天狼院に友達なんていらない。《スタッフ山中のつぶやき》
こんにちは。京都天狼院女将の山中です。
気がつけば、私がこの不思議な本屋で働き始めてから早4年が経とうとしています。
始めの頃は、東京の南池袋駅から徒歩15分という奥地の奥地に1店舗しかありませんでしたが
2015年には「福岡天狼院」が。2017年には「京都天狼院」「池袋駅前店」が。
2018年には「Esola池袋店 STYLE for Biz」がオープンしました。
立て続けに出店。このご時世に嬉しいことねと多くのお客様にも応援いただき、
現在もさらに挑戦していこうと各店少人数体制ながらも、本屋業務、カフェ業務だけでなく、イベント企画運営、書籍編集、ライター、カメラマン、デザイナーと日々様々な活動をしています。
私自身、現在は京都天狼院に勤めさせていただいておりますが、
働いている4年間の半分の2年間は学生アルバイト、インターンとして1店舗目である東京天狼院で働いておりました。
始めのうちはそれこそレジを打って、接客をしての仕事でしたが、いつの間にかイベントを任されるようになり、学生なのに1店舗の店長に任命され、テレビ雑誌問わず店主に変わって取材を受け、福岡オープンの際には福岡に出張し、さらにはビジネス書の編集までお手伝いできるまでとなりました。
ここまでやらせてもらっていいものかと、こちらが心配になるくらい。
学生の頃から多くのことを経験させていただいたことに本当に感謝するばかりです。
正式に社員として入社してからも、1年間は毎月京都の出張。新店舗の設計から、インテリア。カフェメニューに書籍のラインナップまで店を一から作ることを経験させていただきました。
今となっては女将(京都天狼院店長)の称号までいただき、こんな小娘ですが、京都で楽しくやらせていただいております。
「いいなぁ」「私もチャンスがあればここで働きたい」
ありがたいことにそう言っていただけることも増えてきました。
しかし、ここまで言っておいて一つ、忠告と言ってはなんですが、一言だけ言わせていただきたいのです。
天狼院で働き始めたら、友達がいなくなってしまう恐れがあります。
はい。 これです。 もうこれだけです。 言いたいのは。
というのも、本当の話、私は天狼院に入って友達がいなくなりました。
決して昔からいなかったとかそういうわけではありません。
何を隠そう、私こそ友達大好き人間でした。
学生の頃はスケジュール帳を開いてどこか空いている日があれば、友達に連絡して遊ぶ予定を入れ、
友達との旅行に行くために日程とそれまでにいくら貯めるかの貯金計画書を作り、
貯金のためのアルバイトではバイト先の友人と一緒に働くのが楽しすぎて、ほぼ毎日出勤していました。
極め付けは昔流行った脳内メーカー(うそこメーカー)というウェブサイト。
自分の名前を入力すると脳内で考えていることが画像としてわかる。というその時流行ったサイトがあったのですが、
私の脳内は「友」という字に埋め尽くされました。
それをみてその場にいた友達に「めちゃめちゃ、なっちゃんらしい!!!!」と大爆笑されたのを今でも鮮明に覚えています。
というくらい、自他共に認める友人第一。友達とくだらない話をするのが大好きでした。
何も考えずとも、気のおけない仲間とふざけあって、笑顔が絶えなくて、もし嫌なことがあっても忘れてしまう。
難しいことは考えなくてもとにかく楽しい。 そんな友人達と「今」を過ごす時間が何よりも好きでした。
しかし、今ふと自分の生活を考えてみると、そんな時間が限りなく少なくなっていることに気がつきます。
少なくとも天狼院にいる時間はそんな時間は限りなくゼロに近いのです。
毎日
ここはこうした方が良くなるのではないか。
こんなことをしたら面白いんじゃないか。
私だったらこうしてもらった方が嬉しい。
もっと何かできることがあるんじゃないか。
こうしたい。こう思う。これはどうか。あれはどうだ。
アルバイトスタッフ、社員スタッフ問わず、多くの意見が目まぐるしく飛び交っています。
難しいことは考えなくてもとにかく楽しい。なんて時間は全くなくて、
常に考えて考えて考え抜いているからこそ交わせる意見があって、だからこそ得られる達成感やワクワクがありました。
そんなスタッフを“友達”や“同僚”と呼ぶには何かどこか違う気がするのです。
本屋でカフェで働きたい。
いつか書籍の編集に携わりたい。
自分で何か企画運営してみたい。
何か、面白いことをやりたい。
ここで働くスタッフの目的は本当に様々です。
でももっともっと楽しめるように、もっともっと良くなるようにと常に天狼院の成長を目指しみんなが走り続けていることは間違いありません。
難しいことは考えなくても、みんながいるから楽しい。天狼院には、そんな「今」を過ごす友人ではなく、
常に「今以上」のことを考え、ベストを目指して動いていく「仲間」がいるというのが正しいのかもしれません。
これから新たに合流するスタッフも、「友達」ではなくて「仲間」でありたい。
そう思うと、少なくとも天狼院に友達なんていらないのかもしれません。
***
京都天狼院では、新しいスタッフを募集しております。
アルバイト・スタッフと同時に、社員候補のスタッフも募集いたします。
詳しくは下記リンクからもご覧いただけます。
天狼院書店「京都天狼院」アルバイト・スタッフ募集
***
■応募締め切り:2018年7月1日(日)23:59
■面接日:火曜日、または水曜日(予定)
■募集内容:アルバイト・スタッフ
■募集条件:
【アルバイト・スタッフ】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/編集補助など
応募資格:業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方/学生の方だけでなく、主婦の方も歓迎/土日に入れる方歓迎/書店未経験者歓迎
給与:当社規定による
出勤日数:週2日以上*完全シフト制(応相談)
勤務時間:9:30〜22:00の間の3時間以上*シフト制(応相談)
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「京都天狼院」【契約社員】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制 勤務時間:9:30〜18:30(実働8時間)/13:15〜22:00(実働8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「京都天狼院」
契約期間:6ヶ月(延長・社員登用の可能性有)【正社員】
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制賞与有*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制 勤務時間:9:30〜18:30(実働8時間)/13:15〜22:00(実働8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:全国の天狼院書店(*転勤有)
いずれの場合も、まずはアルバイトとして採用します。 3ヶ月間の試用期間を経て、希望者の中から、相応しいと店主が判断するスタッフを契約社員に昇格させます。 契約社員としての契約期間6ヶ月間で、もし適性があると判断した場合は正社員への登用を決定いたします。
■募集の流れ:
応募は、エントリー方式です。
1.お問い合せフォーム へアクセス。
2.以下の内容を、お送りください。
件名:京都天狼院アルバイト・スタッフへの応募
内容:お名前、お電話番号、メールアドレスを記入
と記し、簡単な履歴を含めたメッセージを送付ください。
担当より、メールを送付いたします。
そのメールアドレスへの返信として、
・履歴書(*写真付き)のPDFファイル
を添付してください。
上記をもって「1次選考」とさせていただき、面接に進んだ方にのみ、担当者から連絡を差し上げます。
なお、募集は複数回開催させていただく予定ではございますが、募集人員に達した場合、予告なく募集を打ち切らせていただきますので、お早めのエントリーをお願いいたします。
皆様のご応募、お待ちしております。
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
【天狼院書店へのお問い合わせ】
TEL:075-708-3930(京都天狼院)
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。