TERNO-IN FESTA

社会人版・友達の見つけ方≪特派員みさきのイベントレポート≫


“reading life”を提唱する唯一の書店、天狼院書店。

本の世界を飛び出して様々なイベントを開催しています。その中にTENRO-IN FESTAという「本屋の飲み会」があり、コタツを囲んでスタッフとお客様で気楽に話しができるとあって、毎度たくさんのお客様にご参加いただいております。

大満足のTENRO-IN FESTA、9月も開催したいと思います!

しかも、今回は超特別に『酒肴ごよみ365日(誠文堂新光社)』とコラボいたします!!!!

手に取るだけ、覗き見るだけでお腹いっぱいになってしまいそうな、この本(はあ、本当に美味しそう)。こちらに紹介されているメニューをおつまみとして提供したいと思います。

美味しいおつまみとお酒、そして金曜日の夜。なんだか素敵な宵になる気がしませんか?

詳細はこちらです。

 

 

あなたには、友達が何人いますか?

 

わたしは、友達が少ない。

あんまり認めたくないけど、友達が少ない。

 

でも、なにかあったときに頼れる友達はいるし、一緒に旅行する友達もいる。

わたしの人生にとって大切なのは、友達の数なんかじゃなくて、友達との仲の深さだと思う。

 

お互いのことをどれだけ理解し合えるか、どれだけ心が豊かにできるか。

それがわたしの人生にとって大切なんだと、そう思っていた。

 

だから、SNSなんて相手にしていないと、心の片隅で叫ぶ。

他人の充実が垣間見えるfacebook、他人のどうでもいい日常を知らされるtwitter、他人のキラキラ生活を見せつけられるinstagram、わたしはSNSに左右されたくないと思う。

ネット上の架空のつながりじゃなくて、リアルな体験としてのつながりを求めているのだ。

そう、小学校のクラスのような関係……。

 

 

朝起きて、会社に行き、懸命に仕事をし、家に帰り、眠る。

この単調なサイクルを、人生で何回繰り返せばよいのだろうか。

出口の見えない毎日をただ茫然と過ごして良いのだろうか。

こんな疑問がふと頭の中をよぎる。

 

仕事が上手くいかなかったときや、気分転換をしたいとき、わたしは誰かに会いたくなる。

それは、会社の同僚でなく、家族や恋人でなく、友達でもないのだ。なんとなく。

黒歴史なんてないまっさらなわたしを認めてくれる、仕事でも趣味でもない気楽な話ができる、ちょっぴり刺激的で新しい発見がある誰かが良い。

まさに第三者に出会って、話をしたいのだ。

 

小学生のときは心地よかった。

30人ほどの教室に、様々なバックグラウンドの人がいて、学力も体力も好きなことも異なっていて、そして先入観がなかった。

幼さ故にクラスの一人ひとりが平等だった。誰かと喧嘩したって、いじめられたって他の人と話せばいい。親や先生というシェルターもあった。

そこまで仲が深くなくても、なんとなく話せる友達がたくさんいた。

 

もう一度、小学校のクラスのような集まりに行けたらいいのにと思う。

小さいけれど安心感のあるよりどころさえあれば、毎日自由に過ごせる気がする。

無茶なことを言ったって、変な妄想をしたって、「おもしろい、いいよね」って言ってくれる人がいれば良いのに。

 

なんなら、居酒屋みたいな場でも良い。

ヤケ酒をする場ではない。男女の出会いを求めて行く場ではない。

そこで出会った人と、少し酔った状態で明日のことなんて考えずに、美味しいツマミと美味しいお酒で楽しく話したい。

 

 

わたしは、ある書店でなんのしがらみもない、適度な距離感の友達に出会えた。

仕事のことも、恋愛も、過去のことも、そんなの関係なしに対等な関係で話せる友達に出会えたのだ。

それは偶然の出会いではなく、必然だった。

 

出会いの場は、本屋の飲み会

「えっ、どういうこと?」と、初めて聞いたとき私は思った。

「本屋の飲み会って、なに? カフェを併設している本屋はよく見るけど、飲み会をやっている本屋はどういうことなんだろう」

そう疑問をもったまま、なにか気になったので参加してみた。

まさに本屋の飲み会だった。これ以外言いようのない、本屋の飲み会だった。

 

本に出てくる料理やお酒が出てくるという場ではない、残念ながら。

あるのは、素朴だけど美味しいおつまみと、ビールやウイスキーなど一般的なもの。

でも、人が特別だった

飲み会に参加していたのは、普段の生活じゃ出会えない、年齢も職業も出身も趣味も違う、そんな人たち。みんな、純粋に飲み会を全力で楽しむためだけに来ていた。

上司に媚びへつらうでもなく、仲間の愚痴を言うわけでもなく、その場を目いっぱい楽しむ。そんな飲み会をしたのはいつぶりだろうか。わたしはお酒を飲むときでさえ、なにかにいつも束縛されていた気がする。

本屋だから本の話をするっていうわけではない。お酒を無理に勧められたり、商品を買わされたりすることもない。飲み会では他愛もない話をたくさんして、はたから見ると無駄なように思えるけれど、でもそれがわたしには必要だった。ちょっとした非日常を感じたかったんだと思う。

 

飲み会は2時間ほど。2時間はあっという間だった。笑っている間に過ぎていった。

2時間も話せば、その人の人となりが分かる。そして、友達になった。

まさに、第三者としての友達だった。大人になってできた、新しい友達。小学生の時に感じた高揚感が蘇る。

 

後日に本屋に行ったら、たまたま友達に出会った。

「あの時は楽しかったね、また飲み会に参加したいね」 笑顔で言葉を交わして別れた。

 

 

さて、わたしが生活にとらわれない友達を作れた本屋の飲み会は毎月開催されています。もちろんのこと今月も開催されます

日時は10/22(金)19:30~、場所は京都天狼院というところです。

わたしはこの本屋に救われたといっても過言ではありません。そして、いろんな方にこの飲み会を知ってほしい、参加してほしいです。

 

気になる方は以下をクリックしてみてください。店頭で待っています。

【関西 9/22(金)】月に一度の本屋の飲み会! TENRO-IN FESTA ×『酒肴ごよみ365日(誠文堂新光社)』 本の中のレシピが登場! 9月誕生日会もやります!どなたでもご参加歓迎!《お食事・飲み放題付き》

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
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