メディアグランプリ

テレワークをしてみて思ったこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:久田 一彰(ライティング・ゼミ書塾)
 
 
「今後1~2週間が瀬戸際です。 不要不急の外出はお控え下さい」
テレビから緊急発表が出され、生活や仕事が今後どうなるかの対応を考えている。
職場ではテレワークの体制は整っておらず、どんな対応したらいいのだろう。
 
今後のこともあるので、上長の許可を得て、まず1日のみ自主的にテレワークに踏み込んでみた。
そこから色んなことが見えてきたので、今後の参考としていきたい。
 
普段は通勤電車で50分かけて会社へ行く。
そこには各部門担当者や事務担当者等、多くの従業員がいる。
モバイルパソコンが1人1台支給され、総合プリンター、電話、デスク、ファイル棚が設置されている。
もし電子機器類に異常が出ても、素早く対応してくれる。
コピー機の具合が良くない時、トナーやインクの補充等がそうだ。
コピー用紙や備品が足りなければWebから注文が出来、自分が外に行かずとも翌日までには配送してくれる。
何か解決したいときは、隣の同僚に聞いたり、雑談や仕事の悩みもすぐに話が出来る。
オフィスビルなので、トイレ・給湯・ゴミ集積等は共有で使用している。
往復3分で行けるコンビニや飲食店があり、お昼やおやつ・飲料は何の心配も無く手に入る。休憩がてらコーヒーを買いに行くこともしばしばある。
他にも拠点があるので、週に何度かは外へ社有車でまわる。モバイルパソコンなので外でも仕事ができ、何より軽い気分転換にもなる。
17時頃には運送会社の方が荷物の集荷に来てくれて、書類・荷物等の発送もすぐ終わる。
出しそびれても、近くのポストへ帰り掛けに投函すれば発送は可能だ。
そして1日が終わる。
 
しかし、今回初めてテレワークをすると、意外なことが3つ見えてきた。
 
・誘惑を振り切り意思決定能力が上がる
・買い物スキルや自炊力の増加
・あるもので何とかしようという対応力
 
他人から話しかけられ、電話で中断されることが無く、集中して仕事が出来ると思いきや、家には誘惑が多い。
 
自分の意思の強さが試される。
テレビ・本棚の書籍や漫画から、猛烈で強力な吸引力が出ている。
 
「あ~、ちょっと気分転換したいわ~。 買ってきたいちごチョコ大福あったな~。 食べながら漫画でも読もっかな~」
 
だが、そこをぐっとこらえて、誘惑を振り切り意思を高める訓練になるのだ。
 
テレビを付けてしまったら、画面をCDに切り換えよう。
「しめしめ、会社では音楽を流せないが、家ではどんなジャンルも音量も自由だ。 聴かれたくない趣味のものも流せるし、気分良く仕事が出来る」
 
そんなこんなで待ちに待ったお昼。
休憩は会社規定では、55分だ。
 
「さて、一段落したからコンビニに行くか。 しまった、近くても往復20分かかる。 自炊するにも調理に45分かけたら休憩にならん」
 
買いに行く時間を短縮するため、あらかじめご飯を用意しておく必要がある。
 
「前日夜の内に翌日分まで作りしておき、献立を考えなきゃ。 メニューや栄養バランスも考えて食材は何を買うか決めなきゃ。 今の時期ならシチューにすれば、肉も野菜も取れるな、小松菜とほうれん草が旬なのか、一緒に煮込んでしまおう」
 
スーパーでは報道されているように、一部物がないものもある。
無い物はどうしようもないので、あるもので対応する。
 
「伊藤園のビタミン野菜ドリンクがない! 売り切れている! とほほ、入荷未定なのか、じゃあマンゴーサラダの野菜生活飲んでみよう。 ん! 意外と美味いじゃないか。 これも今度からはありだな」
意外と他の物でも何とかなるものである。食わず嫌いだった。
 
「シエスタ」なるお昼寝も取ってみる。
会社で寝るには何となく抵抗がある。
社有車でこっそり寝れば良いが、会社のロゴも入っており、他人の目が気になる。
しかし、家だと、
「目覚ましを15分にセット、ソファーで寝転がっても誰からも何も言われない」
寝過ぎて25分になったのは、実験ということで多めに見てもらいたい。
その後は、集中力があがる。
普段だと半日以上掛かっていたものが、1時間半で終わったのだ。
 
この様に良い点もあるのだが、一方で、会社になんとかしてもらわないと、という点も見えてきた。
すでに多くの会社では取り入れられているが、まだまだという会社も多いはず。
緊急時や必要時には、テレワークへ切り替えられる様、多々整備してもらいたい。
 
・電話対応の転送システム
・パソコンシステムの再構築(データが重いとフリーズする)
・コンテンツをオンラインにするには
・書類は紙媒体からWeb媒体への移行
・オンライン会議の一般化
・休業中の保障(歩合の部分)
・Web発注(検印簡素化)
・持ち出し用デジタル機器の整備(パソコン・プリンター)
 
これは、今後の課題として提案してみよう。
会社には提案システムがあり、うまく採用されると評価につながる。
 
今後も天災や災害はいつ発生するか、それこそ予測不能である。
だが、備えあれば憂いなし。
ピンチはチャンスに変わる。
あとは、どれだけゴールに向かって実践していくかである。
 
 
 
 
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2020-03-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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