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普通の営業マンが、読み手から書き手に変わった話《『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約受付開始》


 
記事: 清水佳哉(READING LIFE ─PROTOTYPE─)
 
「この私に、いったい何が出来るのだろうか?」
 
昭和の酉年生まれ、50歳。
男性。
職業、会社員。
 
営業マンで長年暮らしてきたが、私のスペックなんてたいしたことはない。
特殊な能力や技能を持っているわけではなく、特に目立った成績を叩き出しているわけでもない。
 
そんな私が、雑誌の創刊に関わることになった。
そしてつぶやいた……。
 
「この私に、いったい何が出来るのだろうか?」
 
少々経験が長いだけの、いたって普通のサラリーマン。
「そんな私が寄稿する?」
「いったい、何を書けと?」
 
忘れもしない、10月の夜。
「清水さん、一緒にやりましょうよ!」
そう声をかけられた。
声の主は、まだ学校を出て就職したばかりの若い女性で、雑誌創刊の関係スタッフだった。
 
そう、確かに。フェイスブックページに流された告知文は、既に読んでいた。
「いまだかつてない雑誌創刊の企画がある! 参加者募集!」という趣旨だった。
 
その雑誌は不思議な紹介がされていた。
 
全く新しい雑誌を創る。
制作作業はこれから行う。
作業どころか、制作メンバーも決まっていない。
しかし、発売日だけは決まっていると……。
 
発売のXデーは2019年12月28日!
 
プロジェクトの開始から3ヶ月間で発売にまでこぎつける!
「雑誌を創る」ということは決まっているが、内容は未定。
制作スタッフそのものも、今から募集して決定する!
雑誌創りなどしたことのない素人を募り、作業をする。
雑誌の制作は、実際に勉強しながら対応していく!
という、なかなか大胆な企画であった。
 
こういうことを世間では「とんでもない」というのか? はたまた「無謀」というだろうか?
 
しかし、正直に言うと、私は「ワクワク」してしまった。
怖いもの見たさなのか? 武者震いなのか?
「おもしろい! いっちょう、やってやろうじゃないか!」
 
これからその雑誌を世に送り出すと決めた黒幕の経営者が言っていた。
 
「この雑誌はプロトタイプなので、質は一切保証しません」
 
未経験者を集めて雑誌創りを行ったら? いったいどうなるのだろうか?
出版側の意図に反するものが出来上がるかもしれない。
そもそも、出来上がるのだろうか?
どんなものになるのだろう?
出版し、世に送り出せるレベルのものになるのだろうか?
誰にも分からない。
でも、メンバー招集後3ヶ月で雑誌を創り、世に送り出すことだけは決められた。
 
もうひとつ、編集長には新入社員のTさんが指名されていた。
私に声をかけてくれたのは、そのTさんだった。
 
「一緒にやりましょうよ」
この一言で、全てが決まった。
 
私の行動規範に用いている鉄板ルールが有る。
そのうちのひとつが、
「頼まれごとは試されごと」
 
返事は決まっていた。
「はい! か、Yes! か、喜んで!」だ。
 
同じ時期に要請を受けていた案件をお断りして、雑誌創りに参加させて頂くことになった。
 
そして冒頭のセリフに至ったわけである。
 
私から情報提供出来るもの?
 
繰り返すが、私は普通のサラリーマンである。
その普通のサラリーマンが出来ること。
それは、「普通の人と同じ目線で世の中を見ることが出来る」ということなのだと思う。
 
ビジネス雑誌などで見られる「すごい人のすごい話」
そんなものは、私からは出てこない。
それは、他の筆者らにお任せしよう。
 
私がするべきは、きっと、「こうした方が良いよ」「あなたはこうするべきだ!」などというアドバイスではなく、「この先は危険だよ」「こういうときには気をつけたほうが良いよ」というような、自分が落ちた「落とし穴」や、実際に通った「回り道」の話なのだと自覚している。
 
今回の雑誌は主に「働き方」と「休み方」がテーマになっている。
 
是非、我々と一緒にこれらテーマを見直して、ご自身の「働き方」や「休み方」を見つめ直してもらえたらと思う。
 
今回の仲間たちは優秀だった。
 
およそ素人とは思えない人材はまさに人財。
 
私自身、表紙の写真原稿を見たときから、さっそく引き込まれた。
プロではない人たちの凄さ。
 
雑誌の中には参加者各人の個性と想いが詰まっている。
 
いつかあなたも、雑誌を読む側ではなくて、創る側に回るのかもしれない。
もしそうだとするならば、私からあなたへ、先に言っておきます。
 
「一緒にやりましょうよ!」
 
 
追伸です。
 
「READING LIFE-PROTOTYPE-」
 
この雑誌、いったい何が飛び出すか分かりません。
しかも、記念すべき創刊号は最初で最後です。
同じものは二度と出ません。
 
前出の文中に出てきた黒幕は天狼院書店の店主 三浦崇典ですし、私に一緒にやろうと言ってくれたのは編集長の田岡さんでした。
 
なんだかんだと3ヶ月。
それはあっという間の濃密な時間でした。
 
その我々の結晶が世に送り出される日が、刻一刻と近づいてきています。
サンタさんより少し後、12月の28日に全国の天狼新書店で発売予定です。
 
限定発売なので、普通の書店に並ぶことはありません。
あくまでも、天狼院書店でしか買えません。
また、その天狼院書店ですらも、何冊がお店に並ぶか分かりません。
 
なぜなら、発売前から既に「いつ発売ですか? 買います!」という隠れ予約が入っているからです。そして、オンライン予約が開始されました。
 
ヤバいです。
 
発行部数には限りがあり、皆さんの目に触れることなく、「予約で完売!」という事態に突入するかもしれません。
 
12月28日、お店になかったら……。
 
その時はごめんなさい。
 
もし売り切れてしまった場合には、我々制作関係者一同から店主に重版をお願いさせて頂きます。まぁ、こちらも、重版を保証するものではございませんので、あしからずご了承願います。
 
紙面を通じて、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
 
なお、私、清水は、12月28日土曜日の発売当日の午後、京都天狼院書店のカフェに顔を出す予定です。奇跡的に生でお会いすることが出来ましたら、是非、直接お話しましょう!
 
雑誌の感想と、仕事について、働き方について、あなたとお話が出来たら嬉しいです。

 

雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』目次

■働き方再定義
バブル期及びバブル崩壊を経て、昭和生まれのサラリーマンが語る。
何のために? どう働く!? 自分に合った働き方の見つけ方

■大人の育て方 ─「ティール組織」から新しい働き方を考える─
ティール・エバンジェリスト 大森雄貴さんインタビュー

■「夢を持っている君も、夢を持っていない君も」
セントオーディン 代表・デザイナー 永井純さんインタビュー

【COLUMN 1】◯めフォト!

■「攻めスポ」VS「密スポ」
・婚活、マルシェ、肉フェス?! むすびの神「鳥飼八幡宮」さんの神主さんに突撃インタビュー!
・小さな命と人を繋ぐ、新しい支援のかたち ゲストハウス「ねこ蔵ホステル」
・池袋で攻めている急先鋒店舗と核弾頭店長「シアターカフェ天狼院」
・1週間で全てのメニューが入れ替わる?! 京都のアイスクリーム屋さん「PICARO EIS」

【COLUMN 2】◯めフォト!

■休日の再定義
1週間休みならどう過ごす? 天狼院書店「STYLE for Biz 」山中菜摘店長にインタビュー!

■日常Short Trip
・朝のひと時、帰りのひと時。街を歩いてみませんか?
・アフター5の過ごし方
・仕事帰りにホテル泊! ─街中ホテルステイ─
・そこまで行っちゃう?!編 ─1日で名古屋から北海道までの日帰り旅─

【COLUMN 3】◯めフォト!

■大人の教養シリーズ
・「二十代の内に読んでおくことをお勧めする《書籍編》」
・「二十代の内に観ておくことをお勧めする《映画編》」(もっと、映画を観て欲しい)

【COLUMN 4】いろいろある「紅白の由来」《レシピもご紹介!》
【COLUMN 5】◯めフォト!

【雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約する際の注意と通信販売について】
『READING LIFE ─PROTOTYPE─』は500部作成いたしますが、実際には390部販売いたします。限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。(予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ)
PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。

◆通信販売をご利用の方
今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(410円相当)」をおつけしますので、東京に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、12月28日より、予約順に順次発送致します。

先行販売について


【当日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【通信販売】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,500円+税/A5 全42P
*送料・手数料 500円含む(*410円相当コーヒーチケット×3枚つき)
*12月28日(土)より順次発送いたします。

お問い合わせ



TEL:03-6914-3618

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