【日本のビジネスマンに贈る】今週のビジネス書ランキングから読み解く「今の二ホン」《経済学部スタッフ・海鈴のアイデアクリップ》
天狼院書店スタッフの海鈴です。
「いま、人々は何を欲しがっているのか?」
ビジネスマンとして働く人にとって、世の中のビッグデータを常に探ることはとても重要なことではないでしょうか。
そのビッグデータを測るものとして指針のひとつになるのが、
―いま、どんな本が売れているのか―
です。
人は、その本に書いてある情報が本当に欲しい! と思ったものにしかお金を出しません。
逆を言えば、本の売れ筋にこそ、いまの日本社会が「喉から手が出るほど欲しい」と思っている流れが読み取れるのでは!?
ということで、書籍全般のデータではなく、ここではあえて「ビジネス書」に焦点を絞ってランキングを見てまいりましょう。
全国のビジネスマン、必見です。
【週間ベストセラー/ビジネス書部門】
(5月7日 トーハン調べ)①「熱狂なき株高」で踊らされる日本 金と現金以外は信用するな!(副島隆彦・著、徳間書店)
②お金が貯まるのは、どっち!?(菅井敏之・著、アスコム)
③伝え方が9割(2)(佐々木圭一・著、ダイヤモンド社)
④平常心のコツ 「乱れた心」を整える93の言葉(植西 聡・著、自由国民社)
⑤一生お金に困らない生き方(心屋仁之助・著、PHP研究所)
⑥嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎/古賀史健・著、ダイヤモンド社)
⑦まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は拓ける」(nevまんが/藤屋伸二・監修、宝島社)
⑧ドキュメント パナソニック人事抗争史(岩瀬達哉・著、講談社)
⑨伝え方が9割(佐々木恵一・著、ダイヤモンド社)
⑩なぜ、この人と話をすると楽になるのか(吉田尚記・著、太田出版)
新刊と、昨年から引き続きベストセラーを記録している本が入り混じる結果となったようです。
注目すべきは、「お金」に関する本が3冊もランクインしていること!
限られた資産を、どう運用していくか。
いち経済学部生として経済を学ぶ身の私。もちろん職歴はありませんが、思った以上に天狼院ではさまざまな仕事の裁量を任されます。その中で、収支のバランスを考えることを抜きにしては、企画や運営はできません。
「海鈴、後は全部任せるよ。」
店主・三浦さんの無茶ぶりに、内心「まじで!?」と大量の汗をかきながらも、チャレンジして失敗してまたチャレンジして・・・。
そんな繰り返しの中、働いていて見えてきたこと。
それは、ビジネスは机上のみのモデル「だけ」では、ほとんど実用性がないということでした。
「経済学を勉強さえすれば、世の中の仕組みが分かるようになる」
そう思って学部を選びました。
私が、頭から湯気が出るほど勉強に打ち込むことができなかったからかもしれません。
けれど、いくら自転車の漕ぎ方の手順を説明できても、実際に漕ぐ練習を何度も何度もしなければ、自転車に乗れるようにはならないことと同じで、経済や経営もまた感覚値でつかんでいくものだということを知りました。
天狼院のお客様は何をすれば喜んでもらえるか、何を必要としているのか、探りながら実践してみる。
あれ、これはダメだったか。
どうしてだろう。
これなら、どうだ。
おお、やっぱり、自分でもこれは良いと思ったんだ!
そうしてつかんだ感覚値をもってはじめて、
「ああ、この数式って、つまりこういうことか」
と、少しずつではありますが、本当の意味で経済学が理解できるようになってきた気がします。
現場こそ、最高の学び舎である。
経済学の先生、ごめんなさい。
天狼院のお客様一人ひとりが、今の私の先生です。
◆
さて、
今週のビジネス書ランキングベスト10に見る
『二ホン柱』キーワードは、
Ⅰ:お金
Ⅱ:コミュニケーション
でした。
このランキングをもとに、世の中でウケている本をじっくり読んでみるもよし、人々の求めているニーズに応えるもよし。
GWで遊びまくって散財した結果も、
「お金を貯める」心理に結びついていたのでしょうか!?
なんて考えながら、ビックデータっておもしろいなー、と感心する私なのでした。
・・・やっぱり、経済学、もっとちゃんとやらなくちゃなー。
それでは、日本のビジネスマンの皆さん。
今日も元気に行ってらっしゃいませ!
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