【募集】自分が感じている魅力を伝えることって難しい《大学生限定・『月刊天狼院書店』編集部員募集》
スタッフありさです。
この度天狼院書店では「読み人」の募集を行っております!
たくさんのご応募いただきましてありがとうございます。
私もスタッフとして読み部を盛り上げていこうと思っています!
しかし、私にはひとつ問題がありまして……それを共有できればと思います。
はっきり言って、私は本の紹介をすることが得意ではありません。
そもそも何かを誰かにお勧めする、ということがあまり得意ではないのかもしれません。
なぜなら、表現力が乏しすぎるから。
何かを食べた時、感動した時、面白いと思った時、出てくる感想はほとんど同じです。
「やばい!」
いやいや、何がどうやばいんだよ、という話ですよね。
「めっちゃ面白かった!」
だから、めっちゃってどのくらいやねん。
「凄かった!」
だからどこがどうして凄かったんですかって。
私はいつも何かの紹介をするときにこんな調子で紹介をしてしまいます。
毎度毎度、感想を伝える時には私は上手く伝えることができないなあと痛感しています。
これは本当にためになって、私の人生観が大きく変わったんだよ、
この本はめちゃくちゃ面白くて絶対すかっとできるよ
この小説はもちろん、アニメ化されたものも映像が綺麗なんだよ
そんなことを苦し紛れに紹介するのですが、なかなかその続きが出てこない。
例えば? とか具体的にどういう場面が好きなの? とか言われたらもう沈没する。
まるっと全てが凄かったんだよ! それで終わりじゃダメなの? と、半ばやけになってしまうこともありました。
だから、私は書店員なのにも関わらず、本の紹介が下手だと思います。
あらすじは言えても、自分がどんなところでどう思ったのか、どんどん深堀りして伝えることができない。
他のスタッフが一つの本を片手に、熱狂的に語っているのを見るとただただすごいなあ、としか思えませんでした。
こんなにこの本のいいところを知っているのに、どうして説明できないんだろう……
こんなに読みつぶしている本なんてないのに何で伝えられないんだろう……
どうして、面白かった、楽しかったなんて浅い説明しかできないんだろう……
そう思い悩み本当は心からお勧めしたい本があっても勇気を出してお勧めすることが出来ませんでした。
本以外でもカフェメニューや部活の魅力を説明することにも勇気を出せませんでした。
自分が感じている魅力を伝えることって難しいなあ、とつくづく実感したのです。
「私、接客が一番苦手なんです」
いまむーさんにそう打ち明けたことがありました。
何をやってもうまく説明できなくて、失敗するのがこわくて……そんなことをうだうだと説明していました。
ふうん、といまむーさんは、一言。
「でもそれって、自分をだめだと思っている他人がいるっていう妄想だと思うよ」
……確かに。
私は、完璧主義なところがあって、何かやるときには自信持てるレベルまで能力を引き上げないと、乗り気ではなくなってしまうところがあります。
何かするのに自分がダメなところがあるって思っている限り、踏ん切りがつかず行動できないのです。
「でも文章を書くのは得意だよね、そしたらトークスクリプトとか書けばいいんじゃない?」
そう言っていまむーさんはココアを啜りました。
なるほど、もう作りこんでしまえばいいのか。何を説明して、どうやって説明するかを。
いまむーさんの言葉に勇気をもらった私は、まず話すことを文章にしてみました。
そして、それからの接客はできるだけお客様とコミュニケーションを取り、できなかった説明を刷新することに努めました。
そこに、ある大ニュースが飛び込んできました。
「夢の部活」が始まるよ、と。
内容を聞くと、確かに夢のような部活でした。
本を読んで、記事を書いたらその書籍代だけお金が支払われる。
実質、本にかかっているお金はゼロ円になる。
私は読書が好きです。
小学生の頃の私は毎週地域の図書館に通いつめ、毎回上限の6冊分の本を借りては返し、借りては返し、といった生活を繰り返していました。
中学生から大学生になるまでもずっと本は読んでいて、一度本屋に足を運べば5000円以上は出費していました。
それと同時に、私にとって文章を書くことは趣味をやっているのと同じくらい楽しくて、没頭できることです。
だから、楽しく本を読んで記事を書くだけでいいなんて、私のためにあるようなものでした。
しかし、懸念点は「本を紹介する文章である」というところ。
紹介することに対しての不安はまだまだ私にあります。
上手く伝えられないんじゃないか、思っていることが言葉にできないんじゃないか、嫌なイメージばかりは広がりどんどん不安は募るのです。
しかし、何もしなければお勧めするのは苦手なままだし、乗り越えなければいつまでたっても何かを紹介することが出来なくなってしまいます。
だから私は、いままでの「ダメな自分」ではなくて、「良い自分」になるはずだ、そんな明るい妄想をすることにしました。
だから今の私には近い未来に自分が「おすすめする力」をつけている姿しか想像できません。
きっと私は、本も、カフェメニューも、そして天狼院の外でも様々な魅力を伝えられる人になります。
まずは、「読み部」で徹底的に表現力を鍛えて、本の魅力を120%伝えられるようになる。
そして、「リーディングハイ」で文章で魅力を伝える練習をする。
次に、ファナティック読書会で本を熱狂的にお勧めする練習をする。
そうしたらきっと、店頭でも自信をもって本のおすすめができる。きっと、表現力が上がって人生も豊かになる。
だから私は、「良い自分」になるための一歩として、読み部へ参戦しようと思います。
読書感想文が苦手な方、上手く文章が書けない方、長文なんて無理だよ……と思っている方、
大丈夫です。私も、同じです。一緒に「おすすめ力」アップに励みませんか?
【「読み人」募集要項】
天狼院書店店主の三浦でございます。
発端は、およそ二年前のことでした。
「本を読んで、お金をもらえる仕事があったらいいよね?」
ふと、あるアイデアが頭に浮かび、スタッフにこう言っていました。
生まれて、これまで、本にどれくらい投資してきたかわかりません。
かなりの額が費やされたろうと思います。
もし、本を読んで、たとえば、その本の代金分だけでもお金がもらえるという「夢の仕事」があったら、どうでしょう。
僕だったら、間違いなく入ります。
そんな「夢の仕事」を作ることができないかと、この二年間、事ある毎に考えてきました。
また、様々な方法論を考えました。
昨年末より、その動きが本格的になり、いよいよ、組織としてそれを立ち上げることに決めました。
その「夢の部活」こそが、
「月刊天狼院書店」編集部、通称「読み部」です。
いうなれば、
「本好きの、本好きによる、本好きのための部活」。
天狼院の定義としては、単に本を「読む(リーディング)」だけでは、読書はまだ不完全なんですね。
読んだ後に「書く(ライティング)」ことによって、はじめて読書が完結すると考えます。
まるで「タンポポの種」のように、読んでふわふわと頭の表層を浮遊しているものを、書くことによって地面に定着させる。
そうすることによって、はじめて、種は根づき、やがて実がなると思うんです。
そんな本質的な読書を、楽しみながらやるのが、「月刊天狼院書店」編集部、通称「読み部」です。
今回、そこで本を読むためのスタッフ「読み人(よみびと)」を、大募集することにいたしました。
大学生限定とさせていただきます。
やっていただくのは、天狼院の定義する「読書」です。
つまり、読んで、書いてもらいます。
それで、書いた記事が優れていると天狼院が判断した場合、Web天狼院書店の、今用意している新しいメディアに掲載し、その掲載料として、読んだ本の金額(1記事上限2,000円)を支給いたします。
「え? 本を読むのは好きだけど、書けるかな?」
とお思いの皆様、心・配・御・無・用でございます。
読んで書くための「リーディング・ハイ」ライティング講座(通常1回¥5,000)を用意しております。
スタッフ「読み人」の皆様には、これを無料で受講していただけます。
さらに、毎週日曜日朝に開催している天狼院の大人気読書会「ファナティック読書会」(通常1回¥1,000+1オーダー)にも、無料で参加できます。
さらにさらには、本屋をまるごと編集してしまう、おそらく世界の書店史上初めての試み「月刊天狼院書店」編集部に、編集者として参加できます。なんと、その参加費も無料です。
好きな本を読み、
それがWeb天狼院書店というメディアに掲載され、
プロに文章の書き方も教わることができ、
お客様と大好きな本について「熱狂的(ファナティック)」に語り合うファナティック読書会に参加でき、
さらには、今人気の書店の「編集」にも携わることができる。
しかも、掲載された分の本の代金が支払われる。
どうでしょう、これが天狼院が提示する「夢の部活」です。
僕の悲願です。
おそらく、応募が殺到すると思いますので、エントリー方式にしたいと思います。
お早めにご応募ください。
Web天狼院書店の「お問い合せ」フォームからご応募ください。
こちらから→ お問い合せフォーム
「題名」の欄には「読み人募集への応募」と記入ください。
「メッセージ本文」には、以下の項目を記入ください。
①履歴書に相当する記述
②応募動機
③課題文「自分が最も好きな本を一人でも多くの人に読んでもらうための文章(2,000字程度)」
選考後、一次審査を通過した方にのみ、担当者より、説明会への招待メールをお送りします。
その後、店主の面接を経て、正式に参加となります。
それでは、一人でも多くの、優れた「読み人」の皆様のご応募、お待ちしております。
お友達もお誘い合わせの上、ぜひ、チャンレジしてみてください。
どうぞよろしくお願いします。
【要項】
条件:大学生(大学院生)
読む時間帯場所:好きなときに、いつでも、どこででも
書く時間帯場所:好きなときに、いつでも、どこででも
ファナティック読書会:毎週日曜日朝9:00
「月刊天狼院書店」編集部:第1・3日曜日11:30〜13:30
*「ファナティック読書会」や「月刊天狼院書店」編集部が開催される毎週日曜日午前中〜昼の時間帯を空けられる方を優先します。
募集地域:東京天狼院(池袋)/福岡天狼院(福岡天神)に通える距離
*本部活のメンバーは、天狼院の正式なアルバイトスタッフが募集される場合、選考にて優遇されます。
*正式なスタッフではないので、対象となるイベント以外の天狼院のイベントには、無料で参加することはできません。
【天狼院書店へのお問い合わせ】
TEL:03-6914-3618
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