2017-02-11

失敗できないという呪縛から解放されたいのならこの本を読んでみるといいかもしれない《マーケティング・ゼミ》

＊この記事は、「天狼院マーケティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事：はやみん（マーケティングゼミ）

ジャケ買いならず、帯買い（笑）
本の帯にグーグル、ピクサー、アマゾン、スターバックス、P&G、グラミン銀行、大物コメディアン、有名建築家に学ぶ最新・仕事の進め方
という本の帯に惹かれて、「小さく賭けろ！」を読む事にした。

世界的企業の仕事のノウハウがどれだけ私の役に立つのか？　わからないけど、ほとんど好奇心だけで読み進めていったのだが、読み進めるうちに……おや？　おや？　とこれってもしかしたら今の私に必要なものかもしれないと思うのである。そうわたしのようになにか？　新しいことを始めようと思った時に、失敗するんじゃないか？　と最初の一歩すら踏み出せない。失敗しなくていい方法、つまり正しい方法があるのではないのか？　と探してスタートできない私のための本ではないか？　と思った。そうわたしは石橋を叩いて渡ればいいのだが、石橋を叩いて、叩いて叩き割るタイプの人間である。

自分でなにかしらビジネスを始めよう、起業しようと思った時に、私はきちんと事業計画書なるものを作らないといけないのではないか？　起業塾や経営塾なんかに通って勉強しないといけないのではないか？　と思い、実際にセミナ−にいってみたり、本を買ってみたりした。そして私と同じような人は、私だけではないと思う。だから書店にいけば、事業計画書や起業に関する本がたくさん棚に並び、インターネットで検索すれば、起業塾のホームページをたくさんみつけることができる。

新しいこと、自分のやったことがない事にチャレンジしようと思った時に、私の耳元で、失敗したら駄目だ〜というささやきが聞こえてくるのである。失敗できないとなると、失敗しない方法を探し出し、どうしたら失敗しないのか？　失敗しないための方法、正解はなにか？　正しい方法はなにか？　と本やセミナーへ行くのだが、結局、学んで終わりになってしまうのである。正解が見つからないのである。でもよく考えれば、本やセミナーへ行ったとしても、なにもチャレンジしなければ、自分が起業して失敗しない方法なんてわからないのである。チャレンジしてみて、結果がでて、そこで初めてその方法が自分にとって成功する方法なのか？　わかるのである。

べつにこれは起業だけでなく、英語の勉強でも、ダイエットでも、婚活でも同じなのだ。いくら学んでも自分にとって上手くいくやり方なんてものはやってみないとその方法が自分にとって上手く行くやり方かどうか？　なんでことはわからないのだ。失敗できないという呪縛とらわれ、必ず上手くいく方法がみつからないと行動できないうちは、決して上手くいく、必ず成功する方法なんてものは見つかりっこないのである。
そして気がついたら１年…….２年、３年と時間だけが過ぎていくのだ。

学んでいるうちはもしかしたらいくら探しても上手くいく、必ず成功するやり方なんて見つからないのである。

どんな世界的大企業でも、わたしのような個人でもなにかで成功したければ、小さいことでもいいのでチャレンジし続ける事が重要だとこの本は私に教えてくれた。

わたしは一体いつから失敗してはいけないと思うようになったのだろうか？　

私には１歳６ヶ月の双子甥っ子がいる。最近ようやくよちよち歩きができるようになったのだが、それまでは立ち上がろうとしたら尻もちついたり、立てるかなと思ったらこけたり、ハイハイから、つたい立ち、つたい歩き、よちよち歩きまで、なんども、なんども失敗しながらも諦めることなく、途中で尻もちついても、失敗を恐れずにちょっとづつチャレンジしながら歩けるようになっていった。あかちゃんなのでどんな気持ちだったか？　聞く事はできないけど、きっと私もそして世界中のだれもが、あかちゃん時正しい歩き方はどうしたらいいか？　と、正しい方法を本で調べたりしなかったはずだ。失敗を恐れることなく、何回もすぐによちよち歩きができないならハイハイからハイハイの次はつたい立ちのように小さな、小さなチャレンジをして歩けるようになっていった。そう赤ちゃん時、小さい時の私は初めてのことだらけで、毎日が小さなチャレンジの連続で、小さなチャレンジに挑戦する時、わざわざ本で調べたり、セミナーに行ったり、グーグル先生に聞いたりしなかったはずだ。失敗したら、次はどうしたらいいのか？　きっと赤ちゃんなり、子供なりに考えて、何回もチャレンジしていたはずなのだ。
でなければ、赤ちゃんの時に失敗をおそれて、歩けるようになるまでチャレンジを繰り返さなければ、大人になっても歩けないままだ（笑）すくなくとも今の日本に赤ちゃんの時、失敗を恐れて歩くけるようにまでチャレンジすることを諦めた人はいないのである。赤ちゃんの時はだれでも小さなチャレンジと小さな失敗と素早い学習を繰り返すことができていたのである。

大人になっていく過程でいつのまにか？　なにかチャレンジする時に、失敗したくないという呪縛に縛られるようになってしまい、小さなチャレンジでさえできなくなってしまったのである。

もちろんセミナーや本で教えてくれる専門知識やノウハウや専門的スキルは必要だと思うが、それは成功するために必ずしも必要ではない。成功する確率は上がるかもしれないが、もし自分に専門知識やスキルがなければチャレンジする中で身につけていったとしても遅くはないし、すぐに必要なら専門家に助けを求めればいいだけである。全部身につけてからチャレンジしていたら、いくら９０歳まで生きるとしても時間が足りない。

大企業が成功するのも、私が起業して成功するのも、赤ちゃんの時にはできていた小さなチャレンジと小さな失敗と素早い学習を繰り返すことだった。

ではあれば今の私がやるべき事は簡単だ。今の私でできることからチャレンジして、失敗したらそこから学べばいいだけだ。いままでの私は失敗したらと思うと小さいチャレンジすらできなかったが、わたしはもう失敗を恐れることはない、なぜならこの本は私に失敗できないという呪縛を解く魔法を伝授してくれたのだから…….

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