスも、想定外の展開が起きていて、「これからどうなるかな?」という気持ちになるのももっともです。でも、「未来には状況は落ち着く」と決めてその「未来から流れている時間を生きる」と決めたら、これって結構気持ちも落ち着きます。
 
私が合言葉にしている一つに「問題はチャンス!」という言葉があります。何かしらの問題が起きた時はそれをクリアしようとトライすることで、必ず自分が成長したり、いろんな状況が変わることができたりする、というものです。
 
今回の件はどんなチャンスにできるでしょうか?
私の仕事の面では、講座で出ずっぱりの時にはなかなか手が回らなかったところを整えるということができそうだと思っています。
 
社会としてもチャンスになると思います。学校の休校を始め、普段では経験できないようないろんなことが勃発していますよね。刻一刻と状況が変わる中で、「目的は何か? 事実をどう解釈して行動するか」が一人一人に問われています。
 
今までの日常で、前例に倣い当たり前にしていたことが、「本当はなくても良かったもの」「無駄だったこと」に気づくチャンスにもなるかもしれません。
 
また、当たり前だと思っていたことが、「幸せで豊かなことだった」と気づくチャンスにもなるかもしれません。
 
そして、やはり命について考えさせられます。命の危険を感じる時、いかに生きていることがありがたいことで、もうそれだけで本当は幸せで自由である、ということが感じられるのではないでしょうか?
 
今回のことで改めて、今生かされていることに喜びを感じます。私にとっては改めて、今この瞬間瞬間を大事に生きる、ということを思い起こさせてもらえています。
 
今回は大騒動になっていますが、いつかは必ず落ち着きます。今、渦中で大変な思いをされていらっしゃる方にとっては、なかなかこんなこと、考えるのは簡単ではないかもしれませんが……理想の未来から時間が流れているとしたら、今このチャンスをどう活かしたいですか?
 
特に今まだ罹患しているわけでもない大半の人々の、一人一人のそんな意識が、理想の未来を選択する力になると感じています。
 
 
 
 
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2020-03-07 | Posted in メディアグランプリ

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