拝啓、親愛なる草食系男子さま《現役モデルの憂鬱》
記事:天狼インコ
私は困っている。 先頃、 「美人は年間100万円得している」というニュースが日本を駆け巡った。 賛否両論あったようだが、私の正直な感想はこうだ。 「0が1つたりないよ!」と。
私は容姿を売る事を生業としている。賛辞と引き換えに、普通に暮らしていれば一生言われないような辛辣な言葉を浴びることも多々ある。辛い事も沢山あるが、仕事はとても好きで、とても楽しい。
だが、もう一度言っておく。私は困っている。
私はハッキリとした顔立ちと高身長を神に与えられた。つまり強靭な容姿を手に入れたのだ。 そんな女には、ザ肉食系男子が寄ってくる。わかりやすく言えば経営者やら、アスリートやら…
だが、声高らかに宣言しよう。
「私は草食系男子が好きだ!!!」と。 20歳の頃は、彼らに似合う女になるべく、戦闘能力0に見える森ガール的な格好に挑戦したこともある。
だが、結果は明白だった。
サイヤ人の王子ベジータが、亀仙流の道着を着るくらいの違和感だったのだ。サイヤ人は、どうあがいても地球人の服はしっくりこないのだ。 そして、結局のところ自分に似合のは戦闘服だと悟った。 今思えば当たり前なの話なのだが…
しかし戦闘服に着替えた途端、愛すべき地球人、つまり、草食系男子は恐れおののき逃げ去っていく。
そこで1つ伝えたい。 一見サイヤ人に見えても、本当は地球人という存在もあり得るということを。 つまり肉食系に見える女が全員、中身まで肉食系とは限らないのだ! だから親愛なる草食系男子にお願いしたい。 『サイヤ人風の女に出会う→即逃げ去る』 ではなく、どうか心のスカウターで、サイヤ人かサイヤ風かを見抜いて欲しい。
どうかこの願いが愛しい草食系男子に届きますように。
2015.summer by天狼インコ
追伸:執筆中のBGMは、ゴールデンボンバーの今夜も眠れない(病的な意味で)だ。
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