【11月30日・手帳ラボ公式レポ】「意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本」著者・舘神龍彦さん 本屋ならではの面白すぎるワークショップ!
※舘神龍彦・著「意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)205ページより
こんにちは、手帳ラボマネージャー川代です。
11月30日、日曜日の手帳ラボは、「手帳のプロ」多数のメディアに取り上げられている舘神龍彦さん(詳しいプロフィールは下記)をお呼びして、手帳とはなんたるかをとことんディープに聞かせていただきました。
そもそも何故舘神さんをお呼びする話になったのかといえば、三週間前の手帳ラボで、こんな話題が出たのです。
「最近、また手帳のすごくいい本が出ましたね!」
「あ、舘神さんのですよね!私も買いました!」
手帳ラボはもともと、手帳好き・文房具好きの人が集まって、研究成果を発表する勉強会形式。手帳にも関心が強く、そして自分の時間管理を徹底されている方が多く集まるので、とにかくみなさん早い。マネージャーの私でもついていけないほど、情報が早いんです。常にアンテナをそこらじゅうに張り巡らしているので、何か面白いことがあるとすぐにここでも話題になります。新しい文房具が出て来たときなんかも、そう。文房具座談会なんかをすることもあるのですが、そのときも私はたくさんの情報量を頭に入れるのでいっぱいいっぱいです。それがおもしろいんですけれども。
で、そんなわけで、手帳ラボメンバーのみなさんはもちろん知ってらしたんですが、私は恥ずかしながら、舘神さんのことを存じ上げませんでした。
「舘神さんとはどなたですか?」
「とにかく手帳を研究してる方で、手帳の可能性をとことん広げている方です。すごく参考になる本たくさんありますよ」
とのこと。しかもなんと、私がインターン生として天狼院で働くようになる前に、偶然天狼院にいらしていたこともあるんだとか!!
「舘神さん、会いたい!トークイベントやってもらえないですかねえ」
うーん、とみんなで言っていたところ、店主の三浦とつながりがあることがわかり、これはお願いするしかない!!!!ということで、メッセージを送らせていただいたところ、快くOKしていただいたのでした。
***
さて、前置きが長くなりましたが、舘神さんのトークイベント、とにかく目からうろこの手帳術がどんどん出てきました!
今回は手帳ラボでも話題になった舘神さんの新刊、「意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本」をテキストとして、手帳とはなんたるか?基本のキをふりかえる貴重な会となりました。
まずこの新刊の内容を簡単にわかりやすく説明していただきました。
この本には手帳の選び方、使い方、そして達人の手帳術が紹介されているのですが、なんといっても一番特徴的なのは、第4章。「人生の可能性を拡張する」というテーマ。
多くの方はこう考えられるでしょうか。
「手帳の本で、人生の可能性を拡張する???」
はてなマークがたくさん浮かんでしまうんじゃないかと思います。
けれど舘神さんいわく、これこそが一番重要なポイント。
つまり、手帳とは、簡単に言ってしまえばスケジュール管理をして、予定をたてて、日記をつけるだけのツールと思いがちだけれど、ちゃんと自分に合った使い方をすれば、自分のアンテナをあちらこちらに張り巡らして、なりたい自分により近づくための最強のツールに出来るのです。
手帳を自分の分身のように使いこなすことで、自分のデータベースが出来上がるだけではなく、潜在的に心が何を求めているのかを理解することができるようになる。
それを実際に体験するべく行ったのが、天狼院でしかできないワークショップ。
ここで舘神さんに用意していただいたプリントの登場です(上記画像参照)。
手帳を使いこなしたい、と思う裏には、うまく時間を管理したい、仕事をうまくいかせたい、プライベートと仕事の時間をちゃんと両立させたい、と焦る感情があるはずですが、そもそも時間を無駄にしている、やるべきことができない・・・という欠点のみを解決しようと思っても、なかなか簡単にはいかない。
というのも、このグラフにあるように、時間術を解決するよりもずっと前に、心身、環境、道具、コミュニケーション術・・・と、つまずく要因があるのかもしれない、と疑ってみると、自分を深い部分から変えていくことができるかもしれない。
そして幸い今回は天狼院でのイベント。天狼院は本屋で、本がたくさんある。だから、このカテゴリーの中で、自分に足りないと思うものは何か?今自分に必要だと思う本を選んで発表してみましょう、というワークショップを、後半に行いました!
さまざまなイベントを天狼院ではやってきましたが、「自分に足りないと思う要素がある本を選ぶ」という試みははじめて。参加者の方々も思い思いに本を選んでらっしゃいました。
自己肯定感が低いので、ありのままの自分を認めよう、という自己啓発本を選ぶ方もいれば、
知識が足りないので企業がどうすれば成功するか、といったビジネス本を選んだ方も。
教養を身に着けたいので、とリベラルアーツの棚に手を伸ばす方もいれば、
単純に今この本が読みたい!!と小説や旅行本を紹介してくださる方もいました。
「ファナティック読書会」など好きな本を紹介し合う、という形のイベントは多かったのですが、「直感で今読みたい本をこの場で選ぶ!」というのはやったことがなかったので、とても多くの発見がありました。
手帳というたってひとつのツールを通して、こうも見える世界を広がるとは、思ってもみませんでした。あらためて、手帳の可能性を感じさせていただきました!
舘神龍彦さん、どうもありがとうございました!
*講師プロフィール*
舘神龍彦。
手帳評論家・デジアナリスト
(株)アスキー勤務を経て、ライター/編集者。最近では、手帳/文具メーカーのお手伝い・コンサルティングなどもさせていただいています。
以下の著作に加え、文具開発、作詞作曲・歌唱・振り付けなど
○著作
『意外と誰も教えてくれない手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
では、書籍として初めてスマホ対応記入式ワークシートを採用。ビジネス書初=世界初です。
『使える!手帳術』(日本経済新聞出版社)『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)は、発売直後に重版。台湾での翻訳出版も決定。
その他の著書に『システム手帳新入門!』(岩波書店)『くらべて選ぶ手帳の図鑑』『アイデアを生むデジアナ道具術』(枻出版社)。『手帳進化論』(PHPビジネス新書)『システム手帳の極意』(技術評論社)『仕事のパソコン再入門』(光文社新書)『パソコンでムダに忙しくならない50の方法』(岩波書店)『パソコンライフノート』(ローカス)『マックのアイデア発想法』(共著 毎日コミュニケーションズ)『自分でできるExcel2002ていばん実例集』(新星出版社)など。
○電子書籍
『手帳術って何だ』(高畑正幸、納富康邦氏との鼎談 ステイショナー)
『文具を読む・文房具を読む 老舗ブランド篇』『文具を読む・文房具を読む 新興ブランド篇』(いずれもITメディア)
○メディア出演
手帳/パソコン関連記事を『日経ビジネスアソシエ』『ビジネスアスキー』『The21』『プレジデント』『AERA』『週刊プレイボーイ』『SPA!』など各種雑誌に寄稿。
手帳関連では、朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞などに寄稿、コメント。
テレビ・ラジオ出演も多数
テレビ:NHK大阪放送局、BS日本テレビ、NHK教育テレビ「めざせ!会社の星」に出演。フジテレビでもコメント。日本テレビ「Zip!」テレビ朝日「やじうまテレビ」「お願いランキング」「マツコの知らない世界」(TBS)では、手帳評論家として各種手帳を紹介。
ラジオ:NHK第一、TOKYOFM、ベイFM、J-WAVE、FM富士、FM横浜などの各FM局、TBSラジオなどのAM局にも出演、コメントしている。
【天狼院書店へのお問い合わせ】
TEL:03-6914-3618
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