天狼院ライティングゼミで学んだのは、大家としての心構え
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:街あゆみ(ライティング・ライブ東京会場)
4カ月間受講した天狼院ライティングゼミが、この記事で終わる。
徹底して叩き込まれたこと、それは……
「書くことはサービスである」
毎回の講義は、エキサイティングで面白かった。それを生かして記事が書けたかと言えば、書けた部分もあれば、まだまだな部分も多々ある。
クスっと笑える記事は、書けるようになったようだ。
じんとするような記事は書けない。2度挑戦してみたが、心のひだを書くような記事は、私には難しい。自分の感情を読者に共感してもらえるようには、まだ書けない。自分の感情が勝ってしまい、自分本位な文章になってしまうのである。困ったものだ。ただ、それが分かったことが、収穫でもある。
「○○はサービスである」
これは、書くことだけではなく、他のビジネスにおいても基本の考え方のようだ。
店主の三浦さんは、カメラマンの顔も持ち、その仕事でもサービスを意識していると話していた。
私の大家業に対する姿勢も、サービスが大事と気づかされ、今回のゼミで得た一番大きなものだ。
そのことについて、お話ししていきたい。
毎週、ライティングゼミの記事を提出するために、毎週2~5テーマ書いた。そうすると、自分の過去を振り返り、自分のやってきたこと、その時の感情、回りとの関係性などを思い出す。
自分自身のことを、ケチ臭いちっぽけな人間だとつくづく感じた。自分の日常生活の中に、サービスの部分が欠けていることにも気付かされる。
「書くことはサービスである」
天狼院ライティングゼミを受講するまで、その視点はなかった。読者にメリットを与える記事書く。そのためにどうすべきかを学んだ4カ月だった。
以前、フリーペーパーの読者レポーターとして、飲食店などを取材して100字程度の記事を書いていた。初めて自分の書いた記事が掲載された時は、本当に嬉しかった。
その後、自分のブログを書いたり、パートした不動産屋のブログを書いたりした。
7年前、職安の主婦向けの在宅仕事セミナーで、ランサーズの存在を知り登録。ライターとして、経験を積み徐々に単価はアップ。フルタイムで働くくらい時間を費やし、月20本の記事を書き3年頑張ったが、月収は6万円にしかならなかった。ライフスタイルやお出かけ記事、ランニング記事を書いていたが、誰でも書ける記事の単価は安い。もっと専門的な記事を書くべきなのか迷い、最も単価が高かったランニング記事が首になった時点で、一度ライターを休業することを決意。
3か所からもらっていたライターの仕事は、細かく「てにおは」までチェックされる媒体もあれば、記事を引き取ってもらえるが全て構成し直して掲載される場合もあった。悔しくて、その媒体の他の記事を読んで、何がいけないのか、どんな記事が好まれるのかを研究。徐々に、無修正で掲載されるようになった。しかし、サービスという視点はなかった。
当時、ライターと同時進行で、不動産投資もしていた。
月収6万円は、1件しか持っていなかった戸建ての1カ月の家賃とほぼ同額。であれば、戸建てを買ってリフォームして貸した方が、収入はアップする。その方向にかじを切った。
私が取り組んでいるビジネスは、大家業。古い戸建てをリフォームして、賃貸している。
はじめた頃は、何が何だかわからず、自分のできる範囲でリフォームした。あまりお金をかけずに、リフォーム。しかし、後で問題が発生して、手直しする必要も。古い水道管をそのまま利用して漏水したり、簡単な方法でリフォームして壁紙がはがれてきたり、住んでいる方に迷惑をかけてしまったことがある。申し訳ない。
少し経験を積んで、いかに快適に住んでもらう住宅を提供するかを考えるようになってきた。
ビジネスは、利益を生まなければならない。しかし、サービスを提供するのが先決。それは、まさにライティングゼミの教えだ。
住みやすい住宅とは、どんなものなのか? 諸先輩方の物件を見せて頂き、取り入れられることは真似させてもらい、自分の物件に反映していく。
先輩大家さんにアドバイスされても、自分の理解のキャパを超えていると、頭に入ってこないことも多かった。最近、少しずつアドバイスの意味が分かってきたように思う。
例えば、給水管は30年を超えているものは交換した方が、漏水を事前に防げる。電気は、単層2線式では30アンペアまでしか契約できないので、単層3線式にして40~60アンペア使えるようにしないと、3~4人家族は暮らしにくい。しかし、この工事は両方行うと、規模にもよるが40~60万円もかかってしまう。先々のことを考えると、先行投資した方が、最終的には利益になることも経験上わかってきた。
今回、ライティングゼミを受講しながら、戸建てのリフォームをしている。正直、体力的にも精神的にもきつかった。
しかし、ゼミを受けることで、自分の欠落した部分に気づくことができ、今後の改善点も見えてきた。
「○○はサービスである」
という視点を持てたことは、大家業をやっていくうえで、とても大切な心構えができたように思う。
天狼院ライティングゼミ、ありがとう!
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
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