【10/22天狼院LIVE】どんな状況でも凛として美しく生きるための「女子の武士道」特別講義〜あなたの中に秘められた「凛として生きるためのDNA」を呼び覚まします〜
天狼院書店店主の三浦でございます。
致知出版社の編集小森さんより一冊の本を託されました。
その本の名を『女子の武士道』と言います。
なにせ、僕は男子ですし、最初は自分には関係のない本だと考えておりました。
ところが、読むほどに引き込まれていきました。
単に女子の道徳を説く本かと思えば、そこには思いがけないストーリーがありました。
ある種のカタルシスがありました。
本書は、明治生まれでサムライの家系に生まれ、武士の娘として育てられた著者のお祖母様を中心として描かれていくのですが、明治から昭和にかけての激動の歴史を背景に、事故、大震災、恐慌、戦争とあまたの困難に直面しながらも凛として背筋を伸ばし真実美しく生きていく女性の姿が投影されております。
僕は、そこに「日本の女子」を見ました。
理想の姿というよりか、おそらく、それは今めいいっぱいオシャレをして生きる若い女子たちの中にも必ず秘められているDNAのようなもので、何かのきっかけを得て、芽吹くものなのかもしれません。
思い出してください。
東日本大震災の際に、混乱する世の中で圧倒的に物資が足りない中でも、整然と列を作る日本人の姿を見たとき、我々日本人よりも世界がその姿に驚嘆しました。それは、ある意味、我々日本人にとっては当たり前のことだったからです。
しかし、それがなぜ当たり前のことなのか、僕らは真剣に考えてみたことがないのではないでしょうか。
この本の中には、その答えが込められています。
著者の石川真理子さんのお祖母様は、11歳にしてある事故に遭遇します。
その部分を本文から抜粋してみましょう。
それは農繁期のことです。大人たちがこぞって農作業に出てしまうため、祖母は子守を頼まれました。
ふたつになるかならないかの女の子を背負って庭に出た祖母は、請われるまま飛び石を飛んで女の子を喜ばせていました。その時、ふとした拍子にバランスを崩してしまったのです。
とっさに「怪我をさせてはいけない」という思いがめぐったのか、祖母は女の子をかばうように自分の背中にしっかりと押しつけ、前に手を突くことができないまま勢いよく倒れてしまったのです。悪いことに倒れ込んだ場所には植え込みがあり、そのひと枝が祖母の左目を突いたのでした。
普通なら反射的に目を閉じて瞼を傷つけるだけで済みそうなことです。それが、なぜ瞳を突き刺してしまったのでしょうか。自分の倒れ行く先が女の子を確かに守れる場所であるかどうか、間際まで目を見開いていたのでしょうか。
もしそうであるとするならば、祖母は自分を犠牲にして女の子を守ったことになります。
(中略)
けれど祖母は痛がるようすもなく立ち上がり、女の子を危ない目に合わせてしまったこと、繁忙期だというのに農作業を中断させてしまったことを詫びたのです。(本文p36より)
はたして、どうすればこのような子が育つのでしょうか。
本書を読み解いていくと、その答えが見えていきます。そこには『武士道』や『論語』などの精神がありました。
お祖母様は、左目を失いました。女子にとって顔に傷を負うことは人生にとって大きな痛手になります。しかし、とある男性と巡り合うことになります。
ところが、結婚した相手が遊び好きの女好き、絵に描いたような「放蕩息子」だったのです。
「信頼してかかろう」という祖母の決意も、にわかに揺らぎだしました。しかし、あんなに喜んでいた父母を悲しませるわけにはいきません。祖母は一人悩みました。
やがてふと気づいたのです。
「ああ、そうか、と思いましての。私はいつの間にか悪いところばかりを見るようになっていたことに気づいたんですよ。夫はふらふらしていますが、ともに過ごすときにはよくいろんなことを私に語って聞かせました。夢のようなことだ、バカバカしいと思えばそれまでです。でも、この人はなにやらおもしろいことをやって生きていきたいと切望しているのだ、それは悪いことではない、むしろ楽しいことではないか、とも思えるのです(後略)」(本文p68より)
やがて、その「放蕩息子」だった夫が活躍する時代がやってきます。
それが、痛快で面白い。ぜひ、本書を読んで、そのストーリーを体験して頂ければと思います。
この本は、激動の時代を生きた著者のお祖母様の人生ストーリーをトレースしながら、凛として生きるための「女子の武士道」を学ぶことができます。
思えば、天狼院LIVEに以前登壇いただいた、吉祥寺「小ざさ」の稲垣篤子さんも、しなやかで凛として美しい方です。昭和一桁台生まれ、またはそれ以前に生まれた人は、様々な困難を経て、そうして人物が磨かれていったのだろうと思います。
映画「サマーウォーズ」で大活躍してみせるおばあちゃんも凛として美しいですよね。
そして、凛とした美しさというものを、女性なら誰しも、身につけたいと思うのではないでしょうか。少なくとも、男子はそういう女性に惹かれてやまないのでございます。
なんと、今回、天狼院LIVEに『女子の武士道』の著者石川真理子さんをお迎えすることになりました。
お祖母様のことについて、そして、女子の武士道について、女性のあり方について、予定調和なしのスーパーLIVE方式で伺っていきたいと思います。
石川真理子さんのお話しを伺う中で、とくに女子の皆様は、ぜひ、秘められた「DNA」を呼び覚ましてください。そして、翌日より、より凛として美しく生きて頂ければと思います。
美しくありたいと思う女子の皆様は元より、男子の皆様もぜひ、参加頂ければと思います。
僕も、石川真理子さんのお話しをじっくり伺いたいと思います。
またとない機会になると思います。
乞うご期待でございます。
【概要】
日時:10月22日(水)
19:00 開場・受付開始
19:30 イベント開始
21:00 サイン会
21:30 閉会
定員:100名様
*定員になり次第、締め切らせて頂きます。
参加費:5,000円
*加えて『女子の武士道』(致知出版社)をご購入ください。事前にお買い求めの方は必ずお持ちください。
場所:アットビジネスセンター池袋駅前別館
http://abc-kaigishitsu.com/ikebukuro/
【プロフィール】
石川真理子(いしかわ・まりこ)
昭和41年東京都生まれ。12歳まで米沢藩士の末裔である祖母中心の家で、厳しくも愛情豊かに育つ。文化女子大学(現・文化学園大学)卒業。編集プロダクション勤務を経て結婚後はフリーライターとして活動。著書に『いまも生きる「武士道」』(講談社+α新書)『明治女が教えてくれたプライドのある生き方』(講談社)『新島八重 武家の女はまつげを濡らさない』(PHP研究所)などがある。
【お申込はFacebookページか問い合わせフォーム、もしくはお電話でもお受けします】
【10/22天狼院LIVE】どんな状況でも凛として美しく生きるための「女子の武士道」特別講義〜あなたの中に秘められた「凛として生きるためのDNA」を呼び覚まします〜Facebookイベントページ
TEL:03-6914-3618
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