メディアグランプリ

やってはならぬ事をしてしまった反省文


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記事:山田THX将治(ライティング特講)

 
 
時に 大人とは思えないことをしてしまう。
恥の概念が 掛けているのだろうか。
正直に言うと、小生が怠け者なだけだと思うのだが。
 
現代の若い方々から見ると、バブル期を経験した者は、浪費をしてきた問題児に見えることだろう。バブル期に、丁度一人前に成った時期と重なる小生達は、最も問題児度が高いのだろう。
他人(ひと)から指摘されずとも分かっているつもりだ。しかし浪費が止まらず、物事の価値をプライスカードで決めがちである。これは性質なので、諦めた方が良いのかもしれない。
 
一応は、自分なりに節約はしている。自宅に居る時や周りに見えない時は、見栄を張らず質素にしている。例えば、部屋着等は某Uより安い、バッタ品で済ましているし、日々の食事も誠に質素だ。新聞も、購読料が高い経済紙から、安い購読料が自慢のT新聞に替えた。先日など、長く履いていた靴(普段履き)の底が抜けた位だ。
 
その反面、齢相応の生活にしよう、“安物買いの銭失い”だけはしない様にと心掛けている。しかし、持ち前の怠け者が顔を出し、なかなか改善出来ないでいるのが現実だ。
 
最近では、若い方々の消費が低迷していることが、問題視されている。これは、小生等の世代が考えても、的確な解決策は生まれそうもない。何故なら、生きてきた世相が違うからだ。
先日も天狼院で、三浦店主の言葉にハッとした。
「車持たないとか、贅沢しないのは(若者が)、親世代への反抗なんだよ」
言い得て妙だ。
小生の世代も、上の世代に反抗してきた。特に、上の世代よりも全体的に体格が良くなり、外国製(特に米国の物)の洋服でも着られる様になってきたので、こぞって高い舶来の服を購入したものだ。急に収入が増した(バブルの恩恵)ので、誰よりも早く輸入車に飛び付いた。
その真逆な現象が、現在起きているだけなのかもしれない。
 
その後、友人と会話をしていて気づいた事がある。
もしかしたら小生等は、反抗するばかりで、上の世代を反面教師にしてこなかったのではないかと。
反抗はしてしまうものかもしれないけど、それによってどうなったとか、反省を伝えてこなかったのではないかと。また、良かったことも伝えきれてない気がするのも事実だ。
折角、贅沢な車や洋服を手にすることが出来たのだから、その‘良さ’をちゃんと次の世代へ、伝えてこなかったことが足りなかったことなのかもしれない。
それによって、贅沢に対する反抗を呼び、消費低迷やデフレ経済に繋がったというのだ。
 
それともう一つ、会話の中に出て来たことだが、小生等に比べて現代の若い方々は、総じて頭がよく優秀だ。当たり前のことだ。若者より年寄りの方が、進化しておらず、サルに近いからだ。
そのことを、大人が素直に認めたがらないことも、原因の一つだというのだ。
その点小生は、天狼院に出入りさせて頂いているので、有利だ。なんといっても、直に感じているからだ。
 
その優秀な若者に、物の良さをこのまま伝え切れなかったら、大変なことになるだろう。文化の分断になるし、民度の低下を招くかもしれないからだ。
由々しさを感じつつ、小生なりに出来ることを考えていた。
今の答えとしては、若者の迷惑にならない程度にイベント等に参加し、天狼院ではこうして、例え下手でも記事を書くことにしている。
 
小生が伝えたいことは、価格が高い物は高いなりの質感があるということ。安物とは違う、特別な感覚が有り、それに触れることは格別の喜びが有ること。
是非、体験して頂きたいと思います。
お金のことは、何とかなります。これは、小生が証明していますから。
 
こう言いつつ、先日のことである。
普段使っている車から降りようとした時、とんでもない事に気付いてしまった。
 
小生、運転には自信が有るのだが、念の為、ドライブレコーダーを搭載している。貰い事故とかに、会った時の為に。
元々、車の運転に自信が有る小生は、あまりスペックを考えず価格優先(要するに一番安かった物)のドライブレコーダーを購入したのだった。
夜、車庫に戻りエンジンを停めたところ、ドライブレコーダーのモニターに「画像がいっぱいです」の表示が出てきた。これまでも何度かあったのだが、記録カードが一杯になったとのことで、フォーマット(全消去)すれば元に戻るのが本寸法だ。今回も小生は、フォーマット処理をして帰宅した。
次の日、同じ様に車で外出した。信号待ちの時、ふとドライブレコーダーのモニターを見るとまたしても「画像がいっぱいです」の表示が出ていた。不思議に思い、停車時に再びフォーマットしてみた。結果は同じだった。
メーカーのカスタマーセンターに問い合わせると、フォーマットの手順は間違っていなかった様だった。そうなると、トラブルの原因は、本体かカードの破損だとのことだった。解決策は、買い直しのみだそうだ。
 
価格優先で、商品を選んだツケが回って来たのだ。
あれほど、安物買いはするまいと誓っていたのに。
 
近い内に、カーショップに行って買い直してこよう。
とんだ“銭失い”なってしまった。
 
反省しよう。それも、猛省を。

 
 
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2017-05-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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