メディアグランプリ

この夏初めてやった事 


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:浅丘 由美子(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
2020年初夏。緊急事態宣言最中の東京。
私は、「人生を変える」などという、ちょっと胡散臭いサブタイトルがついた、天狼院という風変わりな名前の本屋さんが開催するライティングゼミを受けはじめました。全8回の講義と、毎週1回、2,000文字のエッセイの課題提出が16回あります。
そして、皆さんが読んでいるこのエッセイが、泣いても笑っても、最後の課題なのです。ある意味、この文章は、ライティングゼミの卒業論文という事です。
このライティングゼミ、本当に私の「人生を変えた」でしょうか?
 
今の時代、物書きになりたい。ライターになりたいという希望がなくても、もっと上手く文章を書きたいと思っている人は多いのではないでしょうか? なぜなら、今時「物を書かない」ですむ仕事をしている人の方が、世の中少ない位だからです。そんな方にも、「人生を変えたい」と思っている方にも、この卒業論文が役に立てば幸いです。
 
私がこのゼミを受けたいと思ったのは、1年半前に転職した新しい仕事に関係しています。ひょんな事から友達になった人が、この講座を受けていて、そのエッセイが、天狼院のHPに掲載されているのを、彼女のfacebookの投稿で知って読みました。こんな素敵な文章をかけるようになるのなら、是非、この講座を受けてみたいと思いました。
フランスに本部がある環境保護団体に転職をしてから、文章を書く仕事が増えていました。
本部のあるフランスやヨーロッパと比べて、日本では、環境問題について考える事は少ないかと思います。
まずは、提携している企業の社員向けにニュースレターを書く事にしました。提携している企業の社員の人も動かせないのに、もっと一般な人に環境問題に関心を持ってもらい、行動に起こしてもらうのはハードルが高いと思ったからです。
最初の方こそ、誰に強制された訳でもなく、私が自主的に始めたニュースレターのためか、「ご祝儀」的な反応がありました。しかし、4回、5回目位からは、殆ど反応がなくなっていきました。
日常の業務で慌ただしい中、必ずしも興味があるとは言えない「地球環境」についてのニュースレターを貰っても、メールを開く事もなく、ゴミ箱行きなのだろうなと思うと、最初の意欲もどこかに行ってしまい、私のモチベーションも、風前の灯火のようでした。
でも、何とか、読まれるニュースレターを書きたい! やっと読み出して貰えたら、恐怖の「閉じるボタン」をカチっとクリックせずに、最後まで読んで貰いたい! そして、最後まで読んで貰えたなら、あわよくば、地球環境をよくするため、何か、自分なりに行動を起こしてくれたら、嬉しい! そんな文章が書けるようになりたい! と思って、この4ヶ月講座を受け、課題を提出してきました。
毎週の課題提出は、正直かなり大変です。
16回の課題は、提出して天狼院のHPに掲載出来るレベルに達していると講師に判断されないと、陽の目を見る事ができず、ボツ原稿となってしまいます。私は、そもそも、今まで、2度程、〆切りまでに仕上げる事が出来ず、13回しか提出出来ていないのですが、掲載された回数では、負け越しています。
講座を受け、講評を頂き、ふむふむ、やっとわかったと思い、掲載されたかと思うと、次の週はまた、レベルに達しておらず、ボツ。2歩進んで3歩下がっている状況でした。控えめに言って、何だかパッとしないのです。
 
そんな状況でも10日くらい前の事です。
久しぶりに、提携会社の社員向けニュースレターを書いてみました。それは、記念すべき、第10本目のニュースレターでした。
まず、今までと変えたのは、ニュースレターのタイトルです。
「この夏、初めてやった事」というタイトルにしました。
地球環境について書かれた、ニュースレターのタイトルが、昔のアイドル歌手の歌のタイトルのようになりました。
すると、そのニュースレターは、その提携会社のイントラネット内で、バズッたそうなのです。
というわかりやすい成長物語、ヒーローズジャーニーだといいのですが、そこまで、人生は甘くはありませんでした。
でも、今まで何本も、無反応だったのが、今回のニュースレターには、いくつもの反応がありました。メールを書いて、自分が行っている、地球環境に良い事をシェアしてくれ、私が「この夏に初めてやった事」に関しても興味を示してくれた人や、今まで行った施策についても感想を教えてくれる人がいました。
また、そのニュースレターを出した次の日に、その提携企業の社員の人、数名と会ったのですが、その数名の人が全員、私と会った途端に、昨日のニュースレターは面白かったなどと言う訳です。
もちろん、私と次の日に会うから、読んでおこうと、気を利かしたのだとは思います。
でも、今までだって、何度もそのような機会がありましたが、ニュースレターなんて送付された事すら気がついていないのかも知れないなと確信を持つ程、無反応だった事が殆どだった訳です。
まだまだ、目標すべき反応と比べると、全然レベルが足りてはいないのですが、それでも、この4ヶ月のゼミの成果の兆しは見えました。
忙しい中、毎週書くのはかなり辛かったのですが(何度か提出も出来なかったのですが)、努力が報われたと思えた瞬間でした。
 
それ以外に、想定外の出来事がありました。
先週の課題の中で、我が家の愛犬の話を書きました。そのエッセイは、残念ながら陽の目を見る事はなかったのですが、それを書きながら、実は、自分が今後やりたいプライベートな希望が明らかになったのです。「書く事」は、自分の心の中を深く探って、対話をする作業です。書く事で、思考が進みます。書いた事で、自分がやりたいけれど、蓋をしていた気持ちが出てきたのでした。
もう一つは、このライティングゼミを同時に受けている人達との出会いがあります。
ライティングゼミを受けている人とは、FACEBOOKのグループでつながっています。通信で受けているため、お会いした事はありませんが、お互いに心の深いところにある過去の出来事から得た成長について書かれたエッセイを読んだり、最近あった面白い日常の話を読んだり、ご家族の話などを読んでいるうちに、毎週、他の人のエッセイを読むのが楽しみになってきます。中には、全くの偶然ですが、以前の会社で同僚だった人もいました。
その当時は、其れ程、深い関わりがあった訳ではないのですが、毎週毎週、とっても面白いエッセイ(あまりパッしない私とは違い、HPに掲載される常連さんなのです)なので、ついつい、感想を伝えたくて、途中でお友達申請をして挨拶しました。一緒に働いていた当時、全く知らなかったけれど、こんな事があったのだと思い、感動の涙が出てきてしまったお母様の事を書かれたエッセイもありました。
他にも、お友達申請したいとウズウズしてしまう人が沢山いるのです。
 
「人生を変える」程のライティングゼミだっただろうか?
一つだけ確実に言えるのは、これからきっと私の「人生を変える」事になるライティングゼミだったという事です。
新しい人との出会い、新しい自分についての気づき。
人生100年時代。ライティングゼミのお陰で、これからの人生が益々楽しみになった事は確かです。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

 

 
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2020-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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