文章とレストランの美味しい関係
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:南 達也(ライティング・ゼミ 平日コース)
いつもは、
あまり気にしなしないが、
ポストに入っていたチラシに目が留まった
この前妻が、興奮気味に、
「友人と行った池袋にあるレストランが最高に美味しかったよ」
だから、
近々、一緒に行こうと誘われ、
火曜日に予約をしていたレストラン
そのお店の支店が家の近くにオープンしたというチラシ。
妻との会話を呼び起こしてみた。
「お店の料理人は、確か160人」
思わず
「ずいぶんと大所帯なお店だなぁ」
とつぶやいた。
料理歴何十年という大ベテランから
駆け出しまで様々な料理人が
1週間準備をかけて、精一杯の料理を出す。
肝心な料理は、
どんなものが出るのだろうかと聞いてみると
それが
不思議なことにメニューがひとつしかない
それが
『シェフのおまかせ おひとり 10,800円』
たった一つだけである。
「メニューがひとつとは、
随分と自信があるお店なんだなぁ」
とまたつぶやいた。
と同時に、
メニューの内容の詳細をわからず、少し困った。
とゆうのも
妻は、アレルギーがあるのだ。
例えば、きのこ類や貝類
本人曰く
これらは、食べたくても食べれないとのこと。
そんな妻が、
お店に満足したのであれば、
きっと
細かい注文に対しても対応してくれるのだろうと
正直なところ、
妻が実際に行って、美味しかったという
実体験がなければ、
恐らく、行くことはなかっただろう。
他に何か変わったことがあっただろうかと考えてみた。
それが、
料理の修行をしてきた場所が、
主に福岡、京都、そして、東京の3か所が多いとのこと
それぞれの地域の特徴や特性が、料理に出ていて、
同じ時期でも修行した地元の食材をメインに、つかい、だしの取りかたまで
さまざま異なるとこと
だから、
毎週通っても
決して飽きることがまったくないとのこと。
体質的にお酒を受け付けないという私
日々の晩酌よりは、
コスパのいいランチ巡りの方が楽しい
月曜から金曜まで週5日
職場の近くに、美味しいお店があると聞けば、
例え、職場からお店まで徒歩10分かかろうが
待ち時間が多少長くても
あの手この手を使って、
どうにかして食べたいという性格である。
混雑するレストランには、会社の早番を利用して、お店に駆けつける私。
とにもかくにも美味しい料理にありつけることになり週末までの楽しみが出来た。
食べること以外にも好きな事が、ひとつある。
それが文章を書くという事だ。
学生時代は、文章を書く事は、正直なところ嫌いだった。
嫌いだったが、学年が上がるにつれて、
強制的に書かざるを得ない状況になり、
宿題を出さないで両親に叱られるのを避けるために
しかたなく
本のあらすじやら
修学旅行のスケジュールなどを書いていた。
そんな私が
仕事や仕事以外の勉強に参加したきっかけで、
文章の書き方の本を購入し、それを参考にしながら
下手なりにアメブロで文章を毎日書けるようになるまでに なったことは、自分でも少々驚いている。
ただ、
匿名で投稿しているので、身内から賞賛も批判も受けない。
それゆえ、書いている量としては、550回以上投稿と割と多いにもかかわらず、文章構成や、道すじの書き方等の基礎がないため、独りよがりの文章になっているのではないかという不安を常に感じている。
そんなお恥ずかしい状況だが
決して悲観しているわけではない。
過去の偉大な作家を見てみると
池波正太郎を初め、美食家がたくさんいる。
こよなく食べることを愛したという性質は、
今のところ私にもある。
あとは、
残りの人生をかけて、文章をこよなく愛する。
そうすることによって、
私の文章アレルギーは、多少は解消されるだろうか
それとも
アレルギーというものは、
一生涯無くならないものだろうか
それを確かめるために
今までやってこなかった
文章教室の門をたたいた。
ここで、
数か月間
160人の同期と切磋琢磨して
全力で文章を書き
今までのアレルギーを改善できるようになってみる
■妻からいろんな話を聞きながら、
ふとカレンダーを見てみると
10月である。
季節的に過ごしやすく
食べ物が1年の中で、豊作に育つ季節
ますます
約束のレストランに行くことが楽しみになった。
どんな美味しい料理が出てくるのだろか
楽しみがひとつ増えた。
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