メディアグランプリ

ライティング・ゼミはドラクエだ!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中野 篤史(ライティング・ゼミ日曜コース)

 

 

「知らないあいだに、自分の人生が、ちょっとずつ変わっているかもしれない」と、

天狼院代表の三浦さんは言った。それは8回目の最後の講義だった。

知らず知らずのあいだに力がついているのか……。嬉しい気持ちになった。

もしそれが本当なら、すごいことだ。40歳を過ぎて、4ヶ月間で成長できる経験は

それほど多くない。しかも書く力がついているなんて、嬉しいじゃないですか。

 

少なくとも、今やりきった感はある。自分に課した課題。

それは4ヵ月間毎週課題を提出すること。残念ながら、言い訳まじりに弁明すると、

一応、毎週書くという行為は達成された。しかし、仕事の都合どうしても

作成しなければならない報告書があり、課題の提出という意味では2回だけ

提出を怠り、報告書の作成へまわさせて頂いた。まあ、それも含めて

よく出来ましたということにしたい。

 

そもそも、この講座を受講したのは、人を惹きつけることが出来る

文章が書けるようになりたかったからだった。そして、自分のブログが

いつか何らかの形で、人のお役に立てるようになれれば嬉しいと考えている。

でも、私はあの申込の時、クレジットカードの情報を全て入力し、

最後のボタンをクリックする瞬間まで迷っていた。

受けようか、やめようか。受けようか、やめようか。

もし、受けみて残念な内容だったら……。

そう思うとクリックする指が止まった。

しかし、その最後の数ミリをなんとか押し切った。

 

そこから私のライティング生活が始まった。いや、人からみれば、

ライティング生活という程でもないと思う。でも私にとっては、

それまでの人生では、書いたことがない程のペースと量で書かいていた。

もちろん自分基準でですが。そのころのライティングの力は、

課題を一週間かけてなんとか提出できる力量しかなかった。

大変だったけど、その先にある目標を見据えると挫けるわけにはいかなかった。

一方で講義は毎回面白かった。毎回毎回新たな学びがあり、

とても充実したライティング・ゼミ生活を送っていた。

 

時は過ぎて入ったが、相変わらず課題は大変だった。ネタが尽きた。ペンが進まない。

いやキーボードが進まない? 課題は強制ではない。だから「今週はやめておこう」、

そう思う週も何度もあった。でも、一度あきらめてしまうと、多分次週はやらない。

私はそういう自分を知っていたから、とにかく書いた。

折角、毎週書くというチャンスができたのに、台無しにしてしまいたくなかった。

書くネタが無くなったので、そのことを書いた。

そうしたら、「それは、相当難しい」とコメントを頂いた。確かに自爆だった。

ドラクエには、自らの命と引き換えに大爆発を起こし、敵を砕けさせる

メガンテという自爆呪文がある。私のそれは敵すらいないメガンテだった。

大丈夫なのか自分。

本当に文章を書けるようになるのか? わからない。でもやることだけやろう。

とにかく、毎回提出するんだ。そして、4回目でようやく課題が、

天狼院のサイトへ掲載された。「おおおーーーぉ!」心の中で、雄たけびをあげた。

別に自分の部屋にいたから誰に遠慮することもなかったのだが、

そのときはサイレントに喜びたかったらしい。

 

しかし、翌週はダメだった。でも凹むことはないと自分へ言い聞かせた。

なにしろ毎週提出する。とりあえずそれだけやろうと決めていた。

それから、3回に1回くらいは、天狼院のサイトへ掲載されるようになっていった。

でも相変わらず、書くという行為自体は大変だった。そもそも私は書くことが遅いのだ。

手書きでも遅いし、タイピングも遅い。そしてすぐ疲れる。

いや書くことに飽きてしまうのかもしれない。ジッとしているのが苦手なのだ。

だから30分に1回は手を止めて、部屋の中を歩き回っては書くということを繰り返した。カフェで優雅にノマド的にライティングをしてみたいと憧れるが、

人目があるところでは、怪しい人になってしまうのだ。

 

それでも、少しずつではあるが書き上げる時間は短くなってきたように感じる。

集中して書いたとしても数時間はかかる。けれど、始めたころよりはましになっている。

 

ドラクエスリーⅢを思いだした。私はファミコンはやらない派だった。

インドアな遊びは、あまり好きではないのだ。でもドラクエスリーⅢには、

なぜかはまった。はじめは、スライムにすらやられてしまう。でも、少しずつ苦労しながら、倒していくと、スライムくらいなら、簡単にやっつけられるようになった。

そして敵を倒すと経験値がたまり、やがてレベルがあがる。

RPGの成長できる感が好きだったのかもしれない。

 

なんと今日は、19時から書き始めている。週末はなんやかんやでつぶれてしまい、

結局月曜日に書き始めることになってしまった。始めたころの私であれば、

もうアウトである。しかしどうだろう。なんとか3時間もかからずに、

書き上げられるようになった。すごい進歩だ。

昨日最後の講義で三浦さんが言っていた。「書き続けることが大切だ」と。

ドラクエで敵を倒せば経験値がもらえる。一方、字を書くことも経験だ。

1文字書けば1文字分の経験が増える。2000文字を書けば、2000文字分の経験が増える。

敵を倒しているのと同じことだ。だから、ある一定の経験が貯まるとレベルが上がる。

と信じている。だから「書き続けろ」自分、と喝を入れてみる。

いつかラスボスを倒せるときが来る日まで。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

http://tenro-in.com/zemi/42175

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。



2017-11-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事