【12/21 Mon 天狼院STYLE表参道】編集部キックオフ〜編集力こそがこれからの武器だ〜
*本イベントはPeatixによる事前お申し込み制となっております。
限定20名とお席に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
http://peatix.com/event/132884
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異変に気づいたのは、朝起きて何気なくテレビをつけたときでした。
チャンネルを変えども変えども新しく現れる番組。
いや、これを番組と呼べるのか。
切れ間のない映像、ひたすらに話すアイドルやお笑い芸人。
どこそこの証券会社が倒産したと、キャスターが話している。
先に起きた夫が読んだのであろうダイニングテーブルの上に置かれた新聞を手にすると
ぐわっとめまいがした。
クローゼットを開けると、そこにはところ狭しと洋服が靴が鞄が並んでいる。
風と一体になれそうなリゾート風のワンピースから、もこもことしたファーのコート、
あちこちに無造作に置かれたアクセサリー。どこに来ていくんだろう、この派手なドレスは。
外に出ると、やっぱりどこかまちの様子も違う。
まっすぐな道、無駄のない建物。キレイだけど、どこか無機質。
かと思えば、その奥にはもう何年も人が立ち入ることもなかったであろう
木々が多い茂った庭。その向こうに、朽ちかけた家が見える。
なんとなく心がざわざわして、お店への道を早歩きした。
見慣れた大きなガラスのショーウィンドウ。
でもその向こうにあるのは、すっかり変わり果てたお店の姿だった。
目がチカチカする。色が、形が、素材が、飛び込んでくる。
蔦をかき分けるように洋服の間を20mほど進んだ先にやっと辿り着いた本棚の前で呆然とした。
ギッシリと本棚いっぱいに並んだ本たち。
足元にも、頭を超えるほどに本が積み上げてある。
恐る恐る手に取った一冊を開くと、まためまいがした。
びっしりと、整然と並ぶ文字、文字、文字。
近くに置いてある、少し大きめの、ツルツルした紙の冊子を手に取る。
そこにもあふれる文字、そして写真。洋服の横に書かれたサイズ、値段、情報、情報、情報。
もうお店に置いているPCを開ける気にもならなかった。
帰ろう。
どんな道を歩いたかさえ覚えていない。
がんがんとする頭をもたげながら重い玄関の扉を開けると廊下の先に二人の男性が見えた。
そのうち一人が近づいてくる。険しい顔をしている。夫だ。
奥にいるのは……ん?大学生のときに付き合っていた彼?
体型と髪型はすっかり変わってしまったけど、その高い鼻には当時の面影が残っている。
「やっと帰ってきた。この男、誰?」
夫が口を開いた瞬間、閉めたばかりの玄関の扉が勢いよく開いた。
「見つけた。どこに行ってたんだよ。」
えっとえっと、こちらの方は……。
あああああ、もう、どうなってるんだー!!!
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という世界は、もちろんこの世のものではないですが。
(そして若干の願望が含まれておりますが。)
「もしも編集がなかったら」
って考えたら、もう考えるのも恐ろしくなってしまいました。
毎日目にするテレビ、新聞、本、雑誌はもちろん、お店のディスプレイも書店の書棚も、
ネットのニュースもまちも証券会社のポートフォーリオも。クローゼットの中も、人間関係も。
私たちは何らか編集されたものに囲まれ、そして編集をしています。
たくさんの情報を整理し、意味付けし、ときに組み合わせて新しい価値を生み出す。
様々なプロフェッショナルの知や力を集めて、最高のものをつくる。
ヒト、コト、モノがここまであふれるようになった今、
編集はもはや欠かせない存在になっています。
だけど、あまりに身近にあって無意識にやっていることもあるから、
その存在の大きさに気づかなかったりもするんですよね。
新しいものを創り出すことも、実はすでにあるものの意外な組み合わせだったりするし、
商品や情報を二次的に扱う立場の人がやっていることは編集そのもの。
編集が本やWebの閲覧者数を決め、編集が商品の売れ行きを決める。
編集が世界をつくっていると言っても過言ではありません。
今、そしてこれからの世界になくてはならない「編集」
では、その「編集する力」はどうやって高めることができるのでしょうか。
天狼院ではゲーテの編集長に就任された幻冬舎の二本柳陵介さんを特別顧問にお迎えして、
「編集部」を発足します。
実際の雑誌や本の編集を題材にしながら、
ライターとの関係づくりやタイトルのつけ方と言った具体的なスキルはもちろんのこと、
スーパー編集者と呼ばれる方の話を直接聞いたり実際に雑誌の編集に
取り組むなんてことができるのも天狼院編集部だからこそ。
いい人材はいつでも求めているということで、
もしかしたらその場で編集者の募集もしちゃうかもしれません。
まずは12月21日のキックオフで改めて、
「編集」とは何か、「編集」の未来について語り尽くしましょう!
(語り尽くせないかもしれませんが。)
ぜひお越しいただきたのはこんな方々ですが、知識や経験はなくても構いません。
・プロの編集者の方
・Webサイトの編集、店舗運営等、何らか編集に関わっている方
・編集者になりたい方
・編集者をもっと活用したいライターの方
「編集力」を自分の武器にしていきたい。そんな本気の方をお待ちしています。
<<天狼院編集部キックオフ>>
登壇者:二本柳陵介氏(株式会社幻冬舎 ゲーテ編集長)
三浦崇典(天狼院書店店主)
【概要】
日時:12月21日(月)19:30〜21:00
19:10 受付開始
19:30 開始
21:00 終了
定員:20名様
場所:天狼院STYLE表参道(渋谷区神宮前4-9-8 STYLE TOKYO friend’s home内)
参加費:3,000円/天狼院年間パスポートをお持ちの方2,000円
*本イベントはCLASS天狼院「プラチナクラス」の方は半額で参加できます。
【お申込方法】
「Peatix」による事前決済制
限定20名とお席に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
http://peatix.com/event/132884
【プロフィール】
二本柳 陵介(にほんやなぎ りょうすけ)
株式会社幻冬舎 ゲーテ編集長/編集者
学生時代から編集者を志し、集英社「メンズノンノ」等で編集アシスタント、ライターを経験。
その後、講談社「ホットドッグ・プレス」や、
ブランドムックの先駆けである「NIKE FOOTBALL」などの
編集をつとめる。2004年より幻冬舎。
現在は、雑誌「ゲーテ」「ヤング・ゲーテ」編集長。
他に、ゴルフ会員誌「アコーディア」、ゴルフ雑誌「グリーン・ゴーラ」、
池袋東武ワールドウォッチフェアのカタログなどを制作。
書籍では、ミリオンセラーとなった長谷部誠「心を整える。」、桑田真澄「心の野球」、
内田篤人「僕は自分が見たことしか信じない」「淡々黙々」、
中村俊輔「察知力」、岡崎慎司「鈍足バンザイ!」、
ケンタロウ「小林カレー」などがベストセラーに。
得意ジャンルは、スポーツ関連や時計。
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2015年9月12日 天狼院「天狼院STYLE表参道」がオープン致しました。
ファションブランド STYLE TOKYO friends’ home とのコラボ店。
皆様のお越しをお待ちしております。
ー「天狼院STYLE」とはー
天狼院の新しいブランド「天狼院STYLE」
このブランドは「自分のSTYLEを見つけることができる書店」というコンセプトで、様々な業態や他書店さんとコラボして新たな店舗を出していくブランドです。天狼院とコラボしたいというお店さんお待ちしております。
天狼院STYLE表参道 (STYLE TOKYO friends’ home内)
住所:東京都渋谷区神宮前4-9-8
時間:12:00〜20:00
【天狼院STYLE表参道へのお問い合わせ】
TEL:03-6914-3618
【天狼院公式Facebookページ】
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