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メディアグランプリ

ベイスターズ山崎康晃は私のPanasonicレッツノートと思える話

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:羽様 洋一(ライティング・ゼミ 冬休み集中コース)
 
 

「ヤバい、壊れたかもしれない。」
 
 
この言葉を何度発したかわからない。
 
 
朝の通勤ラッシュ、対面から来る体格の良い男性とすれ違い時に鞄を持っていかれパソコンを落としてしまった時。
 
 
仕事のプレゼン中に、パソコンの電源コードにつまずいて机からパソコンを落としてしまった時。
 
 
帰り道に歩道を歩いていたら、走ってきた自転車に当て逃げされ、パソコンを落としてしまった時。
 
 
落ちたパソコンを拾い、電源スイッチを恐る恐る入れる。
この瞬間は、いつも毎回ドキドキである。
 
 
「壊れていたらどうしよう」
 
 
「修理に出せば治るのか、新品を買わないといけないのか」
 
 
いろいろなことが頭をめぐり不安になる。
 
 
しかし、見慣れたいつの起動画面を見ると、その不安はすぐに打ち消され、「今日も俺のPanasonicのレッツノートは一味違うぜ!」そう呟いてホットするのだ。
 
 
レッツノートの価格はノートパソコンの中でも高価な部類に入る。しかし、落としても壊れない堅牢な設計、キーボードの打ちやすさ、長時間の使用に耐える電池のスタミナ、持ち運びやすい軽さ、処理速度の速さなど、メリットがたくさんある。そのコストパフォーマンスは素晴らしい。2009年度には、1996年の発売からの性能の進化と共に操作性にもこだわりからグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞し、2019年度に一般・公共用情報機器の分類でグッドデザイン賞も受賞している。つまり、世の中の評価も高い証拠である。
 
 
この感覚って何かと似ていないか。
 
 
久々に机から落としたパソコンを拾い、無事に起動画面を確認した直後にふと感じたことである。
 
 
そうだ。横浜DeNAベイスターズの投手、山崎康晃のピッチングだ。
 
 
横浜DeNAベイスターズは勝っていれば、勝利目前の9回に山崎の登場からマウンドに向かうまでの間Kernkraft 400のZombie Nationがベイスターズファンに歌われ、 スタジアム中のベイスターズファンがジャンプする。そして、曲のリズムに合わせて「ヤ・ス・ア・キ!」とコールがするのが名物になっている。
 
 
「がんばれ、がんばれ、ヤスアキ!」
 
 
「今日は無事に抑えてくれ、ヤスアキ!」
 
 
こんな言葉を心で繰り返す。登板する試合では、祈るように彼の1球、1球の投球を注目し、見守るのだ。そして、この祈りが届いたように彼は渾身のボールで打者を抑え、チームを勝ちに導く。ここ数年、こんな試合を球場で、テレビの前で何度も見てきた。
 
 
この光景がレッツノートを落とした時の感覚に似ていると感じたのだ。
 
 
山崎康晃は2015年に入団し、1年目から勝ち試合の最後に投げる抑えというポジションを5年間続け、最多セーブ投手という抑えの投手のタイトルを2018年と2019年に2年連続で獲得している。まさに日本屈指の安定している投手である。
 
 
しかし、この山崎は、僅差の競った試合に登板するにも関わらず、ヒットやフォアボールでランナーを出してしまうことがよくある。
そして、そこから粘り強く打者と戦い、ギリギリの所で最後は勝利する。
 
 
さっきまでの手に汗握る興奮から、「よし、今日もヤスアキが抑えて勝った」そう呟いてホットするのだ。
 
 
レッツノートと山崎の共通点はこれだけにとどまらない。
 
 
それは「仕事を止めないこと」がレッツノートのこだわり、「いつも勝ち試合で投げられること」が山崎のこだわりである。いつも動いて当たり前、やって当たり前、ユーザーから、周囲から、求められる水準は高い。でも、時間をかけて淡々と要求や仕事をこなし、信頼と実績を積み重ねてきた。だからどちらも自分にとって誇れるものだし、愛着も抜群なのである。
 
 
この原稿を書いているパソコンはレッツノートの2015年に購入した2015年モデルである。ヤスアキのデビューも2015年。運命を感じられずにはいられない。
 
 
今年は密かな夢がある。
 
 
このパソコンも今年で6年目。よく落としていることもあり、そろそろ買い替えを考える時期にきている。そして、ヤスアキも昨年末に大リーグ挑戦の意向を表明した。愛着のあるこの二つにはもう時間がないのだ。
 
 
だからこそ、この運命のパソコンと別れる前に、ヤスアキが大リーグに挑戦する前に、今年の秋に横浜DeNAベイスターズのセリーグ優勝と日本一の原稿を書きたい。
 
 
「横浜DeNAベイスターズ、ありがとう!」
 
 
「ヤスアキ、ありがとう!」
 
 
そして、このレッツノートに伝えたい。
 
 
「ここまで耐えて、動いてくれてありがとう!」
 
 
こう書いて、ベイスターズへの愛着、ヤスアキへの愛着、そして、このパソコンへの愛着を綴り、このパソコン最後の仕事になることを望んでいる。
 
 
果たして、この夢は叶うのだろうか。

 
 
 
 
***
 
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2020-01-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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