自信がなくて本当に良かったライティング・ゼミ
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:上田光俊(ライティング・ゼミ日曜コース)
「なんか面白そうだな……」
これは、僕が8月から通い始めた4ヶ月間にも及ぶ「人生を変えるライティング・ゼミ」を受講してみようと思ったたったひとつの理由である。
人生を変えるためでも、ライティングのスキルを上げるためでも、ましてやプロになるためでもない。
僕は、たまたまフェイスブックで目にした天狼院という書店の「人生を変えるライティング・ゼミ」の告知文を見て、ただ単純に「なんか面白そうだな……」と思ってしまっただけなのである。
おそらく、このライティング・ゼミに通われている受講生の中には、プロを目指しているという人や、すでにプロとして活動されている人、少なくとも文章を書くということに自信があって、さらにライティングの技術を磨きたいという人がたくさんいらっしゃることだろうと思う。
しかし、僕はそういう何かしらの目的があったわけではないし、文章を書くということに対して何の自信も持ち合わせてはいなかった。
ほんとに、ただ、なんとなく。
ただ、なんとなくという理由だけでお金と時間を費やそうと思った僕もどうかとは思うのだが。
この「人生を変えるライティング・ゼミ」の告知文にあるように、「圧倒的に読まれる面白い文章が書けるようになったら、楽しそうだな……」と思っただけなのである。
このライティング・ゼミは、毎月2回の講義があって、それとは別に毎週2000字の記事を投稿しなければならない。
しなければならないと言っても、これは任意ということになっているので、出す人もいれば出さない人もいる。
勿論、僕も初めから2000字の記事を投稿できていたわけではない。
毎月2回の講義とはいえ、とても情報量の多い講義内容になっているので、受講した後は脳がかなり疲労していたし、正直何を書いたらいいのかわからなかった。
このライティング・ゼミで教えてもらっている、圧倒的に読まれる文章を書くための、とてもシンプルなコツ「ABCユニット」の使い方も、いまいちよくわかっていなかった。
だから、8月中はほとんど記事を投稿できていなかったと思う。
それでも、せっかくライティング・ゼミに通っているのだから、できるだけ記事を書いて投稿しなければもったいないと思い、9月以降はできるだけ記事を書くように心掛けた。
当たり前だとは思うのだが、初めから僕の書いた記事が天狼院書店のWEB記事として掲載されることはなかった。
「コンテンツになっていませんね」
「リーダビリティーの問題だと思います」
「ポジ抜けできていないので、読後感が良くないです」
毎回、書く度にこういうフィードバックが来る。
けっこう厳しめのフィードバックで、ここまで自分が書いた文章に対してはっきりと評価をされるという経験があまりなかった僕は、実はそれがとても新鮮だった。
意外に全く落ち込まなかった。
それが良かったのか、それ以降は毎週記事を投稿することができるようになった。
それと並行して、講義の動画も何回も見た。
他の受講生さんたちの記事だけはなく、プロゼミの皆さんの記事やスタッフさんたちの記事もできるだけたくさん読んだ。
特に川代さんの記事は何度も読み返した。
川代さんの記事は本当に面白くて、どうやったらこんな風に感動量の多い面白い文章が書けるようになるのだろう? と心底唸りながら読んだ。
僕もできれば、こんな風に面白くて、気付いたら最後まであっという間に読み切ってしまっていたというような文章を書いてみたいと思うようになった。
それからというもの、たとえどんなフィードバックが来ようが、僕は毎週必ず記事を書き上げようと思うようになった。
勿論、全く書けないという日もあったが、僕は不思議と書くということに関しては、辞めようと思ったことは一度もなかった。
僕は毎週記事を書いた。
ひたすら書き続けた。
すると、何度目かでやっと僕が書いた記事を掲載してもらえるようになった。
正直、掲載されなかった記事と、掲載された記事のどこがどう違うのかということはよくわからなかったが、それでもひたすら書き続けた。
別に初めからWEB記事として掲載してもらうことが目的ではない。
締め切りギリギリになってでも最後まで諦めずに書き上げるということだけに意識を集中することにした。
掲載されるようになってからでも、掲載に至らなかった記事もある。
それでも僕は書いた。
書くことを諦めなかった。
そんな毎週毎週文章をひたすら書き続けるという日々がとうとう終わりを迎えようとしている。
「人生を変えるライティング・ゼミ」の全8講義が終了したのだ。
この4ヶ月間が長かったのか、短かったのか、それは受講した人それぞれによって感じ方は違うことだろうと思う。
僕の場合で言えば、とてつもなく長い4ヶ月間だったように感じている。
それだけ、僕にとってはとても密度の濃い4ヶ月間だった。
そして、僕がこの4ヶ月間、たったひとつだけ「書く」ということだけは辞めずに続けることができたのは、僕が文章を書くということに対して、何の自信も持ち合わせてはいなかったからではないかと思っている。
このライティング・ゼミを卒業した卒業生さんたちの記事を読んだことがあるのだが、僕と同じように記事を投稿してもなかなか掲載に至らなかったり、厳しめのフィードバックが続いて、心折れそうになったという文章を何度も読んだ。
なるほど、たしかにそういうフィードバックが続けば、心折れそうになることがあるのかもしれない。
しかし、僕にはそれがなかった。
何故なら、僕には自信がなかったからだ。
初めから文章を書けるという自信が全くなかった。
だから、そもそも自信を失うということもなかったし、どんなフィードバックであろうとも「なるほど」としか思わなかった。
このライティング・ゼミを受講するに当たって、僕は文章を書くということに対して何の自信も持っていなくて、本当に良かったと思っている。
自信がなかったおかげで、たとえ厳しめのフィードバックであったとしても、それを次回に活かすことができたのかもしれないし、書き続けることができたのだろうと思うからだ。
僕は自信がないからこそ、書き続けることができた。
文章を書いてフィードバックをもらうという日々は、これで終わることになるのだが、僕は今後も書き続けるということだけは絶対に辞めないでおこうと思う。
僕がこの4ヶ月間、「人生を変えるライティング・ゼミ」に通って、人生が変わったのか、ライティングスキルが上達したかどうか、それは自分ではわからない。
ただし、書き続ける筋力が付いてきたということだけは確実に言えると思う。
おそらく、その力は知らず知らずのうちに、僕のライティングスキルを上達させ、その先には僕の人生を変え得る力にもなるのだろうという自信だけは何故か不思議と感じている。
あ、それと最後に言い忘れましたが、このライティング・ゼミに通って、なんとなくですが、とても面白かったです。
本当に楽しい4ヶ月間でした。
来月からもよろしくお願いします。
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