チーム天狼院

「ライティング」で向上するのは文章力だけじゃない?「人生が変わる」3つの効果《スタッフ平野の備忘録》


*この記事は、「ライティング・ゼミ」を受講したスタッフが書いたものです。

 

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:平野謙治(チーム天狼院)

  

  

天狼院で働き始めてそろそろ3年になる僕だけれど、実は元々は天狼院のお客様だった。むしろ僕だけでなく多くのスタッフが実はそうで、「人生を変えるライティング・ゼミ」の受講生だった、という同僚がほとんどだ。
「ライティング・ゼミに参加して良かった」と心から思っているからこそ、今こうして天狼院に合流し、ライティング・ゼミをオススメしてている僕らだけれども、実際にライティングを学んだことで、どのような良い効果があったのだろうか。改めて振り返ってみると、「文章力の向上」以外の要素も浮かび上がってきた。

 
 

良かった点①:台本なしでも人前で話せるようになった

 

むしろ、「良い台本が書けるようになる」と思っていたけれども、実際はそうではなく「台本自体が必要なくなった」。
天狼院でスタッフをやっていると、講座のMCだったり、YouTube放送の司会進行だったり、動画を通して講座の内容を紹介したり、と人前やカメラの前で話す機会が必然的に多い。以前「じゃあ平野くん、この講座の紹介を動画を通してやって」と言われた時には、ある程度台本に落とし込んで喋っていた。そうしないと支離滅裂になると思ったし、言葉に詰まったり、グダグダになると思っていた。だけど天狼院でスタッフをやりながら文章を書き続けているうちに、だんだんと台本がなくても話せるようになってきた。

 

「書く」と「話す」。ライティングを学ぶまでは、この2つは似ている要素こそあれど、全く違うものだと思っていた。「話す」は、台本がない限り即興性が求められるのに対し、「書く」は、十分に構想を練る時間があると思っていたからだ。後からいくらでも直すこともできるし。

 

ただ「書く」ことを繰り返しているうちに、「話す」も同じことだと思うようになっていた。それこそ「書く」にも、即興性が求められる。もちろんある程度の構成は練るけれども。実際に書いてみると「こっちの方が伝わりやすい」と書き換えたり、事前に入れようと思っていた部分をいざ入れてみると違和感が出ることもある。それでも「誰に」「何を」伝えたいのかさえ見失わなければ、締切までの限られた時間の中でもその目的に沿って即興で書き進めていくことができる。
「話す」も結局それと同じで、「誰に」対して「何を」伝えるかをまず踏まえる。そしてその目的を達成するためには、どの順序で話すべきなのか、構想を頭の中で組み上げる。話していれば当然流れで入れるべき箇所と、省くべき箇所が出てくるから、即興で微調整しながら進行していく。
アウトプットの「手段」が違うだけで、本質は同じだと気付かされた。
実際、「書く」プロである著者・小説家の先生方は、台本なしでも話がめちゃくちゃ面白い。天狼院でスタッフをする中で、何度なく目の当たりにしてきた。

 

「人前で話す機会」は、僕らのようなちょっと変わった仕事でなくても存在する。プレゼンや取引先との商談なんかも、「人前で話す機会」と言えるのではないか。あとはまあ結婚式でのスピーチだったり。そういった機会の中で当然、台本を用意すべき場面はあると思う。だけどどうしても即興で喋らないといけない状況だったり、ある程度話す内容は決めていても細かい台本にまで落とし込む時間がない時もあると思う。まさにそんな場面で、「ライティングを学んでいて良かった」と感じることは非常に多い。

 
 

良かった点②:自己肯定感が上がった

 

これは多くの受講生の方々が感じてくださっていた点だけれども、僕も学ぶ中で強く実感させられた。文章を通じて、自分が伝えたかった内容がきちんと伝わる。ただそれだけのことで、自己肯定感はめちゃくちゃに上がる。

 

もちろん僕だって、ライティングを学ぶ前から文章を書く機会はあった。手紙を書けば相手にはきちんと伝わっていた自信があるし、メールやLINEなんかもそう。それくらいのコミュニケーションはできていたけれども。
その多くが、「すでに知っている人」に対しての文章だった。僕がどういう人で、どういう性格で、どういう立場からどういうことを伝えたい人なのかを、ある程度理解している人に対しての発信がほとんどだった。「見ず知らずの不特定多数の第三者」に向けて文章を書く機会なんて社会に出るまでほとんどなかったし、社会人になってからも何が正解かもわからずに書かざるを得なかった。当然、思うような結果も得られないし、どうすれば改善するかもよくわかっていなかった。

 

「ライティング・ゼミ」の内容は、まさにその悩みを解決するものだった。自分の伝えたい内容を、より多くの人に伝えるためにはどのように書き進めればいいのかを、理論的に教えてもらえる。理論を学んだからといって、当然すぐにできるようにはならないけれども、毎週1回、全16回の課題投稿もついてくる。アウトプットしながら、試行錯誤しながら、少しずつ理論を体得していく。
そうして書き上げた文章をSNSに公開すると、今までとは明らかに違う反応が得られた。一度もお会いしたことない方からコメントが届いたり。リツイートで拡散してくれたり。自分の好きな趣味について書いた記事をきっかけに、興味を持ってもらえたり。本をオススメする記事を書いたら「書いましたよ!」という報告をもらったり。悩みから解放されたエピソードを書いたら「感動しました」と言ってもらえたり。

 

「伝わってほしい」と思って書いたことがきちんと「伝わる」。そうして読者の心を動かす。実際に体験したとき、あまりに気持ちよくて驚いてしまった。
それはもう承認欲求が満たされるし、自己肯定感もガンガンに上がる。一度知ったら蜜の味というか、もうやめられないと思った。
そうして僕は今でもこうして、文章を書き続けている。

 
 

良かった点③:人生がエンターテイメント化する

 

「3つ目だけスケールでかくない?」と思われそうだけれども、これは僕自身本当に実感したことなので絶対に入れたい項目だ。

 

「書く」ことを繰り返していると、当然ネタがなくなってくる。僕だってライティング・ゼミに参加した当初は、書きたいこと・書けることはいくらかあるだろうと思っていたけれども、毎週課題投稿を繰り返していく中で、ネタは次第に尽きていく。
そうすると当然、ネタを探し始める。

 

最近読んだ本や、観た映画。あるいは自分の趣味や、過去の出来事を掘り起こしてみたり。だけどネタ探しにも限界が来るから、やがて「今」の自分に起きていること・感じていることを記事にせざるを得なくなる。

 

それこそ、良い出来事だけでなく、悪い出来事すらも。仕事で何か上手くいかなかった時も、人間関係の悩みも、失恋すらも。「これもしかして文章にしたら面白いんじゃない?」という考えが浮かんでくる。このエピソードを通じて、「誰か」に「何か」を伝えられるのでは? とすぐに記事のネタに変換するようになっていく。

 

そうなってしまえば、儲けもん。マイナスな出来事が、マイナスなまま終わらずに、記事へと昇華されていく。その記事を読んだ誰かが、また感想をくれる。そうして自己肯定感が満たされる。それこそオセロのように。黒の石が、ひっくり返って白になっていく。
「どんな出来事があっても、記事のネタになる」と思えば、多少思い切ったこともできるし、失敗から立ち直るのも早い。

 

加えて言えば、コンテンツの受け手になった時も二倍美味しい。小説やエッセイ、記事を読者として単純に楽しむと同時に、「書き手」側の視点として、「どうしてこんなに面白いのだろう」、「この部分が伏線になっているのか」、「この記事はこういう構造になっているな」と、分析を楽しみながら読むこともできる。何か刺激を受ける度に、「自分の文章にも生かしたい!」と思わされ、また記事に起こし、誰かから感想をもらい、自己肯定感が上がる。そんなサイクル、楽しいに決まってる!
ライティングを繰り返す中で、どんどん人生が充実していくような。そんな感覚がある。

 

 

ライティングを学んで、良かったこと。
文章力が向上するのは当然ながら、それ以外にも副次的な効果があったりする。ライティングは、大袈裟でなく「人生を変える」だけの力を秘めている。

 

書き始めさえすれば。書き続けさえばすれば。
きっと何かが起きるはず。
これからも楽しみながら、文章と向き合っていこうと思う。

 

 

◽︎平野謙治(チーム天狼院)
東京天狼院スタッフ。
1995年生まれ26歳。千葉県出身。
早稲田大学卒業後、広告会社に入社。2年目に退職し、2019年7月から天狼院スタッフに転身。
現在は「東京天狼院」を中心に勤務。
2019年2月開講のライティング・ゼミを受講。16週間で15作品がメディアグランプリに掲載される。
メディアグランプリ33rd Season, 34th Season総合優勝。
『全く興味なかったはずのダンスグループ『BE:FIRST』のせいで、危うくノーパンで出勤しそうになった話。』など、累計6作品でメディアグランプリ週間1位を獲得。
その他、『ラブホテルの階段で、ボコボコに殴られた話』など。

http://tenro-in.com/writing-20190802-4

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